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アニメと「時代」 [テレビアニメ]

 しかしなんだなあ、毎日のように「機動戦士ガンダム」の宇宙世紀シリーズやら「新世紀エヴァンゲリオン」やらを見ながら新作アニメをがばがば見ていたら、時代の空気というものがアニメにもしっかり反映されていることがわかったりして面白い。「エヴァ」なんてバブルの時期と重なっているわけで、ああいうハレーションを起こしていたような時代やからこそ思い切り暗い作品ができたんやないかと、妻とは話をしている。
 今、やはり暗い話はあるけれど、どこかに救いを持たせるような部分はあるのね。そやないと、時代そのものが閉塞感があるだけに「エヴァ」みたいにとことんどん底に追い詰めるような話はリアル過ぎてつくられへんのと違うか。やり過ぎではあるけれど、「涼宮ハルヒの憂鬱」の「エンドレスエイト」みたいに楽しい時期を何度も何度も繰り返し、しんどくなる「次」に行きたくないという話を作ってしまうというのは、現在の閉塞感の象徴やないかなどと思うてしまう。あれがしんどくなるのは毎週毎週同じ展開の話を見せられることに疲れてきたというだけやなくて、そんな閉塞感はリアルだけで十分と感じてしまうからかもしれんかなあと思うのですね。

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