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一気に「モンテ・クリスト伯」 [日常生活]

 今日はテレビでタイガースのナイター中継がなかったんで、ラジオの実況を聞く。
 聞きながら、読書。先日図書館で借りてきた「モンテ・クリスト伯」岩波少年文庫版全3巻を一気に読了した。面白い物語というのは読ませるだけの力があるのですよねえと、改めて実感。
 なんで今さら「モンテ・クリスト伯」を、しかも完訳の岩波文庫版やなく縮訳の少年文庫版なんかで、それも図書館で借りて読んだかというと、まあいろいろと偶然が重なったんですな。
 先月末からNHKのBS2でアニメ「巌窟王」が始まり、SF的な設定になっているものを楽しむには原作をちゃんと読んどかんといかんなあ、でも時間ないなあなんて漠然と思うていた。
 今週の初め、勤務校の障碍のある生徒に「社会資源の活用」というテーマで地元の図書館に連れて行って貸し出しカードを作らせ、実際に貸し出しを体験させるというのをやった。で、その時に私もついでにカードを作り、何か借りることにしたわけです。
 何を借りようかと思うていたら、岩波文庫の「モンテ・クリスト伯」を見つけて借りようかどうしようか悩み、結局やめにした。ところが、児童書の棚をなんということもなく眺めていたら、少年文庫版のを見つけてしもうたというわけ。
 ご存知の方も多いと思うけれど、岩波少年文庫というのは縮訳ではあるけれど、いい加減にごまかしたような翻案やなく、完訳版と遜色のないものなんですね。これやったら全3冊と手ごろやし、2週間の期限内に読めるわいと思うたのであります。
 借りたのが火曜日、当初は休憩時間にちょびちょび読んでいたんやけれど、あまりにおもろいもんで、週末に一気に読んでしまおうと思うたら、あららら、今日のナイターの間に下巻の途中まで読んでしまい、そのあとも「日記書く時間やなあ」と思いつつも「あと2ページだけ」「ここまで読んだら最後まで読まんと落ち着かん」と一気読みしてしもうたということです。これやったら完訳版で読んでもよかったか。
 ああもう中学くらいにちゃんと読んどいたらよかった。もっとも、男女間の機微なんていうのは子どもではわからなんだか。
 というわけで、この年になって初めて「モンテ・クリスト伯」をまともに読みました。お恥ずかしいことです。実は子どもの頃、みなもと太郎さんの漫画版なら読んだことあるんです。こうやって読むと、かなりしっかりと骨組みをおさえた上で短くまとめた漫画やったと思う。みなもと太郎さんはやっぱりすごい。
 ところでみなもと「モンテ・クリスト伯」は今は入手できるんやろうか。なんかそっちも読み直したくなってきたぞ。

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