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体罰狩り [スポーツ]

 ここのところ新聞の社会面やらスポーツ紙やらで「体罰」の文字を見ない日はない。
 体育会系のクラブでどこでも体罰をしていたということはないやろうけれど、体罰をする土壌が全般的にあったことは事実やろうと思う。特に高校の運動部なんか、経験者が監督や顧問をしているとは限らんのやから、技術的な指導がでけんかわりに「精神を鍛える」てな理屈で指導するしかないよね。
 例えばだらだらした動きをしていたら、「緊張感をもたないで動いていると集中力を欠いて怪我をしやすくなる」と理屈でよう言わん人やったら「だらだらする奴は正座3時間!」てなことにもなるわな。
 私はそういう理不尽なことは嫌いなんで、やりませんけどね。でも、しらみつぶしに探していけば、「体罰」の事例はなんぼでも出てくると思う。
 そういう「体罰狩り」みたいなことをして、体罰をした者をいちいち処分していたんではどうにも動きが取れなくなるんやなかろうか。不問に付せとは言わんけれど、過去のことは過去のこととして、これを機会に今後そういう理不尽な指導法をあらためるというような方向に進めるとか、経験のない者にむりやり顧問をさせるというようなことをしないようにするとか、もう少し前向きな動きをしていかなあかんように思うんやけれどね。
 そのうち、体罰をしていたということを責められた指導者の中から自殺者が続出したりなんかしたら、今度は誰を責めるのかな。野球やったら高野連の会長に責任をとらせるのかな。
 もう「体罰狩り」はそろそろやめようや。部活動を盛んにしたいんやったら、教員のボランティアやなくちゃんと予算をつけてほんまもんの指導者を雇えるようにするとか。公立高校なんか、部活動のために人を雇う余裕なんかないんやからね。

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昨年の積み残し [教育]

 朝から微熱が出かかっていたので、まずいなあとか思うていたんやけれど、帰宅してへろへろ状態で体温を測ったら平熱やった。寝たきりおっさんがいきなり2日続けて仕事をしたからただ疲れただけですのね、おほほ。
 なんやかんやで3年生は明日から期末考査。ついに平常授業が今日で終了というわけ。1年が年ごとに早く過ぎていくような気がするのでありますが、そのわりにはいろいろあった。なんだか猪突猛進で1年を過ごしたという感じ。
 1浪して看護学校に合格した昨年の担任クラスの生徒があいさつにやってきた。彼女にとってこの1年は長かったんやろうか。実は浪人した生徒はもう一人いて、この生徒は2月の初めにならんと合否がわからん。この2人の合格の報を聞くまでは、昨年の担任クラスのかたがついてないように思う。まだまだ落ち着かん日々が続くなあ。
 さる高校の教員全員を転勤させると息巻いている市長がいてるけれど、そんなことをしたらこういう生徒のアフターケアを誰がするかとか、そんなことには思いは及ばんのやろうなあ。私を担任してくれた恩師がそうやったように、自分が担任した生徒というのは、一生気になるもんなんですよ。

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マスクに隠れた鼻の下 [日常生活]

 今日から本格的に再稼働。正直、4日間も「寝たきりおっさん」を続けての職場復帰だけに、体力的な不安は朝からありまして、なんとか1日もったかな。処方されたタミフルは本日分まで。さて、明日の夕刻に帰宅した時に熱がまたぶり返したりしないか、それだけが心配であります。というわけで、今日も職場でも自宅でもずっとマスクをして暮らす。
 部屋の中はよろしい。ところが、出勤途上など眼鏡が少しでも冷えると鼻から出た息の水分が眼鏡のレンズに結露して前が見えん。いちいちレンズを吹くために足を止めるのも面倒なので、口でのみ息をし、息を吐く時は唇を大きく突き出し鼻の下を最大限にのばして下から吹きだすようにしている。この息のしかたって、唇が疲れるんですよね。マスクで隠れてるからええけど、外から丸見えやったらさぞかしおもろい顔になっていることやろう。
 もっとも、マスクをしてなんだらそんなけったいな息の吐きかたをする必要もないんですけどね。
 というわけで、いささか疲れた。今日も早めに寝ることにしましょう。毎日こんな「体調レポート」みたいな日記ですまんのう。

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インフルエンザ完治? [日常生活]

