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KBS京都賛 [テレビ全般]

 今日もHDDレコーダーに録画したまま見てなかった番組をひたすら見まくる。
 UHFのKBS京都というのは非常に不思議な局で、いきなり早朝アニメに「ガンバの冒険」や「おジャ魔女どれみ」を放送したかと思うと、「新春狂言」では、NHKではまずプログラムに入れないやろうと思われる珍しい演目を放送したりする。VHF局でもやらなんだ「スタートレック」シリーズをやったかと思うと、「冬ソナ」以前から韓国ドラマを買い付けて放送しているし、最近では台湾ドラマに力を入れている。
 SFファンダム出身の方が企画をしたりしているということは個人的には知ってるんやけれど、それを許してしまう局の上層部の方たちの大胆さにも感心させられる。「イトマン事件」のあおりを食らうて倒産しかけたおかげで、とにかく他の局が手がけてない安い番組をニッチ的に放り込むようになったからかな。むろん担当者の嗅覚が優れてないと話にならんけれど。
 というわけで、今KBS京都で午後に昔のドラマを再放送してるんやけれど、その昔というスパンが大胆で、水前寺清子主演の「ありがとう」が始まったのには驚かされたけれど(これは水前寺清子と山岡久乃が親子役で、チータの恋人は石坂浩二というホームドラマです。チータと石坂浩二ですぜ、若い衆、イメージがわかんでしょう。でも、30年くらい前に大ヒットしたドラマなんですよ)、さらにドッカンと私をノックアウトしたのは「快傑ハリマオ」と「隠密剣士」の2本だて再放送ですわ。私の世代より少し上の人たちにはたまらんラインナップやと思う。私は学生時代に上映会を見に行ったりして断片的にしか見たことがない。それを毎週きちっと放送してくれるんやで。
 ここらあたりはDVDでも手に入りにくいもので、こういうところを狙ってくるのはさすがKBS京都やね。「快傑ハリマオ」の最初の5話までがカラーフィルムで撮られていたことなんか、今回はじめて知った。「隠密剣士」が蝦夷地での和人とアイヌの軋轢を描いたりなんかしているというのもすごい。今の放送局やと最初から抗議を想定してしまい「自粛」してしまうやろうから、そんなテーマのものは最初から作らんやろうね。
 というわけで、今私の住んでいる環境ではKBS京都もテレビ大阪もサンテレビも見られるので、VHF局で放送しないアニメやこういう貴重な再放送、そしてタイガースの野球中継がいっぱいいっぱい見られてしまうのですね。そしてそれをむやみやたらに録画できるのですね。これを理想的な環境というべきか、HDDレコーダーの奴隷になりやすい環境というべきか、そこらへんの判断はみなさんにしてもらおう。
 いやー、「快傑ハリマオ」はおもろいぞう。大人も子どもも拳銃撃ちまくってるもんなあ。こんなん絶対今のテレビでは制作でけんぞ。

 「たちよみの会」例会は20日(日)です。ご参加をお待ちしております。


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