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想像力が未来を拓く [SF]

 今日は冷えこんだなあ。明日はもっと冷えるらしい。で、週末からまた温くなるらしい。体調を崩せと言わんばかりの気候ですな。
 帰宅してから録画しておいた相撲を見、夕食後、妻といっしょに「クローズアップ現代」を見る。私は録画予約を忘れていたんやけれど、妻がちゃんとセットしておいてくれたので見逃さずにすんだ。ありがたいことです。
 サブタイトルは「想像力が未来を拓く」。小松左京さんの追悼番組というような内容。
 とにかく「クローズアップ現代」でありますから、全く内容には期待してなんだ。どんなテーマもさらりと浅く短く取り扱うもんやから、どんな面白そうなテーマでも私はたいていスルーしている番組なのであります。
 瀬名秀明さんを呼んで話を聞いたり、映像化された作品を中心に小松さんの「未来予測」を論じたり、というような内容で、「クローズアップ現代」の割には健闘していたと思う。25分間で小松さんの世界を消化できるはずないしね。
 あららと思うたのは、「日本沈没」「復活の日」「首都消失」といった映画化されたものだけが代表作みたいに扱われていたこと。映画化されてないものでとりあげられていたのは「虚無回廊」くらいか。映画化というたら「エスパイ」も「さよならジュピター」もあるでしょうが。まあ「エスパイ」は未来予測とは関係ないかもしれんけれどさ。
 あと、ビデオ出演の石川喬司さんが「SFは子どものおもちゃみたいに思われていて……」と証言している次に、そのたとえとしてSF漫画の単行本をずらりと並べた映像がうつったけど、「パトレイバー」や「地球へ」みたいな秀逸な作品までいっしょくたに映されていたのには違和感があった。「子どものおもちゃ」どころか問題意識を明確にした本格的な作品やのにねえ。知らん人が見たら誤解されるやないですか。
 ツッコミどころは多々あったにせよ、「クローズアップ現代」にしてはそれなりにコンパクトにうまくまとめていたように思う。できれば「NHKスペシャル」か「ETV特集」あたりの枠でもっとしっかりしたものを作ってほしいところですけどね。

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