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都知事選劇場開幕か [時事ネタ]

 大相撲小言場所「平成二十六年初場所展望~稀勢の里、横綱へのチャンス~」を更新しました。

 昨日の晩は搾りかすみたいな状態。今日は完全休養日。昼食後、午睡爆睡。日ごろの睡眠不足を少しは解消できたかな。
 東京都知事選挙に細川元総理が出馬するとかしないとか。「殿、ご乱心」なんて自民党幹部が発言しているらしいけれど、それは元総理に対して失礼でしょう。一国の総理までした人物が首都とはいえ一地方自治体の知事に立候補するというんやから、これは普通の覚悟ではでけんことやと思うけれどね。「脱原発」を旗印にすると「東京には原発がないから争点にはならない」なんて自民党の代議士が言うたらしいけれど、これもおかしな話で、福島の原発は東京電力が関東地方に送電するためにこしらえたものなんやから、一番争点にすべきことやないかと思う。原発が東京都民とまったく無関係であるかのような発言は慎むべきやろうね。「原発だけが争点ではない」と書いた産経の論説委員には、五輪を成功させるためにスポーツ選手出身の国会議員を候補として並べたてたことに対してちゃんと釈明してから批判すべきやろうね。
 というわけで、細川元総理と小泉元総理が仕掛けた都知事選劇場。楽しみになってきた。岡目八目というのか、そんな立場でありますけどね。

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見えない縄 [時事ネタ]

 この1週間は長かった。年末年始の休みで体がなまっているところに、いきなり日常生活に引き戻されたもんやから、生活のリズムを取り戻せないまま4日間が過ぎたという感じか。
 それはともかく脱走犯、意外に早く見つかったなあ。携帯のGPS機能によって位置を把握されたということやけれど、、新聞の見出し通り「見えない縄」につながれていたようなもんやなあ。
 大阪駅ビルには顔認証ができるカメラが常設されるということやけれど、こういうニュースを目にすると、私が高校生の頃に読んだ筒井康隆さんの小説世界が現実になったように感じるね。「48億の妄想」やとか「俺に関する噂」やとか。あれは悪夢のような世界観やったけれど、悪夢が現実になっているということに、戦慄を覚えてしまう。
 常にカメラの存在を意識したり、あるいは「LINE」のように常に誰かが行動をチェックしているような世界。あれも秘密これも秘密法の次は共謀罪やと聞くと、今度は筒井さんからジョージオーウェル「1984年」の世界に移行するんやないかと思うてしまう。
 世の中から寛容さというものが失われ、常に神経質にならざるを得ない世界がやってくるのか。
 そう思うと、脱走犯がつかまってよかったよかったと手放しで喜んではいられんよなあ。
 来るべき世界はディストピアか。
 もっとも、毎日こうやって発信を続けている自分は自らを不特定多数に対してさらけ出しているわけで、「誰かに見られることを意識した世界」にもう既に取りこまれているのかもしれんのやけれどね。

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ナーバスな1時間 [教育]

 日韓関係がなにやらナーバスになっているため、来年度修学旅行に行く生徒たちに「日韓両国の歴史認識の違い」を客観的に伝える教材を昨年から若い先生たちとともにああでもないこうでもないと話しあいながら作ってきた。生徒たちに一方的にこちらの価値観を押し付けるんやなく、あくまで材料を提供して「立場が違えば見方も変わる」という冷静なものの見方を学んでもらいたいと工夫に工夫を重ねた。
 今日、いよいよその教材を使用しての授業を行う。
 緊張したなあ。
 日本の歴史教科書と韓国の歴史教科書の同じ個所の記述をそのまま抜粋し、比較する。あくまで事実を客観的に記述することをこころがけている山川出版の日本史教科書と、感情的な表現の使われた韓国の国定国史教科書を使用。論評は避け、その温度差を感じてもらうことに徹する。
 どこまで我々の意図が伝わったかはわからんけれど、次回は村上春樹が中国の反日運動が活発に行われていた2010年に書いた優れた論評を読ませて、冷静に物事に対処すべきことを認識してもらおうという予定。
 こういうときやからこそ日韓の首脳にもそういう冷静な姿勢を持ってほしいんやけどねえ。どうも両者とも相手の感情を逆なでするような言動を繰り返しているので困る。しんぞうさんもくねさんも頼むから有効的に物事を進めてもらいたいと、心から願う。
 今日は韓国から高校生が訪れて生徒たちと交流した。こういう積み重ねが将来に生きてくれますように。
 いやしかし、ほんまに過剰にナーバスになった1時間やったわい。おかげで帰宅した時にはほんまに疲労困憊でしたわ。夕食は義兄が百貨店の初売りの抽選会で当てた黒毛和牛ですき焼き。ほんまにおいしいものを食べると幸福感で満たされるもんですなあ。疲れも少しは癒えたような気がするぞ。

