羹に懲りて膾を吹く [時事ネタ]
防衛大臣久間章生さん。あなた、こんなこと言うてるんですね。以下、新聞記事より要旨を引用する。
「(前略)幸いに(戦争が)8月15日に終わったから、北海道は占領されずに済んだが、間違えば北海道までソ連に取られてしまう。その当時の日本は取られても何もする方法もないわけですから、私はその点は、原爆が落とされて長崎は本当に無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったんだ、という頭の整理で今、しょうがないな、という風に思っている(後略)」
防衛大臣でしょ。よその国から侵略されんように国民と国土を守る政府機関の代表者でしょ。政府の中核メンバーの一人でしょ。そういう立場の人が公衆の面前でこんなことをいうたらあかんよなあ。それともあれかな、アメリカが強引にイラクとの戦争を起こしたことを批判してえらい目にあうたから、逆にアメリカに気に入られるようなことを言わんならんと思うたのかな。
昔の人はうまいこというたもんです。
「羹に懲りて膾を吹く」と。
そやけどね、この講演、広島や長崎の被爆者とか遺族の人たちの前で再演してみたらどないですか。それができたら尊敬するけどね。