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盛り上げ実況も虚し [プロ野球]

 夜になると鼻がぐずついてくしゃみも出る。今月は真夏日に台風に晩秋と目まぐるしく気候が変わったもんなあ。朝なんか起きてリビングに出たら、ひんやりしてるもんね。捕りあえず鼻に効く風邪薬を服用。寝ている間だけでも鼻が通らんと、快眠でけんもんな。
 夜は録画した番組を見ながら、間に日本シリーズをちらちらと見る。日本テレビのアナウンサーのつまらないジャイアンツ盛り上げ実況にはしらけてしまう(明らかにショートとしてはダメなスローイングの坂本の送球をほめたり、一人だけランナーを出しても落ち着いて後続を断った辛島投手に対して「辛うじて抑えきりました」とまるで無死満塁のピンチを切り抜けたかのようなことを言う、など)。日テレの悪しき伝統ですな。タイガースびいきのサンテレビや朝日放送のアナウンサーは、意外にひいきの引き倒しみたいなことは言わん。あかんもんはちゃんとあかんと言う。当たり前のことやけれど、それをしてはいかんのが日テレのジャイアンツ実況なのであります。
 V9時代はそれでもよかったのかもしれんけれど、今の時代、わざわざ野球を見る視聴者は、そんな子どもだましの実況では満足でけんと思うぞ。
 アナウンサーの奮闘虚しく、ジャイアンツは3敗目。今のジャイアンツ打線には焦りが見えていて、これでは田中投手を打ち崩すことはちょっと無理なんやないかなあ。この勝利でイーグルスの日本一は決まったかな。
 今季のイーグルスには、あの大震災直後のブルーウェーブとよく似た「無形の力」が働いているような気がする。さあ、仙一さん、悲願の日本シリーズ優勝か。

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川上哲治の死 [追悼]

 職場で調べものをしている時にニュースサイトをのぞいたら、元プロ野球選手でジャイアンツ監督やった川上哲治さんの訃報 に接する。享年93。死因は老衰。まさに寿命を全うしたと言えるんやろうな。
 もちろん私は川上さんの現役時代の姿を知らない。ビデオで見る打撃フォームは自然体で柔らかいフォームから鋭いスイングをしていて、時代を代表する打者やったんやなあと実感させてくれた。
 とはいえ、私が「川上監督」の名を知ったのは漫画「侍ジャイアンツ」でやし、私がタイガースファンになった1973年ごろには「タイガースの優勝を阻止した憎いおっさん」でしかない。「打撃の神様」「弾丸ライナー」「赤バット」「テキサスの哲」「哲のカーテン」「野沢のおっさん」などなど二つ名の多さではプロ野球史上記録に残る人物であることを知ったのは、それよりずっとあと、野球史に関心を持っていろんな本をむさぼるように読むようになってからであります。あ、「野沢のおっさん」は、長嶋監督が最初に解任された時に言うたとされる悪態やから、二つ名とは言えんか。南海時代の野村監督が「鶴岡元老に吹っ飛ばされた」発言をしたのと並ぶ悪態でありますね。
 こんなに評価の分かれる監督は珍しい。9連覇という偉業を成し遂げたその手腕を高く評価する声と、その冷徹な采配に対する批判が真っ向から対立する。ただ、他の監督と比べると人間味あふれるドラマが少ないのは確かやなあ。同い年の「悲劇の名将」西本幸雄さんや「猛牛」千葉茂さんとは好対照であります。
 とはいえ、NHKの解説を聞いているとなんや好々爺という感じやったし、その解説を聞いてうーむとうならされるような深い野球観を味わわせてくれたというわけでもなかった。おそらく自分の考えをうまく口にできるタイプの人やなかったんやろうなあ。評価が分かれるのもそこらあたりに由来するものなんやろう。
 ただ、敵は憎らしいほど強い方がよろしい。タイガースファンである私にとってはまさに「ジャイアンツ」の権化、いやいや象徴という監督やったことだけは間違いがない。愛すべきキャラクターとして国民的な人気者である長嶋茂雄さん(私は好きになられへんけれど)との対比で見ても、やはり敵役にまわってしまう。そこらあたり、気の毒な役回りを演じさせられるお方やったんやろうなあ。
 希代の名選手、名監督であったことは間違いない。ジャイアンツ以外のユニフォームを着なかったという点では、実は長嶋さん、そして原監督と共通するところがあるんやなあ。
 謹んで哀悼の意を表します。

