坐禅も組める股関節

　膝を故障してから明日でまる３週間。今日も膝を包帯で固定して仕事。ひとつの個所をかばっていると、他の個所に無理をさせることになる。今の私の場合、右足に逆に負担がかかっている。右のくるぶしは２０代に骨折したことがあり、負担をかけ過ぎるとかなり重い感じになる。それと腰が張る。準備室で簡単なストレッチをしたりしてのばしている。腰痛になったりするのは嫌なんでねえ。
　それでも持ちこたえられているのは、股関節が柔らかいおかげやないかと思う。１８０度までは開かんけれど、１００度以上は普通に開く。倫理の授業で鎌倉仏教を教える時は、生徒の前で坐禅を組んで見せたりする。これは中学校時代に大徳寺に見学に行った時、若い坊さんから正式な坐禅の組み方を教えてもらい、ときどき足だけでも組んでみたりしているから（さすがに臍下丹田に力をこめて背筋をのばし、視線を少しだけ下において……という形をとるとすぐにへばってしまう）、格好だけならやってみせられるのであります。
　膝もかなり曲がるようになったので、この前の授業の時に一瞬だけやってみせた。地面に足を置いて踏ん張ったりしなければ、曲げても痛くないというところまで回復してはいるのであります。股関節が柔らかいと、怪我もしにくいというしね。左膝の怪我が比較的軽くで済んだのはそのおかげかもしれんな。
　日中の暑さと、仕事場の冷房との温度差が、よけいにしんどさを増すのであるけれど、なんとか気力だけは萎えてないので、だましだましやってる感じやねえ。
　２週間後の人間ドックまでにはもう少し体調が整っていればええんやけど。とにかく無理はしない。無理をし過ぎてほんまにぶっ倒れたりしたら、元も子もないですからね。
　今日も寝る前にシャワーで汗を流してさっと就寝してしまおう。幸い風を通すと、夜は涼しめ。寝苦しいということはないのが少しは救いになっているのかな。

日本を誰から取り戻す

　毎日相撲と野球のとばかり書いてるのもなんですから。違うことも書こう。
　野球を見ていて、イニングの間のコマーシャルを見ていたら、あいかわらずしんぞう首相は「日本を取り戻す」というてはる。去年の暮の衆議院選挙でも同じことを言うてはったけれど、その時の日記を読み返したら、私は「誰から」とつっこんでました。
　いやほんま、日本語としてこんなにええ加減な文言はないと思うなあ。主語と目的語がわからんのだもの。まあ、主語は首相であるとしても、取り戻すということは、日本は誰かに取り上げられているということやわね。アメリカにまだ占領されてるということかな。それなら公約に日米協定の見直しかなんかを入れそうなものやけれど、そんなことはしてへんしなあ。
　大意としては過去のいずれかの時代みたいにしようということなんやろうけれど、それは戦時中みたいにしようということなのか、高度経済成長時代みたいにしようということなのか、バブル経済期みたいにしたいということなのか、判然としない。民主党ができもしないマニュフェストを掲げて失敗したから、具体的なことを約束するのはやめようということであるらしいけれど、ここまであいまいやとなんのこっちゃわからんやないか。
　政権与党ならば、まず論理的で明瞭な日本語を使うてほしいものでありますよ。

沖縄のナイター開始時間

　朝から暑い。クマゼミがしきりに鳴いている。夏がきたんやなあ。
　朝から生徒もへばっております。１０代の若者がへばるんやから、５０のおっさんがへばっても仕方ないよね、なんて正当化してどうする。
　ま、仕事はきっちり。できることを着実にこなす。当たり前のことやけどさ。
　帰宅して相撲と野球を見る。稀勢の里が痛い黒星を喫した。ほらね、期待したらあかんのよ。もう何度期待を裏切られたことか。そやから今場所の稀勢の里にはあまり期待しないことにしてたのですよ。残り１２日間勝ちっ放しでいかんと横綱にはなれんぞ。さてどうなることやら。
　タイガースは沖縄で試合。日没時間の関係で夜７時に試合開始。当然、試合終了も普段より１時間遅くなる。試合を全部見終わってからパソコンに向かうわけで、それからいつものルーティンをこなすと、就寝時間も少し遅くなるということになるなあ。しっかり睡眠をとらねば、ほんまに夏バテになってしまいますよ。
　というわけで、今日の日記はこんなもんになりました。
　あ、昨晩、昔演芸について書いた文章を検索エンジンで引っかかって読んだ人から喧嘩を売るようなメールがきた。あいさつも何もなし。見知らぬ相手にメールを出すんやから、ちゃんとあいさつくらいしていただきたいものです。こういう人がブログに「通りすがり」とかいう名前でコメントをつけたりするんやろうなあ。

