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時を忘れる読書 [日常生活]

 今日は朝から大事な電話があり、その電話のあとの第二報を一日中待つということになった。仕事がなかなか手につかず、落ち着かない一日を送る。帰宅してすぐ、やっとのことで待っていた第二報が来て、これで気持ちが落ち着いた。
 それはそうと、図書室の夏休み当番があったので生徒の貸し出しの対応をしつつ、図書室に合った池井戸潤「下町ロケット」を読む。数時間の当番の間に一気に読了。高度な技術で日本を支える町工場と大企業の熾烈な戦いを非常にドラマチックに描いていて、手に汗握るという感じ。特に大企業をかさにきる典型的な嫌な奴の描き方が憎々しげで、そこらあたりにカタルシスを感じる。現実にこういう奴はいてるんやろうなあ。勧善懲悪のパターンをうまく取り入れながらそのパターンのもつ単調さを感じさせない展開に感服。ちょっとうまいこといきすぎという気もするけれど、読んでいる間はそれを感じさせないところは有川浩とよく似ているかも。当番の時間があっという間に過ぎてしもうた。面白い本はほんまに時を忘れさせてくれるのう。よい社会勉強になるぞと生徒たちに薦めようかな。教材研究としても有意義な時間でありました。
 あ、ちゃんと貸し出し業務もしましたぞ。生徒が探している本の検索をして、それを見つけた生徒はちゃんと借りていきました、為念。

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