武蔵川部屋も? [大相撲]
武蔵川部屋の元力士が山分親方(元和歌乃山)に箒で殴られて怪我をしたと警察に訴え出て親方は書類送検されたという。時津風部屋に続く不祥事かと思われたけれど、武蔵川親方(元横綱三重ノ海)はすぐに記者の前で説明をした。くだんの元力士はちゃんこ番をしていた古参力士で、若い力士に暴力行為を働いたので、山分親方が懲罰の意味で暴力行為に及んだというのがその内容。武蔵川親方の弁によるとその元力士は山分親方が彼にした以上のことをしていたとのことで、親方は逆にその元力士を訴えるとか。
暴力には暴力で返すという考え方には賛同しかねるけれど、これはどうやら時津風部屋の事件に便乗したものみたいな感じではある。ただ、武蔵川部屋の元力士というところがひっかかる。というのも、反北の湖理事長派の親方衆が次期理事長に担ぎ出そうとしているのが武蔵川親方やという観測記事が週刊誌などに掲載されてたりするからね。武蔵川親方は横綱武蔵丸、大関出島、大関雅山、大関武双山をはじめとして和歌乃山、垣添など関取をたくさん育てている上に、現役時代も大関を一度陥落しながら一場所で復帰し、ついには横綱にまで上り詰めた苦労人。この難局を乗り切るにはうってつけの人材といえる。それだけに、この時期に武蔵川部屋にも不祥事が、というのはタイミング的に何か裏がありそうな感じがする。
なんでこうなるかなあ。私の大好きな大相撲が、やっと有望力士が成長して朝青龍一辺倒の時代から群雄割拠の時代になり、人気を盛り返しそうな予感がしていただけに、こう悪いイメージばかり世間に喧伝されてしまうのはなんていうか残念というか悔しいというか悲しいというか腹立たしいというか辛いというかひっくるめて全部複合したような気分です。
この際やから、親方株の問題も含めてすべての膿を出し切り、北の湖理事長はその職を辞して、新理事長の下で一から出直してほしい。それ以外にいうことはない。
くそう。
どうする時津風部屋 [大相撲]
時津風部屋前でカメラマンがけがをしたという。以下、朝日新聞より引用。
「現場にいた記者らによると、時津風部屋の力士への事情聴取を終えた日本相撲協会幹部が車に乗り込もうとした際、同部屋の力士数人が約50人の報道陣をかきわけて道を開いた。このとき、力士の一人が『どけ、この野郎』などと言って、カメラマンらを手で押し倒したという」
あーあ、やってもた。気持ちはわかるけどね、そやけど力士が一般人を押したらどうなるか考えんとあかんよ。以前、露鵬がカメラマンを殴って怪我させたことがあったけれど、気が立ってるとつい忘れるんやね。
その場の状況を見てへんからわからんけれど、カメラマンもしつこいのはしつこかったんやと思う。それでもね、時津風部屋の力士は現状をよう把握しとかんとあかんと思う。今や時津風の力士はみんな世間から「悪者」として見られてるんやから、常に低姿勢やないとどんどん悪者度があがっていくんやで。
それにしても何をやっても悪くいく、これを悪循環という。新親方に元幕内の蒼樹山がなるらしいけれど、関西出身(滋賀県)で明るいキャラクターの新時津風親方にはなんとか名誉挽回のいい指導をしてもらいたいもんやね。
クライマックス・シリーズなんて [プロ野球]
ジャイアンツが今季のセ・リーグ優勝を決めた。
いやそれにしても一時はどうなるかと思いましたね。9月になっても0.5ゲーム差で3チームが争っていたからね。去年のパ・リーグと同じですね。去年のパ・リーグもファイターズ、ライオンズ、ホークスのどこが優勝してもおかしくなかった。今年のセ・リーグももしかしたらタイガースが優勝するかと思うたらあれよあれよという間に8連敗したりして、ドラゴンズに優勝マジックが出たと思うたらタイガース連敗脱出の勝利のせいでマジックが消えて、一時は自力優勝の可能性が消えたジャイアンツが再浮上して、そして優勝か。いやもうこんなに最後まで楽しませてくれたんやから、ジャイアンツが優勝しようがかまやしません。素直におめでとうといいたい。
ここから先、「クライマックス・シリーズ」なんかやるのは正直興ざめです。タイガースが突如勢いをつけて一気に日本シリーズ優勝までいったとしても、あるいはアジア・シリーズも制覇したとしても、この激しいペナントレースを征したジャイアンツの方がどう考えても強かったのにとしか思われへんもんな。
いえいえ「クライマックス・シリーズ」も見ますよ。タイガースを応援しますよ。でもね、やっぱり日本シリーズにはジャイアンツが出てほしいのですよ。なんか複雑な心境ですよ。え、タイガースが日本一になることを前提にしてますか。いえいえいえ仮定の話すべて仮定の話ですっていややなあもう。
第5回新世代漫才アワード [演芸]
昨日のブログで予告したとおり、「第5回MBS新世代漫才アワード」の感想などを書いておく。
優勝はアジアン。馬場園(左側の丸いほう)が元気やと、これくらいはいく実力派。ただし、今回の決勝の相手は矢野・兵動とハリガネロックというコンビ結成10年以上の中堅どころと戦わなならなんだというハンデを背負っていただけに、ようやったといえるやろう。
「M-1」とちがいトーナメント勝ち抜き戦という形式をとっているため、序盤でスマイルやとろサーモンが消えてしまうというようなことになるのと、コンビのキャリアは問わないという形をとっているため、中堅どころが有利になるのは否めない。例えば、これに大木こだま・ひびきやオール阪神・巨人なんてところが参加したらどうするのか。考えられんことやない。大ベテランが、自分たちの漫才が高校生たちにどれだけ受けるのか試してみたいと思うかもしれんではないか。
コンビの中には高校生審査員を意識しすぎて本領発揮でけなんだと思われるコンビもあるし、「M-1」と差別化を図ろうとして、「新世代」にかえって不利な条件を作ってしもうてるように感じた今回の「漫才アワード」でした。