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やしきたかじんの死 [追悼]

 今日から生徒たちも登校し、学校ににぎわいが戻る。私はまだ体力が仕事モードに戻ってへんのか、午後からはちょっとしんどくなってきた。明日から開始の授業の教材研究にいそしむ。
 今朝の関西のスポーツ紙の一面はすべて歌手やしきたかじんさんの訃報。享年64。死因は食道癌。
 いわゆる「関西の視聴率男」になってからのたかじんさんには、私はほとんど興味が持てなんだ。私が初めてその名を知ったのは高校受験のために深夜ラジオをつけながら勉強していたころで、35年前くらいになるか。当時、KBS京都ラジオで午後11時から「日本列島ズバリリクエスト(略称ズバリク)」という番組を放送していて、たかじんさんは水曜日のパーソナリティやった。ちなみに月曜尾崎千秋、火曜桂文珍、木曜オール阪神巨人、金曜きたむらけん、土曜諸口あきらというラインナップでした。ああなつかしい。
 水曜の11時になると、グレンミラー楽団の「イン・ザ・ムード」のイントロが流れ、それに合わせてたかじんさんがしゃべりだす。桜田淳子のファンで、あまり売れてへんのを自虐的に売り物にし、リスナーからのハガキは彼を親しみをこめて「あほじん」と読んでいた。のちの言いたい放題のキャラクターやなく、しわがれた声とは対照的に、いささか含羞を帯びたトークに特徴があった。ほどなくして「ズバリク」は「ハイヤング11」と名を変え、たかじんさんの出番はなくなったと思う。
 しばらくして、劇場版「機動戦士ガンダム」の主題歌を歌うたかじんさんの姿をテレビ「ザ・ベストテン」の「今週のスポットライト」で見た。ああ、東京に行ったんや、と思うていた。ただ、たかじんさんはアニメの主題歌を歌って注目をされたことは本意やなかったらしく、それについては語りたがらなんだはず。
 そのあと大阪に戻り、本音をズバズバと傍若無人に語るキャラクターとして「たかじんnoばぁ~」で一気に「視聴率男」となり、以降の快進撃は関西在住の方ならご存知の通り。
 そやけど、私は「ズバリク」時代の「あほじん」の印象が強すぎて、現在のたかじんさんには何かしらなじめないものをずっと感じていた。橋下徹の府知事立候補の後押しをしたり、政治家とからんだりするようになって、大阪のテレビ局で大きな影響力を持つ怪物になってしもうた時、私の興味からたかじんさんは完全に消え去った。
 今でも私は「ズバリク」時代の「あほじん」が素顔のたかじんさんやと思うているし、今朝の新聞記事を読んだりしていると、細やかな気遣いをしていたエピソードなどが披露されていて、やっぱり素顔はあの時の「あほじん」やったんやなあと思うた。
 無理をしていたかどうかはわからんけれど、自分が作りだした「たかじん」というキャラクターを維持するのにものすごくエネルギーを使うてはったんやないかと推測する。そやから、私は自分も35年前に戻り、こう声をかけたい。「さよなら、あほじん」。
 謹んで哀悼の意を表します。

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教え子たちの朗報 [教育]

 本日より仕事始め。午前9時から午後4時ごろまで、昼休みをはさんで4件の会議に出席。特に積極的な発言をしたというわけではないけれど、集中力を持続させなならんので、かなり疲れた。会議終了後、やっと自分の仕事ができた。とりあえずやらねばならんことはでけたんで、まあよしとしよう。
 教え子からの年賀状が何通か返信されてきた。小学校の教員採用試験に合格した者、ドイツ留学の準備をしている者、短大を卒業して就職が決まった者など、返信してくる教え子たちには朗報が多い。3年間という通過点を経て、卒業後にそれぞれが蓄えた力を発揮してくれているのが嬉しい。
 何度も書くけれど、教育の効果というのは卒業後に現れるもんやと思うている。私は高校時代、自由な校風でのびのびと学生生活を満喫した。その時に「自由」とはどういうことかということを幾度も考える機会があった。自分から動くとの大切さも知った。恩師と呼べる人にも出会うた。それが現在の私に大きな影響を与えてくれていることは間違いない。
 私が教え子たちにできたことはどれだけあるかはわからんけれど、それぞれが自分の道を切り開いていってくれている、それだけでいろいろと苦労したかいがあったと、年賀状を見ながらしみじみ思うのでありました。