 大相撲小言場所「初場所をふりかえって~日馬富士、横綱初優勝~」 を更新しました。

 インフルエンザ療養4日目。いよいよ明日から本格的に稼働。というわけで、リハビリを兼ねて近所のコンビニまで歩く。ほんのちょっとの距離で、外出していた時間もそれほど長くなかったというのに、そこそこ疲れた。4日間寝倒し、病気の影響もあって体力が落ちているんやなあ。
 以前インフルエンザにかかった時はタミフルなんて薬はなかったから、とにかく高熱でウイルスを殺してしまい、そしてすかっと熱が下がったところで、体はふらふらやけれど爽快感はあった。今日は夕食前に体温を測ったら、多少の微熱があり、鼻の具合もなんかまだすきっとしない。ほんまに治ったんやろうなあ。まあ、タミフルはあと1日分処方されているから、それを呑み切ったあとでどうなるか、やな。念のため、マスクはずっとしたままで仕事をしよう。療養中もずっとマスクはしたままで、いささかうっとおしいんやけれど、もしウイルスが残っていたりして生徒に移したとしたらいかんからね。
 様子を見て、体力がもたないと判断したら、また早退ということもあり得るか。金曜と今日の休みで仕事が多少たまっていたりはするんが気がかりではあるけれどね。
 というわけで、今日も午前中はかなり寝倒した。今はタミフルが効いているのか、鼻炎薬のおかげか鼻も咳もほとんど出てない。体力回復が明日からの一番の課題ですな。
 ご心配、ご迷惑をかけたみなさん、すみませんでした。明日からの私を括目せよ! ふらふらなおっさんが見られますから。

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場違いなゲスト [大相撲]

 インフルエンザ療養3日目。日曜なのに朝早く目覚める。一日寝倒しているんやから仕方ない。体調は万全ではないけれど、体温は平熱。鼻はつまったり通ったり。咳は夜にはかなり治まる。外は寒風が吹いていて、一服してベランダに出たら体が一気に冷えた。ファンヒーターで温めたら急激に体感温度があがったせいかくしゃみを連発。すぐに治まったけどね。
 火曜日から再稼働の予定ですが、なるべくスローペースで仕事をしよう。この調子では、一気にフルスロットルで仕事をしたらまたぶっ倒れる。18年前、阪神大震災の直後に一度インフルエンザが直ったと思うたらまた別なのにかかってぶっ倒れたのを思い出す。あの二の舞だけはごめんです。
 夜、録画しておいた「さよなら横綱大鵬」という追悼番組を見た。司会は藤井アナウンサー。ゲストに北の富士さん。そこまではよろしい。もう一人のゲストが堺屋太一。なんでも「巨人大鵬卵焼き」という言葉の出所が堺屋太一やったとか。そんな人を呼ぶくらいなら相撲記者クラブ会友の元アナウンサーとか、いっぱいいてるやろう。堺屋はん、たいしたことを言わず。「昭和はよかった。高度経済成長期はよかった。もう一度ああいう時代が来てほしい」みたいな結論しかない。この爺さんさえ出てなければ非常にええ番組やったのになあ。誰や、こんな人をゲストに呼んだ犯人は。場違い以外のなにものでもなかったぞ。

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横審を見返す優勝 [大相撲]

 インフルエンザ療養2日目。薬の効き目もあって、体温はいつ測ってもほぼ平熱に近い線を保っている。今日も朝食後と夕食後にタミフルを服用。ほかに鼻炎薬と熱さましも。ただ、鼻の調子はそれほど劇的にはようならん。体のだるさも変わらず。
 朝からテレビを少し見、夕刻には相撲を見る。日馬富士の優勝を見届ける。一場所悪かっただけで「来場所もこうだったら引退」などと発言した無定見な横審委員に痛快な一撃をくらわせる優勝。横審にはもっと相撲に対して愛と定見のある人物を選ぶべきやと、再度声を大にして言いたい。すくなくとも内館牧子さんの再任とやくみつるさん、デーモン小暮閣下はメンバーに加えるべし。あと、放駒前理事長が定年退職したら、たとえ角界内部にいた人とはいえ、八百長に一切かかわらず、相撲に対して常に厳しい姿勢で臨んできた人物だけに委員の列に加えていただきたい。
 それ以外はほとんど寝て暮らす。病人なんやから当たり前か。
 咳はかなり治まってきたし、鼻水も少しずつ青洟にかわりつつある。明日一日ゆっくり休めば、かなりよくなるやろう。出勤停止は月曜まで。ただ、再度発熱せん限り解熱後48時間というラインはクリアしているから、リハビリを兼ねて近所のコンビニに買い物に行くくらいはできるやろう。寒いからあまり外出したくはないんですけどね。

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タミフル [日常生活]

 朝起きて体温を測る。
 38度5分!
 出勤を見合わせ、かかりつけの医者に。こよりのようなものを鼻の穴からのどの奥につっこまれ、ぐりぐりされる。インフルエンザの検査なのであります。私のあとに診察室に入った幼稚園児の男の子は同じようにぐりぐりされてぎゃーぎゃー泣いていた。大人でも苦しいんやから仕方ないよねえ。
 検査結果は……インフルエンザでありました。昨日発症したので、木曜日を起点に5日間の自宅謹慎決定。
 職場に連絡を入れて、自習課題などの手配をお願いする。「ワッハ上方」行きは無理であろうと中止にしてもらうことにしたが、すぐに教頭から連絡があり、社会科の同僚と、前期に引率の補助に入ってくれたはった同僚が引率をしてくれることになったので、中止せずにすんだ。ぜひ生徒たちには見せてあげたい展示などがあったから、ほんまに助かる。困った時に助けてくれる同僚がいてくれる。こんなにありがたいことはない。
 というわけで、タミフルを処方されて、帰宅後すぐに服用。そこから昼過ぎまで爆睡。昼食をとるために起きる。食欲はそれなりにある。食べられるということのありがたさよ。
 昼食前に体温を測ると、35度8分! 下がり過ぎやろう。タミフル恐るべし。鼻水と咳はまだまだ残ってるから土日はとにかく寝まくるつもりであります。私はもうええおっさんなんでタミフルの副作用でなんやしらんおかしくなることもなかろう。
 てなわけで、今日も早く寝て休養につとめよう。
 妻は……感染してるかもしれんなあ。発症はしてへんみたいやけれど。発症しないのを祈るばかりであります。

