相撲場風景2010 [大相撲]

今年も休日出勤の振り替え日を利用して大阪府立体育会館へ。大相撲春場所10日目を楽しむ。11時30分ごろに体育会館に到着し、当日券売り場の窓口に並ぶ。前に並んでいた老夫婦の旦那の方が、どの席を購入するかを決めずにきていたらしく、窓口の女性に「椅子席Aはよう見えるんか、Bはどうや。SとSSはどう違うんや。升席を買うたら相席になるんか」と質問攻め。それまで列なんかでけてなんだのに、後ろがつっかえて列がのびる。真後ろの私はもういらいら。私は向う正面升席後ろの椅子席Bと決めて並んでたんや。早う入って相撲を見たいんや。ちょっと離れたところにマスクをした貴乃花親方が立っていて、もめごとは解決するのかどうか心配そうに見てはった。あの貴乃花を心配させるようなことをしてるなんて、爺さんは気がついてるわけはないよなあ。
椅子席の最前列という非常に見やすい場所をとることができて私は満足。弁当を食べると三段目の取組の最中に花道の奥に行って若い力士が出番前にすり足の稽古をしたり手持無沙汰に自分の出番を待っているのを見たりして楽しむ。上の写真は花道の奥から見た土俵であります。下の写真は出番待ちの若い者。

私の席のまわりは外国人客かお年寄りばかり。お年寄りも通ぶって「十両の相撲は面白くない」とどこかに行く爺さんもいれば、ほとんど予備知識がないので隣の旦那に質問攻め(「ゆたかしんしょう……これどう読むの」みたいな質問ばかり)の奥さんなどなど。フランス人らしい女性二人連れは相撲をけっこうよく知っているらしく、観戦に集中。私の隣に座ったかっぷくのいい何人かわからん(英語をしゃべっていたけど)おっさんはどんな相撲にも歓声をあげてにぎやかで楽しそう。
幕内土俵入りで旭天鵬が土俵に上がる時に複数の黄色い声がきゃーと叫んでいたけれど、旭天鵬にそんな熱狂的なファンがついているとは知らなんだ。もっとも、本割りの相撲では同じ場所から日馬富士に嬌声があがっていたから、女心は移り気というかなんというか。
というわけで、今年も楽しく相撲見物ができてよかった。現任校に転勤してから毎年行ってるから8年連続の観戦ということになるか。さあ、明日は白鵬と把瑠都の全勝対決や。明日はテレビの前で寝そべりながら楽しむことにしよう。