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漫画トリオの証言 [時事ネタ]

 東海道新幹線が開通されたころに録音された「漫画トリオ(横山ノック・フック=青芝フック・パンチ=上岡竜太郎)」の漫才が残っている。
「うちのお父さん雨が降ったから仕事休みやねん」
「君とこのお父さん、スポーツの選手やろう」
「ちがいます」
「わかった、大工さんや」
「ちがうもん。新幹線の運転手やもーん」
「パンパカパーン、パパパ、パンパカバーン!」
 これは、豪雨で新幹線の線路を乗せている土台の路肩の土が崩れて運転停止になった、というニュースをネタにしたもの。新幹線はちょっとしたことでも止まる、ということを笑うているんやけれど、今思うと、その「ちょっとしたことでも止まる」というのの積み重ねが現在の新幹線に生かされている、ということなんですな。
 漫才というものはその時代時代のもので、時が過ぎればそのネタは通用しなくなってしまうといわれることもあるけれど、こと時事ネタに関しては、貴重な時代の証言者にもなり得るということなんやろうね。
 中国の高速鉄道の事故について知った時、私はまずこの漫画トリオのネタを思い出したのでありました。

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