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東大寺大仏の大河ドラマはいかが [テレビ全般]

 NHK大河ドラマではここのところ戦国と幕末を隔年交互で舞台にしている。来年は坂本龍馬で再来年はお江(浅井長政の娘、淀殿の妹、徳川秀忠の妻)が主人公。なんでかというと、それ以外の時代をするとなじみがないからというて視聴率が下がるそうな。以前は「太平記」や「花の乱」などの室町時代やら「風と雲と虹と」「新平家物語」「炎立つ」「義経」などの平安時代、「赤穂浪士」「元禄太平記」などの元禄時代、変わったところでは「八代将軍吉宗」なんてのまであった。
 おかげで山内一豊の妻やの山本勘介やの直江兼継やのお江やのという本来地味な脇役やった人たちが主役になり、本人に盛り上がるエピソードがない分だけ無理に「それはいくらなんでもおかしいやろ」という場面が続出したりする。
 個人的には奈良時代の橘諸兄やの長屋王やの藤原仲麻呂やの藤原光明子やの孝謙天皇やのという陰謀渦巻く宮廷のどろどろしたドラマなんかやったらきっと面白いものができると思うんやけどね。主人公は奈良の大仏。大仏の視点から人間の愚かさを見下ろすなんていうのはどうかな。
 なじみがないのはそのドラマをやらへんからで、戦国時代と幕末の間に必ず奈良時代をはさんだらそのうちなじみが出てくるって。少なくとも諸大名と同じ場に陪臣の直江がいて関白秀吉に意見具申するなんていう妙ちくりんな場面を無理矢理ひねり出す必要はなくなると思うんですけどね。

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