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大学SF研に入りたい [SF]

 案の定、祭りのあとの高校生たちは燃え尽き症候群てな感じで、こっちが強引に引っ張っても日常生活にそう簡単に戻ってきそうにない。1年生なんか、祭りの間のペース配分がわかってなんだせいか、登校はしたものの途中で力尽きて保健室に行き、そのまま早退という生徒が続出。そこまで行事にいれこむか。若さゆえ、ですかな。おっさん教師は粛々と仕事に徹する。
 放課後、図書室の当番で生徒たちと話をする。SF好きの男子と話をする。進学先が決まったということなんやけれど、行く先の大学でファンジンを作りたいなんて言うてくれる。その大学にはSF研はないんやなあ。そやからというて今の私は若者にファングループを紹介できるほどファンダム事情に精通しているわけでもないしねえ。力になってあげられんのが残念。そやけど、自分の勤務校にもそんな有望な若者がいてるというだけでなんか嬉しくなって、ちょっとばかり元気を取り戻したのでありました。
 その気になったら、自分でファングループを探して入ることくらいできると思うぞ。がんばれ若人よ! 力にはなられへんけれど、応援しておりますぞ。

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やっと明治維新 [日常生活]

 今日は文化祭の代休。疲れが取れ切ってないので、今日も午睡。ただ、昨日ほど長時間爆睡することはなし。肉体的な疲れはまあかなり取れたかな。明日から日常生活に戻らねばならんのやけれど、教員はともかく生徒の中にはまだ切り替えがでけんものもいてるやろう。これはもう立場の違いとか精神的な成熟度とかいろいろと理由があるから仕方ない。こちらは強引にでも日常生活のリズムに戻していくだけのことであります。「うる星やつら」みたいに楽しい時間を終わらせることなくループさせていくというような夢は、まさにビューティフル・ドリーマーなのであります。
 というわけで、今日は久しぶりに自宅でゆっくり読書の時間をとったりもできた。先日の日記に書いた「上岡龍太郎 話芸一代」を読了。希代の「フリー漫才」(誰とでも漫才ができる、の意)の名手の芸を記録した初めての貴重な資料として笑芸ファンならぜひ手元に置いておきたい一冊であります。
 夜は妻とともにたまっている録画番組の視聴。「八重の桜」がかなりたまっていて、やっと戊辰戦争が終わったところ。昨日の放送のサブタイトルが「鹿鳴館の華」ですからねえ。どんだけためてるねん。野球を見ているとドラマやアニメがたまるのですよ。まあ、会津籠城戦という一番きついところをなんとか乗り越えたから、ここからはもう少しさくさくと見ることができるのではないかな。

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西遊記外伝 モンキーパーマ [テレビ全般]

 今日は完全休養日。午睡したけれど、ほんまに爆睡。昼過ぎに布団にもぐりこんだんやけれど、はっと目が覚めたら真っ暗。いつもの明け方に置きた時と同じような暗さやったんで、そのまま朝まで寝たんやないかと思うたくらい。
 起きてから、録画した番組を見たり、日本シリーズを見たりして過ごす。日本シリーズは田中投手の力投でイーグルスがタイにもちこむ。シーズンもポストシーズンも無敗。2死満塁のシーンでロペスを空振り三振に取った場面や、伏兵寺内にホームランを打たれて自分に対する怒りを阿部と村田を三振に打ち取る投球で晴らしたシーンなんか、どうあがいてもこの投手に土をつけることはでけんと思わせたね。数年後、我らがタイガースの藤浪晋太郎くんがこういうエースに育ってくれたらタイガースも優勝できると思うぞ。
 それはともかく、今毎週楽しみにしているテレビ番組が「西遊記外伝 モンキーパーマ」 という人形劇。ローカル局の共同製作で、かつてドリフターズが声の出演をしていた「飛べ! 孫悟空」を意識した作りになっているけれど、キャストは「水曜どうでしょう」のメンバー。「どうでしょう」を見てへんけれど、そんなことは関係なく楽しめる。
 台本のテイストが井上ひさしさんのシニカルな部分を引き継いでいるのが嬉しい。「ネコジャラ市の11人」あたりに通じる笑いがある。音楽的要素がすっぽりと抜け落ちているのが違う点かな。大泉洋の孫悟空が妖怪たちを口八丁だけで成仏させるという展開が楽しい。
 NHKの人形劇で幼少期を育った身としては、こういうタイプの人形劇が、しかも地方局の制作であるというだけで嬉しい。東京のメイン局にはこういう「テレビの楽しさ」を視聴者に味わわせてくれる番組作りができなくなっているのかなあ。

