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ゴディバには負けない [日常生活]

 ホワイトデーですよ。たとえ「義理チョコ」でも「先チョコ」でも「ついでチョコ」でもお返しするのが日本の贈答の儀礼ですよ。「義理チョコ」ならばちゃんとお返しをして義理を果たさねばならんのですよ。というわけで、障害児交流サークルの生徒たちからチョコをいただいた顧問教員一同で出し合いをし、私がじゃんけんで負けて買出しに行ったですよ。近くのスーパーでケーキやクッキーの詰め合わせを買いましたよ。
 それはそれとして、妻からいただいた愛情がこもったチョコレートには、それに負けんくらい大きな愛情をこめてお返しをせねばならんですよ。なにしろいただいたのがゴディバのチョコレートやからね。たとえそれがロスの免税店で購入されたまま10ヶ月間、行くあてもなく、しかし家でばくばく食べるにはちょっともったいないので私にも見えるところに置いてあったチョコであっても、ゴディバはゴディバですよ。これ以上高価なチョコはなかなかみつからんというゴディバですよ。ハイソなお嬢様御用達のゴディバですよ。これに対抗するお返しはそう簡単には見つからんよ。コンビニでそれらしく包装してあって、明日になったら何割か安くなってしまうような代物では対抗でけんですよ。
 というわけで、コンビニで菓子の棚を睨みながら熟考すること十数秒。見つけたね。日本にもすばらしいブランド品のチョコがあるぞ。
 私は悩むことなくその品を手にとりカゴに入れた。そのブランドとは。
「チロルチョコレート」!
 たとえ大きさは変わっても、「チロルは10円」を貫き通し、お子様からお年寄りにまで全国津々浦々で抜群の知名度を誇る、あの「チロルチョコレート」ですよ。しかも私が手にとったのは「30個入りバラエティパック・新製品ミルクもち入り」という豪華なセットですよ。「新製品ミルクもち」は、なんとほんまもんのおもちをホワイトチョコレートでコーティングしてあるという(しかも形はちゃんとチロルチョコ)驚きの逸品。たとえ一袋の価格がゴディバのチョコレート一粒よりも安価やったとしても、与えるインパクトのでかさでは負けてへんぞ。
 というわけで、妻は「新製品ミルクもち」や「いちごチロル」などをさっそく賞味し、その味を堪能したのでありました。
 ゴディバなんかには負けへんぞ。日本には「チロル」がある! ゴディバとチロルを比較して価格だけでチロルをせせら笑うものは哀れである。チロルと「Yamayoshiポテトチップス」ほど味のバリエーションの豊かなものはないのである。開発担当者の素敵な遊び心を理解でけん者は、心貧しき輩といわねばなるまい。もち入りのホワイトチョコてなもんを実際に商品化してしまうんやぞ。しかもこれがけっこううまいときた。いずれあんこをチョコでくるみながらそれでも見事にうまいというような新製品が現れたとしても、私は驚かんね。


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