ハリイ・ハリスンの死 [追悼]
SF作家、ハリイ・ハリスンさんの訃報に接する。享年87。
ハリスンさんといえば、私の大好きだったのは他の作家の人気作品を皮肉な視点で自分流に書き換えたもの。「宇宙兵ブルース」(文庫版では藤子不二雄さんの装画が絶品!)、「テクニカラー・タイムマシン」(文庫版ではモンキーパンチさんの装画が絶品!)、「銀河遊撃隊」などですね。
サンリオSF文庫は高かったけれど、「ステンレススチールラット」のシリーズはそろえて読んだ。独特のユーモアセンスは、爆笑というよりは「にんまり」「にやり」と笑わせてくれるものがあった。アメリカの作家でこういうタイプは珍しいんやなかろうかと思う。
あと、1986年のSF大会「Daicon5」にはゲストとして参加してくれはったのも思い出ですね。私は直接話をしたりということはなかったけれど、お見かけした時にはいつも温厚そうな笑みを浮かべてはったのが印象に残っている。というか、わざわざハリスンさんみたいな「偉い人(当時の私のランクでは)」が吹田くんだりまできてくれはったことが嬉しかったなあ。
同じテーマでも、こんな書き方をしたら全く違うものになるんだよ、という視点の相対化の面白さを教えてくれた作家さんとして、心に残る方やった。
謹んで哀悼の意を表します。
8月19日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。
ハリスンさんといえば、私の大好きだったのは他の作家の人気作品を皮肉な視点で自分流に書き換えたもの。「宇宙兵ブルース」(文庫版では藤子不二雄さんの装画が絶品!)、「テクニカラー・タイムマシン」(文庫版ではモンキーパンチさんの装画が絶品!)、「銀河遊撃隊」などですね。
サンリオSF文庫は高かったけれど、「ステンレススチールラット」のシリーズはそろえて読んだ。独特のユーモアセンスは、爆笑というよりは「にんまり」「にやり」と笑わせてくれるものがあった。アメリカの作家でこういうタイプは珍しいんやなかろうかと思う。
あと、1986年のSF大会「Daicon5」にはゲストとして参加してくれはったのも思い出ですね。私は直接話をしたりということはなかったけれど、お見かけした時にはいつも温厚そうな笑みを浮かべてはったのが印象に残っている。というか、わざわざハリスンさんみたいな「偉い人(当時の私のランクでは)」が吹田くんだりまできてくれはったことが嬉しかったなあ。
同じテーマでも、こんな書き方をしたら全く違うものになるんだよ、という視点の相対化の面白さを教えてくれた作家さんとして、心に残る方やった。
謹んで哀悼の意を表します。
8月19日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。