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教員ブログ [時事ネタ]

 愛すれどTigers「後半戦開幕大勝も五輪メンバー抜け4連敗」を新規更新しました。

 読売新聞によりますと、ブログで同僚や卒業生を中傷した教員が教育委員会の処分を受けたという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080811-OYT1T00617.htm
 以下、引用する。

“ブログで同僚や卒業生を中傷したとして、奈良県教委は11日、県立養護学校の男性教諭(53)を停職1か月、県立高定時制の男性教諭(40)を減給10分の1(3か月)の懲戒処分とした。
 県教委によると、養護学校教諭は3月、卒業生らを「器が小さい」などと中傷。県立高教諭は2004年4月~今年3月、同僚らについて「死んだらええのに」などと書き、卒業生が嫌がる似顔絵も載せた。
 養護学校教諭は「同僚らと指導法などで不和があった」、県立高教諭は「不満を直接言えなかった」と話している。
 いずれも勤務先の共用パソコンで更新や閲覧をし、書き込みがわかった”

 なんと申してよいのやら。おそらくはインターネットとかブログとかいうもののことをようわかってなかったんでは、というような気がする。
 私がHPを開設してネット日記を書き始めた10年前は、そもそも個人ホームページを開いている人自体が少なかったし、開いている人だけやなくROMの人も、「ネチケット」というものについての意識や書き込みなどについてのルールも厳しいものがあったと思う。
 今は匿名掲示板や携帯用のサイトなどがあり、ブログのおかげで日記も簡単に書けるようになった。
 ただ、そのおかげで「インターネットは世界に情報を発信しているんや」という意識がかなり希薄になってるような気がしてならん。
 教員がホームページを開設する場合、自分の指導方法を社会に向けて発信したり、教材を公開したり、教育現場についての日常を広く世の中に知ってほしかったりという動機があるやろう。そしてその場合、どなたも一番気をつけてはるのは、生徒について書くときに個人の特定がでけんようにすること、ですわね。
 いまや国会議員のヤンキー先生なんか、週刊誌のエッセイで本人や関係者が読んだらそれとわかるような書き方をしていて驚かされたことがあるけれど。
 とにかく個人情報だけは本人の了解のない限りわからんようにすること。基本的原則ですよ。匿名掲示板なんかの場合、そんなん無視したりする人もいてるかもしれんけれど、ブログなどのネット日記の場合は調べたら絞り込めると、そんなことにも思いいたらなんだということは、これはもうネットの常識が著しく欠けているとしか思われん。まさか匿名掲示板とブログを混同したんと違うやろうな。
 今、中学生や高校生などの間でネットいじめが問題になってるけど、この教員たちはそれと同レベルのネット常識しか持ち合わせてなんだということになるな。情けない話です、ほんま。
 ところで、くだんの教員たちは職場の共用パソコンからブログの書き込みなんかもしていたらしいけれど、そんなんしても、どこから発信したかわからんと思うていたんかな。知識不足もここまでいくとなんというてええのか。