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思い出の一部分に [教育]

 台風が行き過ぎ、無事予定通り文化祭が終了。今日はもう気力だけで仕事をしていたようなもの。帰宅したら心身ともに疲弊しきっている。日本シリーズは見たけれど、ジャイアンツがイーグルスに先勝して、ますますぐったり。8回裏、逆転の一打となるかと思われた打球を好捕した亀井。このシリーズのラッキーボーイになるかもしれんな。もしジャイアンツがこのシリーズを制することがあれば、それはこの亀井の好捕によってもたらされたということなるんやないかというプレーやった。CSでエルドレッドの好捕によりタイガースがカープに勢いを止められたような。
 というわけで、今日の私はもう脱け殻みたいなものです。いや、昨日のリハーサルが終了し、へろへろになって帰った時点でそうやったんやけれどね。
 とはいえ、自分が担任した生徒たちが文化祭にやってきて「せんせえー」と嬉しそうに笑顔を向けてくれたりするのは、そんな疲れを少しは和らげてくれるものです。いろいろと在学中にはしんどい思いをしたことがあっても、久々の再会というのは、そんなものもすべて懐かしい思い出に変えてくれるものなのです。
 よく生徒たちが在学中に「いい思い出を作りたい」なんて言うけれど、思い出なんてものは作るものやないと、ほんまに思う。全く思いもよらぬことが「思い出」として残るものなのですよ。
 ひとつの勤務校にあまり長くいるとよくないこともあるかもしれんけれど、勤務し続けることによって、卒業生たちが母校を訪れた時に故郷みたいな気持になれるのは、自分と関わりのあった人や物が迎えてくれるということやないかな。現任校で12年目。私もそろそろそういうようなものになりつつあるように思うた教え子との再会でありました。

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おっさん教師はガス欠 [教育]

 台風の影響で雨は強く降ったけれど、暴風警報が出ることはなく、文化祭は無事初日を終えた。私の今年の役目は体育館の音響機器管理。時間内のプログラムの間だけでなく、終了後に行われた翌日のプログラムのリハーサルにもすべてつき合う。
 担当の先生方はまだ若く、生徒たちも若い(あたりまえ)。多少遅くなっても元気いっぱい。そやけど、私はおっさんである。おっさんには体力がない。しかも朝から強い雨の中を出勤したりして、通常よりも体力を消耗している。
 一日中体育館にいてて気の休まる暇もない。すべてのリハーサルが終わる頃には完全にガス欠状態。雨の中をふらふらになって帰宅し、すぐに夕食。食後、いつもなら何本もテレビを見たりして過ごすんやけれども、今日はそんな時間はなし。
 日記を書くべくパソコンに向かうけれど、睡魔が襲ってきてぐだぐだ。
 テレビアニメではラノベ原作のものなど文化祭の出し物をものすごく簡単に準備して、教員なんか全く出てこないものもあるけれど、彼らラノベ作家たちは実際に文化祭の運営に関わったり、生徒会役員になったりなんて経験はないんやろうなあ。だいたい食品模擬店をするのに検便のひとつもせんなんてありえんしな。
 というわけで、今日はもう寝ます。おやすみなさい。明日も早くから出勤して生徒たちとともに準備じゃわい。体力がもつかしらん。

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3度目の正直で岩貞指名 [プロ野球]

