関西弁の演技 [テレビ全般]
関西弁というのはイントネーションの言語やというのは、「関西弁講義」という本で考察されているけれど、例えばアニメやドラマで関西弁を話す役が出てきたときに、演じる役者が関西育ちかどうかはセリフのイントネーションでだいたいわかる。「ラブ・コン」というアニメは大阪が舞台の恋愛漫画が原作なんやけれど、主役の岡村明美さんはようがんばっているけれどもやっぱりイントネーションが変や。プロフィールを見ると、東京の人やねんな。他のキャストはほとんどを関西出身者で固めているのに、なんで主役だけとか思うけれど、まあ彼女は演技力でカバーしているので引っかかりはするけど気にはならん。
関東の人の「大阪弁」は、変なところにアクセントを置いたしゃべり方になっていることが多く、つまりふだんアクセント言語を操っているから、つい「大阪弁」もアクセントの変化でそれらしく発音しようとするんやろうね。
私が一番感心したのはNHKの朝ドラ「てるてる家族」で主演した石原さとみちゃんで、私はてっきりネイティヴの関西人やないかと思うたぞ。東京出身とわかってほんまに驚いた。おそらく彼女は非常に音感がよく、耳で関西弁の「音階」をとらえることができたんやないやろうか。もしかしたら、ものすごく歌もうまいのかもしれん。一度彼女の歌を聞いてみたいものでありますね。