さらにあと一週間

　愛すれどTigers「藤浪、前田健に投げ勝つ！」を更新しました。

　今日は一日何かしら仕事に追われているような感じで、バタバタしておりました。近畿は梅雨明け。暑くて暑くてもうなんというか。
　予定通り整形外科にいけば、あと１週間は湿布を貼り包帯でしっかり膝を固めて仕事をし、階段の上り下りは慎むようにと言われた。そうすれば、来週からはリハビリの体操を始められるやろうとのこと。さらにあと一週間か。怪我は日にち薬であるということは、若い頃に骨折した時に十分味わったのでありますが、なまじ平地は歩けて仕事もできるだけに痛みが違和感になりつつあるというてもじれったく感じてしまう。
　ま、この先一週間は辛抱ですな。
　帰宅して相撲を見る。大砂嵐は２連勝。今日から本格的なラマダンに入ったとのこと。ジハードということにしてずらしたりはしないみたいね。夜明け前に起きて水分をたっぷり補給するんやそうです。史上初のムスリム力士、どこまで星をのばせるか。稀勢の里も連勝スタート。相撲のたちや雰囲気は日馬富士よりも横綱っぽいんやけどなあ。どこまでこの落ち着きが続くか、ですね。

大砂嵐のジハード

　七夕には珍しく、好天。ただ、部屋にいてても蒸しっと暑い。扇風機にあたりつつ涼をとる。午前中は例によって戦隊にライダーにプリキュア。ええ年をしたおっさんが何をしておるのか。もっとも、還暦を過ぎてもこういう生活パターンは同じやないかと予想される。永遠の少年なんである。ちょっと違うか。
　昼食前に少し午睡し、昼食後は野球中継を楽しむ。とはいえ、１時間も雨で中断されると待っている間が辛いなあ。６時過ぎにやっと終了。ラジオで聞いたていた分は夜のスポーツニュースで見ることにしたが、なんとＮＨＫのスポーツニュースでは中断したことすら報道しておらんやないか。西岡の２点タイムリーも見たかったのに。
　それから録画しておいた大相撲名古屋場所の初日を見る。大砂嵐が十両で初白星。ラマダンをどう乗り切るか。もっとも、オリンピックなどでは試合をジハードとみなしてラマダンをずらすことができるらしいけれど。本場所の相撲はどうなるんやろうか。
　とにかくじとじとと暑い。寝る前にシャワーで汗をさっぱりと流して明日に備えることにしましょう。左膝は現状維持というところ。明日の帰宅途上にまた整形外科で診てもらわねば。

左膝を休める週末

　大相撲小言場所「平成二十五年名古屋場所展望～稀勢の里、横綱の条件～ 」を更新しました。

　というわけで、今日は完全休養日。いやいや「今日も」ですね。朝は平日よりも２時間近く遅く起き、午前中は例によってテレビをだらだらと。昼食後、いつもよりも長めの午睡。どれだけ疲れていたか、どれだけ体が休養を欲していたかがよくわかる。夕方ごそごそ起きてきて録画してあったプロ野球中継を見る。榎田くんの好投が報われて連勝。よかったよかった。明日はついに藤浪くん対マエケンという対決が見られるぞ。格は一方的に相手が上やけれど、打線は藤浪くんを守ってやってや。
　夕方、２度ほどスコールみたいに集中的な豪雨が。その影響からか窓を開けておいたら、部屋中に涼しくて心地よい強めの風が吹きこんでくる。かなり過ごしやすくなった。夜になると無風状態になり、今度はちょっと蒸すねえ。今夜は熱帯夜という予報も。寝苦しくなるかなあ。
　明日もひたすら休養に励んで、痛めた左襞に負荷をかけないようにしてやらねば。
　毎日こんな日記ですみません。

バリアフリーと熱中症

　左膝を痛めてから今日でまる二週間。座っている時は膝も曲げられるし、平地を歩いている時は全く支障なく歩を進められる。そやけど、段差や階段ではまだ曲げる時に力が入ると痛むなあ。なるほど、プロのスポーツ選手が半月板損傷でリタイアしたあと復帰まで長くかかるのはこれなんやなあ。
　そんな足でも、午後から出張が入っているので、弁天町付近にある高校まで電車を乗り継いで行かねばならん。幸い、阪急の駅はスロープやエスカレーターを使えたし、ＪＲや地下鉄はエレベーターが完備してあったので、時間はかかっても支障なく弁天町までついた。
　午後２時過ぎ。一番暑い時間。弁天町駅の近くには、府立高校が二つある。私はこれまでどちらにも行ったことがなかったということもあり、目的の高校とは別の方に行ってしまい、あわてて引き返し、道を確かめて、わずかな遅刻で目的の高校にたどりついた。めちゃめちゃ時間の余裕があったのになあ。アホですわ。
　で、炎天下、３０分近くうろうろ歩き回ったので、軽い熱中症にでもなったのか、夜になってもまだ火照りが消えんような感じ。だいたいこの２週間、かなり無理をして仕事をしていて相当疲れがたまっているから、よけいしんどい。
　地下鉄を乗り継いで、直帰。帰宅したらもう動かれん。夕食をとって、タイガースの勝利を確認したところで少し元気が出てきた。
　というわけで、みなさんも炎天下の元の外出にはご注意を。

