首相は強行採決がお好き? [時事ネタ]
私は憲法に一切手を触れてはいかんとは思うてへん。というか、明らかな間違いや矛盾や重複した条文に関してはちゃんと改定したらええと思うてはいる。ただし、しっかりと国会で議論を尽くしてからやないといかん。なにしろ憲法ですからね。法律の中の法律ですからね。それがたとえ改定の手続きに関する細則みたいな法律であっても、憲法については議論し過ぎるということはないやろう。
反対意見があれば、それに耳を傾けながら法案を修正し、なるべく大多数の賛成を得て成立されたものなら納得できるし、民主主義の本旨はそこにあると考えている。
これは「教育の憲法」たる「教育基本法」でもそうやったけれど、ものごとの根本にかかわる重大な決定を必ず「強行採決による法案成立」で処理するかねえ、しんぞう首相。
その理由について考えてみた。
・ 単にいらちやから。時間が長引きそうになったらイーッとなってやけみたいに強行採決をする。
・ 実は不治の難病にかかっていて、余命半年と医師に宣告されたので。生きているうちになんとかしたいと思うている。
・ 内閣の寿命がつきかけているから。どうせ9月には参議院議員選挙で惨敗して首相の座からすべりおちてしまうんやから、今権力のあるうちにやりたい放題やってしまえ、という心境なのですね。
・ 強行採決が好きやから。強行採決をするたびに「与党はこれだけ議席を持っているんだ、嬉しいなあ」という快感にひたりたいというわけ。
・ 岸信介がやったから。彼の政治の手本はすべて祖父なのでしょう。
どんな理由やったとしても、憲法関係の法律を強行採決で決めるのはやっぱりあかんでしょう。そんなに急いで憲法を変えなならんほど、日本国が危機に瀕しているようには見えんのですけどね。やっぱり強行採決が好きなんやろうか。この調子で憲法改定の本会議でも強行採決するんと違うか。
4月15日(日)はたちよみの会です。ご参加お待ちしています。