アンパンとメロンパン [教育]
今日、保健室の養護教諭の先生が、障害児学級の生徒に対してカロリーの話なんかをする。実物を持ってきて、どっちがカロリーが高いかときく。
まずはペットボトルを2つ出す。緑茶と炭酸入りのジュース。むろんジュースですね。次に出してきたのがアンパンとメロンパン。これはちょっと考えるけれども、正解はメロンパン。ビスケット生地にも砂糖が入っている上にざらめがかけてあったりする。ただ、人によってはアンパンやないかと思うかもしれん。私はあまり迷わなんだけれど。アンパンは甘みのないパンの味としっかり詰まったあんこの味を対比してしまうので、あんこを食べてるときにより強く甘みを感じてしまう。対してメロンパンは全体に甘みがまんべんなく入っているんで、特に甘みの強さを実感でけん。
これはまあパンだけに言えることやないと思う。社会の中で、あまり過激なことを言うてなくても周りが静かやったらすごく極端なことを言うてるように感じられるし、全体が過激に染まっていたら、実は極論を言うていても気がつかれなんだりする。
個人的には現代日本はメロンパン状態やないかと思うている。そして、その中で全体に迎合しない発言をしたら、それが穏健な正論やったとしても突如アンパン状態に変化するのやないかなあ。
一番難しかったのは、おにぎりせんべいの小袋ひとつと小さなチョコクッキー3個。これは実はおにぎりせんべいの方がカロリーが高い。チョコクッキーは1個あたりのカロリーは高いけれど量が少ない。せんべいは1枚やったら比較的カロリーは低いけれど(炭水化物やから実は高い)、小袋でもひと袋まるまる食べたらカロリーは高い。
障害のある生徒やから実物を見せて指導したんやろうけれど、これは一般の高校生にも使えるよね。具体的に見せて抽象的に考えさせる。そういう訓練は若いときにこそ有効なんやないかと思うた次第。
17日(日)は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。