「篤姫」と「家族」 [テレビ全般]
NHK大河ドラマ「篤姫」最終回を見る。
1年間ずっと見ましたが、人間の愛憎ドラマとしては私としては面白くもあり食い足りなくもあり、というところかな。歴史の解釈としては面白い部分も多々あった。特に13代将軍家定は病弱で知的障害もあったんやないかと思われる人物やねんけれど、これを「うつけのふり」という解釈を入れることによってかなりユニークな将軍像が作られたんと違いますか。
違和感があったのは、「家族」の概念。近代的な「家族」観をあまりにも持ち込みすぎたんやないかと思う。現代劇を時代劇の衣装でやってるような感覚があり、視聴率が高かったのはおそらくそのため、なんやろうけれど、「御家」を守るために篤姫が島津本家から近衛家に次々と養女として籍を移し、会うた事もないうつけ将軍に嫁がなならんという話の展開と、篤姫が口にする近代的な「家族」観がかみあわんのですよね。
まあそこらあたりは割り切って見てましたけれどね。来季は「天地人」。妻夫木聡さんが直江兼継という戦国末期の上杉家の家老を演じる。この時点で、なんかものすごく地味な「大河」になりそうに思うけれど。妻は予告編を見て「でこ出さなあかん、でこ!」と妻夫木くんのでぼちんが隠れているのが気に入らんようでしたが。
1年間ずっと見ましたが、人間の愛憎ドラマとしては私としては面白くもあり食い足りなくもあり、というところかな。歴史の解釈としては面白い部分も多々あった。特に13代将軍家定は病弱で知的障害もあったんやないかと思われる人物やねんけれど、これを「うつけのふり」という解釈を入れることによってかなりユニークな将軍像が作られたんと違いますか。
違和感があったのは、「家族」の概念。近代的な「家族」観をあまりにも持ち込みすぎたんやないかと思う。現代劇を時代劇の衣装でやってるような感覚があり、視聴率が高かったのはおそらくそのため、なんやろうけれど、「御家」を守るために篤姫が島津本家から近衛家に次々と養女として籍を移し、会うた事もないうつけ将軍に嫁がなならんという話の展開と、篤姫が口にする近代的な「家族」観がかみあわんのですよね。
まあそこらあたりは割り切って見てましたけれどね。来季は「天地人」。妻夫木聡さんが直江兼継という戦国末期の上杉家の家老を演じる。この時点で、なんかものすごく地味な「大河」になりそうに思うけれど。妻は予告編を見て「でこ出さなあかん、でこ!」と妻夫木くんのでぼちんが隠れているのが気に入らんようでしたが。