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ソロモンの偽証4 第II部決意 下 [読書全般]

 今日も冷える冷える。朝から昨夜録画した深夜アニメを見たり、朝に録画した「題名のない音楽会」を見たり。10時前にネットにつないで「チケット大相撲」のサイトにアクセスするけれど、常にアクセスが混んでいてつながらず。40分ほど繰り返し、結局つながったときには前売り券は完売。新横綱誕生ということで殺到したんやろう。こういうのは稀勢の里の新横綱の場所以来。あの時は当日券を手に入れるためにかなり早くから雨の中、体育館まえに並んだんやけれど、さて、この年になるとその体力があるか。それより、当日券の販売があるのか。前売り券だけしか販売せんのやったら、今年は年に一度の楽しみがなくなることになる。当日券があるかどうかは相撲協会のサイトで確認するしかないか。
 昼前に出かけ、月例の京都の医者行き。駅から出たら、積雪の跡がある。やっぱり京都は雪が降ったんやなあ。診療が終わって調剤薬局で薬を買うと、外は雪が吹き降り。寒い。電車で母の入っている施設に行く。やはり地面は積雪。歩いているうちに粉雪が舞い始める。面会終了後、施設を出たらボタン雪がかなり強く降っていた。ダウンパーカーのフードをかぶる。かなりましになった。駅まで歩くのが辛い。阪急の特急で帰阪。帰宅してすぐに布団にもぐりこむ。そのまま読書。キムチ鍋の夕食後は、またも布団にもぐりこみ、社説のダウンロードやら読書やら。
 いやしかしこの寒さ、相撲のチケットをとれずに傷心の身には追い打ちをかけられてるみたいで辛かった。
 宮部みゆき「ソロモンの偽証4 第II部決意 下」(新潮文庫)読了。藤野涼子と神原和彦の証人集めは続く。被告人の大出俊二の子分たちはそれぞれに意志を持って動き出し、仲間割れの末に傷害事件沙汰になる。また、大出の父が逮捕され、大出は混乱。そして告発書をテレビ局に送り付けた人物が判明。中学生たちだけの間と思っていたことが、だんだんと大人の世界に広がり、まだ中学生である涼子たちは常に限界を感じながらも証拠をそれぞれ固めていき、いよいよ開廷直前に……という話。本書では、神原和彦がなぜこの「課外活動」に参加しようとしたのか、野田健一はなぜ弁護人の助手を引き受ける気になったのかなど、裁判に参加する者たちの揺れ動く心情と隠された謎が次々と描かれる。本巻では特に大人の世界と中学生たちの世界がぶつかり合う様子がくっきりと浮かび上がっていく。裁判を開廷するまでの準備などもていねいに綴られているのが、本巻でもこの小説にリアリティを与える。「中学生裁判」というかなり無理のある設定なのに、それを突飛なアイデアとは思わせないところが見事。さて、次巻からはいよいよ裁判になる。涼子や和彦はどれだけ真実に迫れるのか。裁判の過程でどのようなことが明らかになっていくのか、徹夜してでも読みたくなってしまうのであります。さすがに徹夜はしませんがね。
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