エルロック・ショルメス [読書全般]
愛すれどTigers「2010年度開幕目前」を更新しました。
シャーロック・ホームズを全部読み切ったんで、今度はポプラ社文庫から復刊された南洋一郎の「怪盗ルパン全集」に手をつけ始めた。「怪盗紳士」「奇巌城」と読み進め、今は「8・1・3の謎」の途中なんやけれど、ホームズファンの私としてはここに登場する「シャーロック・ホームズ」なる大探偵の描き方で引っかかってしまう。ドイル側がクレームをつけたのもむべなるかな。ルパンの愛人を人質にとり撃ち殺してしまうなんて、ほんまもんのホームズがするはずがない。南洋一郎さんだけやなく堀口大學さんなど名だたる翻訳家がみなこの大探偵を「シャーロック・ホームズ」と表記している。ここはドイル側からクレームをつけられて名前を変えた「エルロック・ショルメス」(英語読みしたら「ホーロック・シャームズ」)とすべきやったと思うなあ。そういえば子どものころに読んだ唯一の「怪盗ルパン」は「怪盗対名探偵」というルパンとホームズが対決する話やったんやけれど、あの時も「こんなんホームズと違う!」と思うたもんです。
今後新たに怪盗ルパンものを翻訳される方は「ショルメス」と原本通りにしていただきたい。
シャーロック・ホームズを全部読み切ったんで、今度はポプラ社文庫から復刊された南洋一郎の「怪盗ルパン全集」に手をつけ始めた。「怪盗紳士」「奇巌城」と読み進め、今は「8・1・3の謎」の途中なんやけれど、ホームズファンの私としてはここに登場する「シャーロック・ホームズ」なる大探偵の描き方で引っかかってしまう。ドイル側がクレームをつけたのもむべなるかな。ルパンの愛人を人質にとり撃ち殺してしまうなんて、ほんまもんのホームズがするはずがない。南洋一郎さんだけやなく堀口大學さんなど名だたる翻訳家がみなこの大探偵を「シャーロック・ホームズ」と表記している。ここはドイル側からクレームをつけられて名前を変えた「エルロック・ショルメス」(英語読みしたら「ホーロック・シャームズ」)とすべきやったと思うなあ。そういえば子どものころに読んだ唯一の「怪盗ルパン」は「怪盗対名探偵」というルパンとホームズが対決する話やったんやけれど、あの時も「こんなんホームズと違う!」と思うたもんです。
今後新たに怪盗ルパンものを翻訳される方は「ショルメス」と原本通りにしていただきたい。