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北の湖理事長ごあいさつ [大相撲]

 今日から大相撲九州場所が始まった。注目すべきは北の湖理事長の「協会ごあいさつ」。くわしくない方もいてると思うけれど、初日と千秋楽には十両の取り組みの途中で理事長が横綱をはじめとする三役の力士たちを引き連れて(この場合の三役とは大関・関脇・小結、横綱は本来は強い大関に与えられる称号なので、この場合は三役に含むことにする。いやこれくらい書いておかんと「喜多は相撲好きを自認しておるが、横綱は三役には入らんのではないか何を書いているか一知半解のエセ相撲通め」などといういわれなき誹謗をされては困るから)館内のお客さんにあいさつをするのです。
 普通は「今場所も新進古豪の力士たちが熱戦を展開、皆様の希望にこたえるものと存じます」という決まり文句があり、何もないときはそれでええわけです。ところが、朝青龍謹慎となった先場所は、いくらなんでも横綱の謹慎やからそれについて一言あるやろうと思われたのに、何事もなかったように「新進古豪が熱戦を」とやったもんやから、非難を浴びたわけです。
 そして今場所は時津風部屋の新弟子リンチ事件を受ける場所。これもまた「新進古豪の熱戦」ですましたらえらいことになる。人が一人死んでるんやから。
 結果はこうでした。以下、スポーツ報知の記事より引用。

“日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱・北の湖)は11日、福岡国際センターで開幕した九州場所の初日恒例の協会あいさつの冒頭で「一連の件に関しまして、皆さまにはご心配をおかけいたしましたが、初日を迎えられたのはご支援のたまものと深く感謝申し上げます」と述べ、朝青龍騒動や時津風部屋の力士死亡問題など世間を騒がせたことについて言及した”

 私はテレビで見たのですけどね。「皆様にはご心配をおかけしました」ですと。これにはがっくりきた。協会としてこの事件に対し責任を感じているようには思われん。心配したファンもいてるやろうけれど、協会の姿勢に対して失望したファンや怒りを覚えたファンもいたはず。私はあきれていたけれど、心配なんぞしておらんぞ。
 この騒ぎで切符が売れず、本場所が開催でけんのやないかと心配していたファンもいたやろうからね。そういうファンを対象にしたあいさつとしかとられなんだ。
 やっぱり北の湖あかんわ。このままやったらほんまに財団法人の認可を取り消されるぞ。


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