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木南晴夏の「家族八景」 [テレビ全般]

 今日と明日は完全休養日。葛根湯を飲み、午前中は例によってテレビを見、午後からはひたすら午睡。夜は録画しておいた相撲を見るという、まあ特筆すべきことのない一日を過ごす。
 先日録画したドラマ「家族八景」はええやないか。七瀬役の木南晴夏さんは、私にとっては「勇者ヨシヒコと魔王の城」のムラサキが実によかったんやけれど、今回は七瀬という「自分の能力を知られたくないので目立たないようにしている」という役柄がうまくはまっている。
 思えば私の世代は「七瀬」というと多岐川裕美さんの顔がすぐに思い浮かんでしまうんやけれど、最初に「七瀬ふたたび」「東芝日曜劇場 芝生は緑」で連続して火田七瀬役をやったために刷りこまれてしもうたのよね。原作の「家族八景」では七瀬は多岐川裕美さんみたいな濃い女優のイメージやないのです。木南晴夏さんの方が原作のイメージに合うている。堀ちえみさんの「家族八景」は見ていないからなんともいわれへんけれど、堀ちえみさんとはイメージがちょっと違う感じがするなあ。
 あ、木南さんは赤塚不二夫さんが「家族八景」を漫画化した「ハウスジャックナナちゃん」の七瀬にかなり感じが似ているぞ。そうかそうか。
 堤幸彦監督は七瀬がのぞく思考をデフォルメされた映像で表現していて、これがまた面白い。原作を忠実に映像化したらどうしても深刻で残酷な話になってしまうだけに、このデフォルメされた映像がいい感じの緩衝材になっているように思う。
 次回は画家が登場する「水蜜桃」。どんな感じでデフォルメされるか、予告でちらりと見ただけやけれど実に楽しみであります。

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