ドゥダメル、南国のチャイコフスキー [音楽]
ブログにする以前からこの日記を読んでくださっているTさんという方から教えていただいて、NHK教育テレビの「芸術劇場」にチャンネルを合わせた。
グスターボ・ドゥダメルというベネズエラ出身の若い指揮者が、母国ベネズエラのシモン・ボリバル・ユース・オーケストラを振った東京公演の模様なんですね。
聴いてびっくり。指揮者もオケも若いだけに、さすがに元気がよろしい。躍動感あふれる演奏というのはこういうのをいうのですね。まず、ラヴェルの「ダフニスとクロエ第2組曲」。色彩感があるというのですかな。というても北欧あたりのオケが奏でるキラキラした感じやなく、まさしく赤道直下の太陽光線に照らされた原色の花のような色彩ですね。こんなラヴェル、聴いたことない。
続く曲はチャイコフスキーの交響曲第5番。燃えとるぞ、ドゥダメル。これまで聴いたチャイコフスキーでは、コバケンこと小林研一郎指揮の5番が気合では一番やったけれど、ドゥダメルの演奏はそれ以上。感情の噴出を抑えようとしません。南国のチャイコフスキーというべきか。
それでいて演奏全体は(オケは決してうまいわけやないけれど)きめ細かいところもちゃんとおさえて雑な感じは受けへん。ベルリン・フィルも振ったという実力派だけのことはある。
いやいや、面白い演奏でした。この指揮者が今後どういう変化をとげていくのか、しばらく追いかけてみたくなった。教えてくれはったTさんに感謝です。
グスターボ・ドゥダメルというベネズエラ出身の若い指揮者が、母国ベネズエラのシモン・ボリバル・ユース・オーケストラを振った東京公演の模様なんですね。
聴いてびっくり。指揮者もオケも若いだけに、さすがに元気がよろしい。躍動感あふれる演奏というのはこういうのをいうのですね。まず、ラヴェルの「ダフニスとクロエ第2組曲」。色彩感があるというのですかな。というても北欧あたりのオケが奏でるキラキラした感じやなく、まさしく赤道直下の太陽光線に照らされた原色の花のような色彩ですね。こんなラヴェル、聴いたことない。
続く曲はチャイコフスキーの交響曲第5番。燃えとるぞ、ドゥダメル。これまで聴いたチャイコフスキーでは、コバケンこと小林研一郎指揮の5番が気合では一番やったけれど、ドゥダメルの演奏はそれ以上。感情の噴出を抑えようとしません。南国のチャイコフスキーというべきか。
それでいて演奏全体は(オケは決してうまいわけやないけれど)きめ細かいところもちゃんとおさえて雑な感じは受けへん。ベルリン・フィルも振ったという実力派だけのことはある。
いやいや、面白い演奏でした。この指揮者が今後どういう変化をとげていくのか、しばらく追いかけてみたくなった。教えてくれはったTさんに感謝です。