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本屋の孫 [日常生活]

 今日は午後から髪を切りに出る。少しばかり書いた年賀状を出したり、妻の愛読誌「Flowers」を買うために書店に寄ったり。
 この「Flowers」という漫画月刊誌は置いている店が多少限られているんやけれど、最寄駅前の家族経営の小さな書店には毎月必ず2冊入っている。うち1冊はうちが買う。私はたいてい発売日に買うんで、いつもなら2冊のうちの1冊を手に取ることになる。今日は発売日から少し遅れて購入したんやけれど、書店の棚には1冊しか残ってなんだ。つまり、「Flowers」をこの小さな本屋で買う人はおそらく限られているんやね。うちともう1軒。その2軒のためにここは「Flowers」をかっきり2冊仕入れてくれたはるわけや。
 これ、ほかの本屋で見つけても買われへんよ。必ずここで買わんと。
 「Flowers」をレジに持っていくと、いつもはじっちゃんかばあちゃんが店番してるんやけれど、今日は息子さんのお嫁さんと孫娘さんがレジ番をしている。お嫁さんはまだ就学前とおぼしき娘さんに「アンパンマン」の絵本を読んであげ、娘さんもいっしょに声に出していたりする。そやけど、わたしが「すんませんこれください」と雑誌を差し出したら、娘さんは賢いなあ、ちゃんと黙ってお母さんの仕事が終わるまで待っている。
 こういう店は大切にせんといかん。駅前の家族経営の本屋が一つつぶれることは、地域文化が大きく後退することやと思う。甥っ子のお年玉に毎年図書カードを購入してるんやけれど、たいていここに決めている。で、何かで図書カードをいただいたりしたら、大型書店で使うようにしている。
 とにかくしつけのよう行き届いたお孫さんです。ますますこの本屋に好感をもつようになりましたぞ。

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