絶叫マシンの悲劇 [時事ネタ]
愛すれどTigers「ダメ虎復活?あえなく7連敗」を新規更新しました。
5月5日に起こったエキスポランドの「風神雷神II」の事故でぞっとしたことが2つある。ひとつは、4月末の遠足で、私の受け持っている障害児の所属しているクラスがエキスポランドに行っていたということ。わずか1週間くらいの違いで、事故にあわずにすんだんやけれど、被害者になっていた可能性もあったんやと思うと、背筋に寒いものが走る。また、事故の2日前には万博記念公園で「新歓ハイク」を行っていたということ。せっかく準備を重ねて地域の小中学生も交えて楽しんでいて、そこで少し位置は離れているとはいえそういう大惨事が起こっていたら、私たちのイベントにも何らかの影響があったんやないやろうか。これはぞっとするというよりもたまたま運がよかったと胸をなでおろすほかない。
絶叫マシンには、私は乗らへん。あれに乗っている様子を見ながら、「ここでボルトが1本外れたら大変なことになるのに、みんな平気でよう乗ってるなあ」といつも思うていたからです。つまり、私は遊園地の整備というものに対して絶対の信頼を持ってなんだわけですね。ひとつ間違うと死んでしまうかもしれんというような機械に身を預けるなんて、ようせんのです。
それにしても、あらゆるものとの信頼関係がどんどん壊されていくなあ。エキスポランドはこのままいったら廃園にもなりかねんな。こういう時は、なんかゆるーい印象のある「ひらかたパーク」の方が繁盛するんやなかろうか。
もっとも一番ぞっとするのは、ディズニーランドやユニバーサルスタジオに対抗する手段が、絶叫マシンの過激化しかないという事実なんやけどね。現代人はこういう刹那的な快楽でしかストレスを発散でけんようになっているのかと思うと、ねえ。