SSブログ

ポピュリズムについての記事 [時事ネタ]

 今日の朝日新聞朝刊に、ポピュリズムに関する考察みたいな記事が載っていたので、興味を持って読んでみたけれど、なんや煮え切らん内容。例えば橋下市長と大阪維新の会についてとりあげるにしても、もっと鋭く切り込んでほしいところやのに、なにやら腰が引けたような感じに読める。
 つまり橋下式政治手法をポピュリズムとしたいんやけれども、そう決めつけると公平さを欠くと思うたんか信者の方たちからのメールが怖いんか、批判はでけんというような煮え切らなさが見える。
 つまり、これはある意味読者におもねっているようにも読めて、これこそがポピュリズムやないかと思う。つまり、ポピュリズムに関する解説をした文章そのものが図らずもポピュリズムそのものをあらわしているというところか。
 この二重構造多岐な記事を意識的に書いたとしたら、素晴らしいテクニックと称賛したいところなんやけれど、まあそんなことはないやろうね。
 もっとも橋下的政治手法はポピュリズムではなくデマゴギーやと指摘する人もいてるから、そういう人から見たら今朝の記事なんか的外れやということになるんやろうね。
 私もデマゴギーやと思うてる。ポピュリズムについては山口二郎さんの「ポピュリズムへの反撃」(角川oneテーマ新書)を読めばその定義や是非について基本的なことがわかるから、そちらをご参照ください。

nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感