クローディアの秘密 [読書全般]
今日は始業式。インフルエンザの流行もあり、昨年末の終業式と同様、教室で放送を聞くという形で行われる。で、2時間目から通常授業。出勤2日目でいきなり3時間の授業。そして出欠入力は新システムに切り替えのため、その手順をマニュアルを見ながら行うなどちょっとてこずる。そらまあ疲れますわなあ。
定時に退出し、梅田で書店に寄ったりしてから帰宅。しばらく読書。夕食後は社説のダウンロードなど。なぜかスマホがネットに接続しにくくなっていて難渋する。気がつけば寝落ち。そらまあ疲れてますからなあ。
明日からまた休みが続く。それもあってよけいに緊張感が切れて疲れがどっと出たか。
E.L.カニグズバーグ/松永ふみ子・訳「クローディアの秘密」(岩波少年文庫)読了。1970年代に書かれた児童書。あと少しで12歳になる少女クローディアと9歳の弟ジェイミーは綿密な計画を立てて家出を決行。ニューヨークのメトロポリタン美術館に潜り込み、そこで寝泊まりをすること1週間。おりしも美術館ではミケランジェロの作かもしれないという天使像が大人気。クローディアとジェイミーの姉弟はその天使像の秘密を探り始める。そしてついにその天使像をオークションに出品した老婦人のもとへ……という話。子どもたち2人の、大人から見たら無謀な、しかし彼女たちにとってはワクワクするような冒険の日々が綴られる。大人にしたらあっという間の1週間やけれど、子どもたちにとっては濃密な1週間。そのわくわくする日々を聞きたがる老婦人の存在は、読んでいる自分にも重なる。そう、子ども時代に読んでいたとしたら、全く読み方が変わっていたことやろう。「秘密」を持つことのワクワクする気持ちを持つ少女たちと、それを見守りながらもそのワクワクを知りたい老婦人の対比が、本書をただの子どもたちのいたずらに終わらせないものにしている。失われつつある童心を思い起こさせてくれる、おっさんとしてはなんか気持ちのよい佳作。作者のほかの作品も岩波少年文庫から刊行されていたんやけれど、残念ながら本作以外は絶版。執筆当時、子どもを育てている真っ最中の若い母親やった作者が、他にもどんなものを書いているのか興味深かったんやけれど、わざわざ古本を探して読もうかというほどの気持ちにまではなれんなあ。それでも子どもたちの冒険心を肯定する作者の視線は読んでいて心地よかったね。
定時に退出し、梅田で書店に寄ったりしてから帰宅。しばらく読書。夕食後は社説のダウンロードなど。なぜかスマホがネットに接続しにくくなっていて難渋する。気がつけば寝落ち。そらまあ疲れてますからなあ。
明日からまた休みが続く。それもあってよけいに緊張感が切れて疲れがどっと出たか。
E.L.カニグズバーグ/松永ふみ子・訳「クローディアの秘密」(岩波少年文庫)読了。1970年代に書かれた児童書。あと少しで12歳になる少女クローディアと9歳の弟ジェイミーは綿密な計画を立てて家出を決行。ニューヨークのメトロポリタン美術館に潜り込み、そこで寝泊まりをすること1週間。おりしも美術館ではミケランジェロの作かもしれないという天使像が大人気。クローディアとジェイミーの姉弟はその天使像の秘密を探り始める。そしてついにその天使像をオークションに出品した老婦人のもとへ……という話。子どもたち2人の、大人から見たら無謀な、しかし彼女たちにとってはワクワクするような冒険の日々が綴られる。大人にしたらあっという間の1週間やけれど、子どもたちにとっては濃密な1週間。そのわくわくする日々を聞きたがる老婦人の存在は、読んでいる自分にも重なる。そう、子ども時代に読んでいたとしたら、全く読み方が変わっていたことやろう。「秘密」を持つことのワクワクする気持ちを持つ少女たちと、それを見守りながらもそのワクワクを知りたい老婦人の対比が、本書をただの子どもたちのいたずらに終わらせないものにしている。失われつつある童心を思い起こさせてくれる、おっさんとしてはなんか気持ちのよい佳作。作者のほかの作品も岩波少年文庫から刊行されていたんやけれど、残念ながら本作以外は絶版。執筆当時、子どもを育てている真っ最中の若い母親やった作者が、他にもどんなものを書いているのか興味深かったんやけれど、わざわざ古本を探して読もうかというほどの気持ちにまではなれんなあ。それでも子どもたちの冒険心を肯定する作者の視線は読んでいて心地よかったね。
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