ネット選挙運動解禁

　参議院選挙が公示された。今回から公職選挙法の改定でインターネットの活用も認められるようになったということで、ネット選挙とかなんとか言われているけれど、読者の特定でけんメールマガジンでは選挙運動はでけんとか、おかしげなルールになっていて、どこまでが適法でどこからが違法かの線引きも難しいとか。
　ツィッターやフェイスブックの活用が認められたところで、その候補や政党の支持者でないものはつぶやきのフォローもしてなかろうし、フェイスブックにアクセスもせんやろうから、これが投票率を高くする切り札になるようには思われんのですけどね。ポストに放りこまれた政治ビラも、無関心層は丸めて捨てるし、演説会に足を運ぶのは支持者ばかりやろう。それと同じことがネット上に場所を移して行われるだけのことやないかな。
　どうも新聞記者はネットというものを過大に評価しているみたいな気がする。あるいは自分たちマスメディアの敵と認定して、その影だけが大きく見えて怖がってるとかさ。
　テレビによって確かにアピール力のない候補は不利になった。そやけど、テレビのない時代にもノンキ節の石田一松とかタレント議員はいたわけやし、本質的な部分で劇的に変化したということはないんやないかな。
　組織票よりも風頼みの浮動票が選挙結果を左右するようになったという、その点だけは大きく変わったかもしれんけれど、戦前の政友会と民政党の時代にもそういう風任せ見たいなところはあったらしいしなあ。
　というわけで、ネット上の言説よりも、昔ながらの選挙公報で私は誰にいれるかを考えたい。そして、前回の衆議院選挙から今回の選挙までに各政党がどんな動きをしていたかを思い出して、信頼できそうな党に一票を投じよう。
　ネット選挙やろうがなんやろうが、投票所に足を運んで、鉛筆で候補の名前を書き、一人一票を行使することにかわりはないんやからね。ちょっと騒ぎ過ぎと違いますかいな。

関大前の坂とゲリラ豪雨

　今日は関西大学で学校インターンシップの連絡会。午後からの授業が終わるとすぐに職場を退出し、阪急電車で関大前に。関大前の駅から関大の門まで、上り坂なんですよね。ちょっときつかった。とはいえ、足そのものはかなり曲がるようになり、痛みも少しは和らいできた。もう少しの辛抱、かな。
　学校インターンシップというのは、関大の教職志望の学生さんに実習をしてもらい、こちらは仕事を助けてもらえるし、学生さんは教育実習の予行みたいな体験ができる上に単位もとれるというもの。勤務校では毎年学生さんに来てもらい授業の補助をしてもろうたりしているんやけれど、私は今年初めてその窓口を担当することになったので、こういう連絡会などにはまめに出席して要領を覚えておきたい。
　とはいえ、出席の返事を出した時にはまさか自分の足が故障しているなんて思いもよらなんだからねえ。
　会議が終わって外に出たら、地面はびしゃびしゃに濡れていた。自宅に電話したら、ちょうど会議の間だけゲリラ豪雨が大阪を襲っていたとか。次の雨との間のわずかな時間だけ、私は傘をさすこともなく関大前の坂を下っていけた。もっとも、帰路、電車から降りたら本降りで、雨具はやっぱり使わなならなんだんやけれど。ゲリラ豪雨にあわなんだだけでも幸運やったと思わんといかんね。何しろあの甲子園でさえ試合中止になるくらいの豪雨やったんやから。

和式で苦労

　足の具合はほとんど変わらず。湿布を貼り、包帯で固めて歩く。歩きにくいけれど、ギプスで固めるよりはましと思わねば。それよりも困ったのはトイレ。大きい方をしようと思うたら、一番近くのトイレは和式。膝に負担がかからないように長時間同じ体勢にならないようにと苦労する。これなら無理して階段を下りて下の階の障碍者用のトイレに行くべきやった。その方が負担が軽くてすんだのにね。
　帰宅してラジオとテレビでタイガースとジャイアンツの試合を見たり聞いたり。延長１１回、４時間４３分という長時間の試合で、これは疲れた。特にラジオに切り替えてからは集中して聞いていたから、かなりきつかった。しかも負けやしなあ、タイガース。甲子園では攻撃よりも守備を重視したオーダーを組むべきでしたなあ、和田監督。まあ、明日は聖地で負けなしの藤浪晋太郎くんが運を持ってきてくれるわいさ。
　うーむ、今週もかなり負担のかかる週になりそうやねえ。