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烏の緑羽 [読書全般]

 今日は文化の日の振り替え休日。例によって、朝から昨夜録画した深夜アニメを見たり、3回分ためていたアニメ「撫物語」を一気に見たり。昼食後、午睡。夕刻起き、妻とおしゃべりをし、スマホでブルックナー作曲「交響曲第4番“ロマンティック”」の第1楽章冒頭の聴き比べをしたり(朝比奈、カラヤン、チェリビダッケ、ネルソンス、ネゼ=セガン)、ネゼ=セガンのベートーヴェン作曲「交響曲第5番“運命”」の第4楽章を聴いたりしながら、社説のダウンロードをしたりして過ごす。昨日でプロ野球は全日程が終了。そのかわり食後はまた妻と昔の給食の話などをして過ごす。
 夕食後、読書。途中でやめるつもりが、あまりに面白くて最後まで読んでしまう。明日から2日間だけ勤務。また4連休。月曜日の祝日が多いので、自然とこうなる。これでいいのかと思わんでもないけれど、カレンダーがそうなっているんやからねえ。
 阿部智里「烏の緑羽 八咫烏シリーズ9」(文春文庫)読了。意外に早く文庫化されたので、ありがたい。本巻ではまた時間軸が戻り、長束の側近である路近にまつわる物語。路近の生い立ちや、それにまつわる人々の物語が綴られる。谷間の人々や、宮烏の意識、運命に翻弄される翠寛の思い。それらが前巻につながっていくあたり、作者の頭の中に「八咫烏シリーズ」で起きていることがすべて実際のことのように入っているんやという事がわかる。そうでなければ、これだけ構成のしっかりしたシリーズにはならんのやろう。特に本巻で大きく変わるのは長束のものの見方、考え方。そして物語は宮烏たちの思惑を越えようとしていることが示唆されて、次巻「望月の烏」へつながっていく。次巻が文庫化されるまでたぶん2年以上かかると思うけれど、単行本をいきなり買うという事はせず、それまで辛抱しましょう。私の頭がしっかりしているうちに完結してくれたらと、今はそれを望むばかり。
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