SSブログ

疑惑の銃弾 [テレビ全般]

 昨日の深夜の経済ニュース「ワールドビジネスサテライト」で司会の塩田アナウンサーが若いアナウンサーに向って「『疑惑の銃弾』といっても記憶にないかもしれませんが」と振っていた。すると、その若いアナウンサーも「はい、知りませんでした」と当たり前のように答えている。
 まあなんというか、ロス疑惑なんていう事件はテレビや雑誌や新聞が大騒ぎしたわりにはそれほど複雑怪奇な事件でもなく、亡くなられた三浦夫人には気の毒やけれど、私は当時はなんでこの事件でこんなに騒ぐんか理解でけなんだ。それでも、そう熱心にテレビを見てなくても「ジミー佐古田」なんていう名前が嫌でも耳に入り、覚えてしもうた。20数年ぶりにその名前を聞いてなんかものすごく懐かしくなってきた。
 なんでロス市警も今ごろ逮捕したんでしょう。どうでもえええけど、そっちの理由の方が気になる。
 それよりも、この事件を知らん世代がテレビや新聞が大騒ぎしているのを見てどう思うか、それが知りたい。ミウラカズヨシというとサッカーの選手しか思い浮かばん世代にとっては、三浦元社長という人物はどのような印象を与えるんやろう。
 高校の生徒に「漫画トリオ」という3人組の漫才師を説明するのに困ることがある。横山ノックはまだ記憶があるかも知れんけれど、上岡龍太郎はかなり印象が弱くなり、青芝フックとなると(まだ現役やのに)まるでわからんみたいです。上岡局長時代の「探偵! ナイトスクープ」を見たことがない世代がいずれ入学してくるのですね。
 三浦元社長も上岡元局長もかつてはテレビで見ない日がないくらいの人やったのに、テレビに出なくなったとなると去る人日々に疎しで若い世代にはまるで存在しなかった人みたいになってしまうんやね。
 それにしても「疑惑の銃弾」って、なんであんなに話題になったんやろう。同時代に生きてたはずの私でも説明でけんのに、若い世代にはまるでわからんのと違うやろうか。