室町の覇者 足利義満 [読書全般]
昨夜から今朝にかけて録画したアニメがどっさり。ところで「ウマ娘」は第1シーズンと同じでただ競走馬の名前のついた女の子が走ったり歌うたりしているだけやったんで、第1シーズン同様、もう見るのをやめることにした。スマホゲームのアニメ化はええけど、もう少しちゃんとしたストーリーが欲しいなあ。まあ、ゲームの宣伝という事やと思うので、ゲームをしたいと思わん私には何の効果もなかったという事で。
昼食後は午睡し、夕刻、内科に行く。特に大きな変化もなかったんで、いつもの薬を処方してもらう。
帰宅後、しばらく社説のダウンロードや読書など。ものかき関係のお手伝いの仕事が入っているので、そちらも始める。夕食後も読書やらものかき関係のお手伝いやら。明日もものかき手伝いをがしがしと進めていかんとね。
桃崎有一郎「室町の覇者 足利義満――朝廷と幕府はいかに統一されたか」(ちくま新書)読了。室町幕府三代将軍足利義満という人物がいかに歴史上まれに見る異形の存在やったか。本書は室町幕府の成立時から抱えていた問題、そして、義満の後継者たち、四代義持、五代義教がどう義満の事業を受け継いだか、あるいは受け継がなかったかを、多岐にわたる文献を駆使しながら述べていく。いやはや、本書を読めば、義満という人物が幕府も朝廷も超えた異世界を作り上げ、そこでチート能力を発揮していたという、独自の知見が明らかになる。むろん、研究者によって文献の読み方は変わるんやろうけれど、本書は実に刺激的。「北山文化」なるものは実は義満の世界の中だけで完結したものやったとか、非常に驚かされる内容で、「嘉吉の乱」についても以前読んだ渡邊大門「嘉吉の乱」(ちくま新書)が赤松氏という将軍暗殺の側からの視点で書かれているのに対し、本書では幕府と朝廷の関係など大きな視点でとらえていて、説得力があった。室町幕府の抱える問題は、「観応の擾乱」に始まる将軍家の兄弟の権力争いが代々繰り返されていて、それが幕府の弱体化につながったことや、幕府と朝廷(南北朝問題も含む)や公卿の関係の複雑さなど、鎌倉幕府や江戸幕府との比較などで示したりと、実に興味深く読めた一冊。関東に関しての記述まで手がまわらなんだので、そこらは簡単な記述に終わっているけれど、そこらはまた別の本で確認していこう。ますます室町時代について興味がわいてきたぞ。
昼食後は午睡し、夕刻、内科に行く。特に大きな変化もなかったんで、いつもの薬を処方してもらう。
帰宅後、しばらく社説のダウンロードや読書など。ものかき関係のお手伝いの仕事が入っているので、そちらも始める。夕食後も読書やらものかき関係のお手伝いやら。明日もものかき手伝いをがしがしと進めていかんとね。
桃崎有一郎「室町の覇者 足利義満――朝廷と幕府はいかに統一されたか」(ちくま新書)読了。室町幕府三代将軍足利義満という人物がいかに歴史上まれに見る異形の存在やったか。本書は室町幕府の成立時から抱えていた問題、そして、義満の後継者たち、四代義持、五代義教がどう義満の事業を受け継いだか、あるいは受け継がなかったかを、多岐にわたる文献を駆使しながら述べていく。いやはや、本書を読めば、義満という人物が幕府も朝廷も超えた異世界を作り上げ、そこでチート能力を発揮していたという、独自の知見が明らかになる。むろん、研究者によって文献の読み方は変わるんやろうけれど、本書は実に刺激的。「北山文化」なるものは実は義満の世界の中だけで完結したものやったとか、非常に驚かされる内容で、「嘉吉の乱」についても以前読んだ渡邊大門「嘉吉の乱」(ちくま新書)が赤松氏という将軍暗殺の側からの視点で書かれているのに対し、本書では幕府と朝廷の関係など大きな視点でとらえていて、説得力があった。室町幕府の抱える問題は、「観応の擾乱」に始まる将軍家の兄弟の権力争いが代々繰り返されていて、それが幕府の弱体化につながったことや、幕府と朝廷(南北朝問題も含む)や公卿の関係の複雑さなど、鎌倉幕府や江戸幕府との比較などで示したりと、実に興味深く読めた一冊。関東に関しての記述まで手がまわらなんだので、そこらは簡単な記述に終わっているけれど、そこらはまた別の本で確認していこう。ますます室町時代について興味がわいてきたぞ。
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