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頭のリハビリ [読書全般]

 今日は午後から医者へ。本来なら4日に行きたいところやったんやけれど、あいにく休診で、今日にずれこんだ次第。そのために仕事始めを明日にずらして今日は休みをとる。
 たいていの人は今日が仕事始めなので、平日ダイヤ。おかげで往復の電車ではゆっくり座れた。それでも帰宅したらぐったり。なにしろこの正月は元日に日帰り帰省をしたのと3日に携帯ショップに行っただけで、あとは自宅に引きこもっていたからなあ。
 おかげで読書も進む。「ヘイト・スピーチとはなにか」(師岡康子)を読了。現在日本で行われているコリアンタウンでの事象だけでなく、石原元都知事の発言などもヘイトクライムの実例として挙げ、世界各国の差別解消に対する法規制などの実情を紹介するなど、非常に公正に「ヘイトスピーチ」を解説したもので、これくらいの基礎知識は最低限必要なんやなあと感じた。ここで紹介される「ヘイトスピーチ」は人種や民族だけでなく、性別、障碍など社会的弱者に対する差別全般を扱うている。「公正」というのは、そういう意味でもあります。日本では国際人権規約などに調印しながら、差別に対する法整備があまり進んでへんということもよくわかる。
 さあ、これで頭のリハビリはできたので、明日からは体が仕事についていけるようにせんといかんね。といいつつも、帰宅後へばって午睡したりしてるから、ちょっと心配であります。

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桂春駒の死 [追悼]

 朝起きて朝刊に目を通していると、小さな記事やったけれど落語家桂春駒さんの訃報に接する。死因は肝不全。享年62。
 ショックやった。というのも、「日本芸能再発見の会」に入ってはって、公演後の飲み会で直接いろいろな話を聞かせてもろうたり、一昨年に勤務校の芸術鑑賞会では「春駒プロデュース」の落語会でお世話になったりした。そういう関係から文楽劇場での独演会にも2度行った。
 飲み会では、亡くなったばかりの桂吉朝さんの話題になった時、むきになって吉朝さんをほめる言葉に反論してはったのが印象的やった。年齢も近く、劇団に所属して役者をしているという共通点などもあり、ライバル視してはったんやろう。
 観賞会では予定していた林家染丸さんが病気で倒れた際、自ら電話して笑福亭福笑さんのスケジュールをおさえてくれはった。おかげで生徒たちに落語とは大笑いできるもんやということを実感してもらえたと思うている。また、自らお囃子の実演を生徒たちの前でしてくれはった。
 少々こわもてで、きっちりと組みたてた落語をする落語家さんやった。おととしの独演会では、かつては角が立っていたところがずいぶん丸くなり、ええ感じになってはった。これから円熟味を増していく、そういう段階にきてはったのになあ。
 一昨年、控室にあいさつに行った時に、ものすごくていねいにあいさつを返してもろうた事が思い出されてならない。
 謹んで哀悼の意を表します。

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アクシデントも試合のうち [スポーツ]

 曇りがちで一日中寒い。冷やしたか、下腹の調子が少々よろしくない。寝正月を決め込んで布団にもぐりこむ時間が長かった。こんなことでは日常業務に戻った時にどかんと疲れるんやないかと心配になるけれど、疲れをとるためには今のうちにしっかり休養しておかねば、という気持ちもあり。
 読書を少々。あとはテレビを見て食事をしてと、全く非生産的な一日を送る。
 昨日は新幹線の延着などでかなり大変やった模様。新聞によると、ライスボウルに出場するために新幹線に乗っていた関学の選手や裏方の人たちが試合開始時間に間に合わなんだそうな。
 主力の選手は前日までに東京に行っており、裏方仕事は応援に来ていたOBの人たちでなんとかまわせるということで予定通り試合は開始したらしいけれど、関学の選手たちは平常心で試合に臨めたかどうか。まあ、会場を予約している時間とか、運営の事情もあるから、足止めされた人たちがどれくらい遅れてくるか把握でけんまま試合開始時間を遅らせるということはでけなんだんやろうと推測されるけれど、相手チームとの間に条件面で差がついたまま試合開始となったのはちょっと残念なことではあるなあ。
 むろん、アクシデントも含めて、それに対処できる精神力もスポーツのうちであるとは思うので、そんな条件でも相手に食い下がった関学のメンバーはようやったなあと思う。
 すべてのことについてこれは当てはまることやと思うので、私もちょっとは見習わねばと思うた次第。

