オオアリクイの殺人 [トリビア]
読書感想文「『悩み』の正体」(香山リカ)を新規更新しました。
今日はたちよみの会例会で、久しぶりに古参会員のY氏が参加してくれた。相撲の話題や仕事の話などをする。こうやって忘れず来てくれることが嬉しい。書店への移動時には京大SF研から2名来てくれた。「京都SFフェスティバル」にえらい大物ゲストを呼ぼうとしているのに、それほどの大物とは思うてなんだらしく、そのことを告げておく。少しは先達らしきアドバイスもするんである。
昨日の夕刊に「オオアリクイが人を殺傷した」という記事があると妻に教えてもろうた。おおお、ということは、一時ネット上で話題になった「夫がオオアリクイに殺されてから……」というスパムメールはそう馬鹿げたものやないんやなあ。
確かあのスパムは「夫が海外出張に行った先でオオアリクイに殺されてしまい、独り身になって寂しい私の相手になってほしい」という未亡人が書いたという設定のもので、オオアリクイに殺されるというシチュエーションが他のスパムとはかなり異質なんで話題になったはずやけれど、「オオアリクイに殺されるかねえ」などと話題にしていたことやった。
いやいや、殺されるんですよ。かなり長い爪で、これで一撃されると死に至ることもあるんやそうですな。すごいのは、そのことをちゃんと知っていて、それを愚にもつかぬ出会い系サイトの誘導メールに使用したというスパムの書き手ですわ。そういう知識を生かす道は他になかったんか。もっとも、あれ以降そういうすごいスパムはこなくなったんで(大塚たまきさんはあいかわらず熱心に女性を紹介してくれるけれど)、もしかしたらその知識を生かせる道を他に見つけたのかもしれんね。
そんな他人のことを心配してどうするといわれたらそれまでなんですけど。
オオアリクイに実際に人が殺されたという記事を見つけた妻は、実はそのスパムについてはまったく知らなんだらしく、私が「おお、オオアリクイはほんまに人を殺すんか」と過剰に反応したら、きょとんとしていた。まあ普通そんなことで感慨深げな反応を示す奴はおらんわな。