5時間26分 [プロ野球]
5時間26分……。
タイガースの選手もイーグルスの選手もよほど野球が好きと見えますね。
9回裏1点差で藤川が登板したらこれでタイガースの楽勝と思うやないですか。ところが、ここで藤川は連打を食らって同点にされるのですね。相手チームの監督は野村克也さん。藤川もキャッチャーの野口もかつてノムさんの下でプレーしていた選手やね(野口はスワローズ時代やけど)。ノムさんの呪縛があったのかな。
結局その呪縛から逃れることができたのは、鳥谷、林、金本というノムさんと直接かかわってなかった選手たちの活躍があったからやもんね。金本の勝ち越し打で呪縛が解けたおかげで、ノムさんの影響下にあった藤本や野口がヒットを打てたという感じやな。
それにしても緊迫した展開が5時間近く続いたんやから、選手も疲れたやろうなあ。ラジオ解説の福本さんなんか最後は言葉を省略しまくってたもんな。
「小さなったね」
「赤星のリードが、ですか?」
「違うよ」
「福盛ですか」
相手ピッチャーの福盛の何が小さくなったんか、結局わからんぞ。アナウンサーも省略してる。よっぽど実況を早く終わらせたかったんやな。金本が勝ち越しタイムリーを打ったら、清水アナウンサーは叫んだね。
「ありがとう! 金本!」
これであとちょっとで終わるという気持ちが心から伝わってきたぞ。
放送延長で次の番組がなかなか始まらない。
「ミュージックパラダイスをお待ちの皆さん、間もなく終わります」
いやまだイーグルスの攻撃が残ってるんですけど。
こういうよれよれ実況もたまには楽しい。でも、試合開始1時間後からテレビを見始め、最後はラジオに切り替えて4時間半つきあうたこっちも疲れたぞ。
さて、日記が書けたら、スポーツニュースを見るとするか。って、まだ付き合いますか私も。