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海原しおりの死 [追悼]

 暮れから、携帯電話のバッテリーの減りが早くなってきたなあと感じていた。元日に日帰り帰省した折にはかなり早く減るもんやから、これはいかんぞと思うていた。というわけで、今日は午後から近くの携帯ショップに行ってバッテリー交換をする。1時間待ちとか表示されていたんで、こらかなわんなあと思うたら、付属品関係はほとんど待たずにすんで、しかも在庫もあってあっさりと交換終了。ちっょと拍子抜けする。まあ待たされるよりはよし。
 夜のニュースで漫才師海原しおりさんの訃報に接する。死因は脳腫瘍。享年58。
 1980年代の漫才ブームの頃、全国的にはともかく上方では若手の本格的なしゃべくり女性コンビとして人気が出た。小柄で童顔のしおりさんのつかみは、客席に向かって「可愛いでしょう?」。それをさおりさんがつっこむところからネタが始まるというパターン。
 ケーエープロという小所帯やったから、売り込みなどで吉本興業所属の漫才師と比べるとかなり不利やったにもかかわらず、安定した人気を保っていたし、相方のさおりさんが大木こだまさんと結婚した時は、「さおりさんがこだまと結婚」みたいな報道をされていた。それだけ上方では知名度が高かったというわけ。すぐにしおりさんも競艇選手との結婚を発表した。
 そこからは主婦業の合間に漫才をするという感じになって、漫才のほかのタレント活動の場はラジオ中心になっていったけれど、現在は吉本に所属してNGKに出たりしていた。ネタも子育てのネタなどが増えた。女性コンビは結婚とともに解散したりどちらかがピンになったりすることが多かったけれど、師匠の海原小浜さんにならってか、ずっと漫才を続けてくれたのは嬉しかった。ハイヒールなどが結婚後も続けていったりしたのも、さおりしおりという先達あってのことやなかったかと思うている。
 最近ラジオでも名前を見んなあと思うていたら、脳腫瘍で闘病中やったんや。
 愛くるしく楽しい漫才やった。マスコット的な存在から出発してベテランしゃべくり漫才を続けた貴重な酸剤やったと思う。
 謹んで哀悼の意を表します。

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ドラマ「影武者徳川家康」 [テレビ全般]

 昨日、実家でおいしい緑茶をがぶがぶ飲んだせいか、昨夜はなかなか寝つかれず。しかも緑茶の利尿効果が夜中に発揮され、やっと寝ついたかと思うたら厠に行きたくなってたびたび目が覚める。
 おかげで午前中はぼんやりとした頭で過ごす。ぼんやりしつつも暮れに録画したBSの長時間アニメを見たりしてるんやから、なんともはや。
 午後は妻が日帰り帰省。見送ったあと、餅を食うて午睡。さすがに緑茶効果はもう切れていて、ぐっすり眠れた。
 夜は駅前まで出て、教え子がバイトしているハンバーガーショップに行ってみたけれど、外から覗く限り姿が見えんので、正月からハンバーガーでもあるまいと、「おせちもいいけどカレーもね」というわけで、カレー屋で夕食。帰宅してドラマ「影武者徳川家康」を見る。隆慶一郎の傑作をうまくドラマ化してあった。特に悪役徳川秀忠を山本耕史が好演。律儀者秀忠という定評を逆転させた原作の意図をしっかり汲んで、いかんなく腹黒さを発揮していた。最近この役者さんは時代劇となると腹黒いか陰がある役どころが多いと妻から聞いてはいたけれど、この演技を見たらなるほどそういうキャスティングをしたくなるわいと思う。むろん、主演の影武者徳川家康役の西田敏行をはじめとする豪華配役陣もそれぞれの持ち味を発揮していたし、非常に面白かった。原作を読んでいなくてももちろん楽しめるやろうと思う。再放送がいずれあるやろうから、その時はぜひご覧になることをお勧めいたします。隆慶一郎ファンの方、必見でありますよ。

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