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木曜日はだめよ [日常生活]

 朝は微熱やったからなんとかなると思うて仕事に行ったら、午前中から働きづめでガソリン切れ。午後はなんと1時間近く寒い体育館にいてんとあかんかった。
 帰宅して体温を測ったら、まあそのちゃんとした熱が出ていた。今日も早退すべきやったか。
 で、医者に行ってインフルエンザかどうか検査してもらわねばと思うたら、木曜日の夕方から夜は休診なのね。なんでよりによって木曜日に熱があがるかなあ。
 一応風邪薬を飲んではみたものの、さあ、これがインフルエンザやったら効くはずもなし。
 今晩は早く寝て、明日の朝、様子を見よう。明日は休んで「自習」というわけにはいかん「ワッハ上方」見学を入れている。よりによってこんな時に、ねえ。
 というわけで、おやすみなさい。

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原哲男の死 [追悼]

 本格的に風邪ひき。鼻水とくしゃみに悩まされる。熱は上がってへんから、それなりに仕事はこなすけれど、明日以降に体力を温存する必要があるので、今日は午後から早引きして帰宅後すぐに寝る。風邪薬を飲むけれど、好転せず。早く寝て明日以降に備えよう。
 夜、パソコンでニュースサイトをまわっていたら、喜劇役者の原哲男さんの訃報に接する。享年78。死因は肝臓癌。
 原さんというたら吉本新喜劇で「誰がカバやねん」のギャグで一斉を風靡。オリバーソースのコマーシャルでも長い間おなじみ。あの「てなもんや三度笠」では冒頭にお堂の前で藤田まことさん演じるあんかけの時次郎に斬りかかってはやられ、その後に有名な「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー」というセリフにつなげる役目をしていた。
 実は、昨日の「なにわ芸能研究」という授業で「てなもんや」を見せたばかりで、ここでもすでに「誰がカバやねん」のギャグを連発している。もしかしたら、あのギャグは「てなもんや」から生まれたものかもしれんけど、そこまでは私も確証はない。ご存知の方がいてはったらご教示ください。
 子どものころから親しんできた「吉本新喜劇」でメインでも脇にまわっても存在感を示してはった。意外に身が軽く、パントマイムなどもよくする、喜劇役者らしい役者さんやった。
 私が大学生やったころ、京都の百貨店でアルバイトをしていた時、バイトの先輩に連れられて木屋町へんのおでん屋さんに行ったことがある。まだ「京都花月」があったころのことです。原さんが常連のおでん屋とは聞いていたけれど、偶然御本人がいてはったのには驚いた。たぶん「京都花月」で吉本新喜劇での出番があったんやろうね。
 騒がしい大学生に対しても決していやな顔をせず、逆に「ソースはオリバー!」なんて言うてくれはるサービス精神は、いまだに強烈に記憶に残っている。芸人さんが必ずそういうサービスをしてくれるとは限らん。一人で楽しくおでんをつまみつつ飲みたい気分やったかもしれへんのに。
 個人のギャグについつい頼ってしまいがちになる吉本新喜劇で、演技力で笑わせられる貴重な存在やった。
 謹んで哀悼の意を表します。

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常盤新平の死 [追悼]

 翻訳家、コラムニスト、作家の常盤新平さんの訃報に接する。享年81。死因は肺炎。
 直木賞作家としてよりも、アメリカ文化の紹介者としての印象が強く残っている。私のお気に入りは「アメリカンジャズエイジ」で、これは若い頃むさぼるように読んだ。おかげで一時は1920年代のアメリカ大衆文化にやたら詳しくなったような気がしたものです。実際、教員として世界史を教えた時に、このころに仕込んだ知識の記憶が役に立ったりしたものね。
 翻訳ではフィリップ・ロス「素晴らしいアメリカ野球」(中野好夫さんと共訳)あたりを面白く読んだ。あと、常盤さんの名前を覚えたのは確か子ども向けに出版されたミステリやSFの翻訳やなかったかな。かつて早川書房で編集者もしてはったから、そういう読者の裾野を広げる仕事もやってはったんやろうね。
 決して派手な存在というわけやなかったけれど、センスの良い文体でアメリカ文化の魅力を教えてくれた、それが私にとっての常盤新平さんという存在やった。うん、そういえば雑文を書くときに常盤さんのコラムみたいな書き方をしたいと思うたりして試してみたけど、これはもうセンスが違い過ぎて私なんかではとうてい真似でけんかっこよさやったなあ。ああいうタイプの文章を書ける人は、そういてへんかったんと違うかしらん。
 謹んで哀悼の意を表します。

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