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フレンダー変形に感動 [テレビアニメ]

 先週から関西テレビの深夜アニメ枠で「新造人間キャシャーン」を再放送しはじめた。むろんタツノコプロのオリジナルバージョンであります。実は、本放送時や夕方に再放送していた頃も、通しで全部ちゃんと見てへんのであります。今回、ええ機会なんで、録画予約をして全部きっちり見るつもり。
 感動ものは、ロボット犬フレンダーの変身シーンであります。ご存知の方には言わずもがなやけれど、キャシャーンの求めに応じて車になったり飛行機になったり潜水艇になったりするわけですね。
 今のアニメやったら、CGでモデリングをして、パーツの動き方とかきちっと細かい部分も実在しているかのように作画するんやろうけれど、1970年代の手書きセルアニメは違う。仕掛けがどうなってるかなんて関係なく、びにょーんと伸びたり縮んだりして変形するのであります。これが実にかっこいいのです。ただの変形やないね。メタモルフォーゼしてますね。そこがよろしい。
 敵の量産型ロボットも爆発したあと、そこらへんに歯車などの部品が転がるカットが挿入されるだけで、「破壊されましたよ」ということがわかるようになっている。セルの枚数をいかに少なくしつつ迫力のある動きを見せようという工夫が全編で見られる。
 私は最新のむやみやたらと無駄に動き回るアニメもちゃんと見ているので、その工夫の仕方に感動するのですよ。
 昔のセルアニメがすべてよかったなんて言いません。そやけど、名作としてこうやって30年以上前に作られても視聴に耐えうる作品というのは、それだけの理由があるんやなあと感じいった次第であります。ただ、それを今の若いアニメファンはどう受け止めているのか、そこはちょっとわかりかねるところではあるけれどね。

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