仕事と実益の森林浴 [日常生活]
今日は障害児学級の生徒を連れて箕面の滝まで行った。期末考査の最中、テストを受ける必要のない生徒も多いので、毎回こうやって校外学習をするのです。これまでは展示物を飾っているものを見に行くとか見学に行くとかいう内容のものが多かったんやけれど、今回は私の企画で、自然に触れるのが一番の学習ということで、大阪市内からもっとも手近な場所ということで箕面の滝に決めたのですね。
とてもいいお天気で、かなり暑いはずやのに、滝道はとても快適。楓の葉が何重にもおおいかぶさって日光をさえぎり、そこに山から吹き降ろすそよ風がくるのですからね。道の横にはせせらぎの音がする。坂道は歩きやすいように舗装されているので足をとられたりする心配もない。蒸し暑い室内でかくじとっとした嫌な汗やなく、運動することで出るさらりとした汗が額を濡らす。それもまた心地よい。
山のオゾンを肺いっぱいに吸い込む。仕事とはいえ、日ごろのストレスが溶けていくような心地の森林浴ができたのでありました。仕事と実益が一致しているんやから、こんなにええことはない。生徒たちもただただ山道を歩くだけなんやけれど、ハイキングコースとしても手ごろな距離で、とても喜んでいた。
帰りには昆虫館に寄り、放蝶園で軽やかに舞う蝶たちを間近に見たりして、生徒たちの好奇心も満たされた感じやな。自画自賛するようやけれど、ええ企画やったなあ。
ところで、滝道の休憩所で下の写真のようなごみ箱を発見した。
箕面というたら野生の猿が生息し、遭遇したときにうっかり目でも合わそうものなら、食料奪取のために襲いかかってきたりすることで有名なんやけれど、ごみ箱もあさるのかなあ。こんなことを書いて猿が読むわけないけれど、しゃれがきいていてちょっと楽しくなった。
学校に戻ったあとは、JOBKのMさんの取材で、軽度障害者自身の障害受容について思うところを話す。午前中は体を使い、午後は頭を使い、夜はタイガースがなすすべなく敗れたために心が痛み、3種類の疲れがまとまってやってきた1日でありました。今晩は熟睡できそうですね。