大阪府を責めるな [時事ネタ]
大阪府が2600億円の「赤字隠し」をしていたことが明らかになった。以下、朝日新聞の記事より引用。
“大阪府が04年度以降、府債(借金)の返済を一部先送りして3年間で総額約2600億円の資金を捻出、財政赤字を実態より少なく見せかけていたことが朝日新聞社の調べで分かった。こうした操作をしなければ、府は今年度にも財政再建団体へ転落する恐れがあったが、捻出資金を一般会計に繰り入れることで転落を回避した。事実上の「赤字隠し」とも言える手法だが、府は議会や金融機関、投資家に情報開示していなかった。府幹部は「適切なやり方ではなかった」と説明している”
ああこわい。私も大阪府に雇われている教職員ですからね。下手したらどえらいことになっていた。背筋がぞくりとしたですよ。
新聞の論調では大阪府の幹部を責めるような感じになっているし、確かにええやり方やなかったことは確かです。それでもあえていうけれど、大阪府が財政再建団体になったほうがええと思うているならなんぼでも責めなはれ。私は自分の生活がかかっているということもあって、大阪府のこのやり方を責められんよ。それに、今大阪府がそんなことになったら、日本全体に与える影響は小さくはないと思う。腐っても西の代表ですよ。
それだけに、たとえ姑息なやり方でも財政再建団体になることを回避したのは逆に「お手柄」かもしれんと思うぞ。そら生活に無関係な「正義漢」は無責任に非難するかもしれんけれど。
それにしてもこの暮れも押し迫った時期に何たる報道でしょう。来年はどうなることやら。大阪府知事に立候補を表明している方たちは府が財政再建団体にならんような手をすぐに打ってくれるんやろうな。ほんま、知事選挙は重大なことになってきたぞ。こんな選挙でも棄権する人は棄権するんやろうな。
というわけで、今年の日記はこれでおしまいです。みなさまよいお年をお迎えください。