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ファングループの初体験 [SF]

 本来なら今日が文化祭準備の日。延期になったので授業。生徒も落ち着かんやろうけれど、こちらも落ち着かん。2週続けて土日は外に出ていたから、休むべき時に体を休めてないんで、かなり疲労が蓄積してる。ビタミンをとったりしてるんやけどなあ。年なんやなあ。
 それはともかく、今日、自分のSFファン活動の起点はなんやったのかと休憩時間にぼーっと考えていて思い出したことがある。
 大学に入るのに浪人してたときやから、28年前になりますか。「SFマガジン」で京都に新しくファングループを作るから参加しませんかというような告知が掲載されていて、連絡をとって結成会みたいなのに参加した。浪人やったら勉強せえよな。
 大学生が中心になっていて、呼びかけ人は「宇宙塵」を手にしていた。会の名前は「コスピタル」にすると宣言した。「コスモス」と「キャピタル」の合成語らしい。ファンジンも作るので原稿を次回には持ってきてほしいといわれた。原稿用紙で3枚ほどの短いものを書いて、次の例会に持っていった。ただし、集合場所は大きな書店の文庫の棚の前ということで、その次の回は模試かなんかで遅刻したら、もう誰もいてなんだ。次の例会の場所も時間もわからんまま、連絡も来ないうちに受験。合格して大学に入り、大学のサークル「SF創作同人イリュージョン」に入って、そこから私の本格的なファン活動が始まった。
 しばらくして手書きのコピー誌が送られてきた。「コスピタル」の会誌やった。その時はもうすっかり「イリュージョン」の人になってたし、同人誌も当時「最も美しい手書きファンジン」と多くの人に認められるすごいファンジン「illusion」を出す手伝いをしていたから、「コスピタル」はかなり見劣りがした。
 というわけで、私のSF活動の原点は「イリュージョン」やというのは間違いないんやけれど、その前にほんのわずかだけ入りかけていたグループがあったわけです。そこにいたことで、得るものもあった。「例会の場所は固定して遅刻しても大丈夫な場所にすべし」「メンバーが迷わないような目印が必要である」という教訓を得たわけです。それは「たちよみの会」に生かされてるのです。
 あの時あそこに集まった人たちは今はどうしてるのかなあ。確か「平安会館」やったと思うけれど。会いたいわけではないけれど、あの人たちがその後どんなファン活動を続けはったか、なんて考えてしもうた昼休み、食後のひと時でありました。

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