 本日は一日文化祭準備で体育館に張りつき。音響機材の監督担当ということで、まあ交代要員はいてるんやけれど、明日に向けてのリハーサルにずっとつきあう。帰宅時には雨があがっていて比較的楽に帰られたんでまだよかったけれど、もうへとへと。
 帰宅してすぐにドラフト会議中継を録画したのを見た。タイガースの和田監督は昨年でくじ運を使い果たしたんか、2回引いて外れ、3度目の正直で左腕の即戦力といわれる岩貞投手との交渉権を獲得。スポーツ紙で予想されていた選手はほとんどよそに持っていかれました。まあそんなもんです。その分、トライアウトで球界で生き残ろうとしている必死の選手たちを獲得してもええんやないかと思う。特に以前ドラフト1位指名して競合となりくじで外した元イーグルスの左腕藤原投手なんか、今やったらくじなしで獲得できますぞ。
 それにしても、イーグルスとカープはチームの勢いがそのままドラフトでも発揮されたみたいな感じですなあ。イーグルスは剛球左腕の松井投手を、カープは社会人ナンバーワンと言われる大瀬良投手の交渉権を獲得。この勢いで日本シリーズでも日本一になってよ、星野さん。

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上岡龍太郎という存在 [演芸]

 先日購入した「上岡龍太郎 話芸一代」(戸田学)、読みかけたまま続きを読む時間がなくて中途半端に置いてある。悪魔の機械のためにテレビばっかり見てるからであります。
 上岡龍太郎の存在というのは大きかったんやなあと、読みながら痛感。こういう「インテリジェンスを感じさせるタレント」というタイプの芸人はそうおいそれと現れるもんやないんですなあ。シニカルに毒舌を吐くかと思うたら、駄々っ子みたいに自説を曲げなかったり、押してくる相手をさらりと受け流したり。緩急自在の話芸であります。
 同じ毒舌タレントでもやしきたかじんは押しに押すタイプで、受けの芸がない。芸人やないから仕方ないんやけどね。そこは、司会者出身(上岡龍太郎は若い頃ジャズ喫茶の司会をしたりして芸界に入っていった)と歌手というポジションの違いかもしれんね。
 このたび「笑っていいとも!」の番組終了を宣言したタモリも受けの芸ができる貴重な存在やけれど、またタイプが違う。団子理屈でその場を締めてしまうようなことをタモリはしないからね。こちらは根っからの芸人やないというところからきているのかもしれん。
 早く読み終えてしまいたいと思いつつ、読み終えるのがちっょともったいない気もする。戸田学さん、ええ仕事をし続けてはるなあ。

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文化祭と藤原の効果 [教育]

 昨日から今日にかけて、空き時間や放課後を使い、印刷業務をひたすら行う。漫研顧問として恒例の文化祭用の会誌作りであります。以前も書いたけれど、印刷室には生徒が入られんようになっているんで、顧問がひたすらするしかないのです。また、嬉しいことに今年も新入部員が多く、それぞれが何ページか書いて持ってきてくれたので、ページ数がこれまた多い。でも、部員たちの絵をたっぷり見ていられるのはなかなか楽しい。
 高校の部活なんで、絵のうまいへたは問いません。楽しく書いてくれたらそれでよろし。私も高校時代、絵のうまい仲間たちの間で、へたくそながら楽しんで描いたものです。そして、絵よりも文とふっきることができたのもこの時。とはいえ、文才もそこそこのものでしかなかったので、今は開店休業中のものかきでありますけどね。来月にはちょっとしたものかき関連のお仕事も来るので、それをきっかけに頭をものかきに切り替えるようなことができたらと思うております。
 それはともかく、今年は「おっ!」と思わせてくれる1年生が入部していて、将来楽しみ。今は3年生たちが今週末の文化祭に向けて準備に力を入れてくれている。台風の進路が気になるところやけれど、二つの台風が影響しあい迷走するという「藤原の効果」とかでどう動くか専門家の気象予報士でも予測がつかんというから、こればかりはほんまに天に祈るしかございません。台風直撃で中止なんてことになりませんように。

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