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枝雀の謎 [演芸]

 今日は完全休養日。朝から吹雪で、寒い。ただ、ニュース映像で見る関東のような大雪にならなんだのは幸いか。
 午前中はテレビを見て過ごす。もうせんBS朝日で放送された「君は『桂枝雀』を知っているか」を今日は地上波の朝日放送でやっていたので、見る。「枝雀寄席」というコンテンツを持っている朝日放送ならではの豊富な映像資料のおかげで、多面的に桂枝雀という「爆笑王」について振り返る機会がもてたのはありがたいこと。
 とはいえ、「枝雀落語」とは何やったか、ということをどんと突きつけられ、これは何やったんやと考えさせられた。私は年齢的には「小米」の時代を録音などでしか知らん世代なので、いきなり「枝雀」は「枝雀」として現れ、どかんどかんと笑わせられた。
 それがいわゆる「落語」やったんかどうなんか、と、今日見た放送で考えさせられた。ほんまもんの「上方落語」は、六代目松鶴のやっていたようなもの。これを全国どこの人にもわかるようにしたのが米朝。で、枝雀は「落語」をモチーフになにか別なものをこしらえたんやないか。そんなことを考えさせられた。
 では枝雀がこしらえた別なものはなにかというと、これをうまく言葉にすることがでけんのですね。それはやっぱり「落語」やったから。なんとか言葉にしてみれば「根源的な笑い」みたいなものかなあ。
 改めて突き付けられた「枝雀の謎」。でも、それが「根源的な笑い」であるならば、いらんことは考えずその世界に身をゆだねていればいいだけのことかもしれんなあ。

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雪雲につつまれて [日常生活]

 懸案事項をいくつか片付け、早めに帰宅。夜には雪が降るという予報やったので、とにかく降ってくる前に帰らねば。
 今日はまだましやけれど、昨日なんか寒さで縮こまったのか背中の張りがきつく、まるで鉄板でもはさんでいるかのよう。まあテスト採点で同じ体勢をえんえんと続けていたからというのもあるやろうね。とにかく体調面からも早く帰って休んだ方がよろしい。
 夜になりベランダに出ると、マンションごと雪雲に覆われたかのような状態になった。明日は積もるか路面凍結するか。外出は控えるようにと気象予報士がラジオで言うてはったと妻から聞いたけれど、誰が外になんか出るもんですか。
 月例の医者行きが先週の土曜日でほんまによかったよ。こんな状況で京都まで行かんならんというのだけは避けたいもんねえ。

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佐村河内守の裏切り [音楽]

 佐村河内守という作曲家が話題になっているのは知っていたけれど、実はほとんど関心がなかった。全聾の作曲家という話題ばかりが先行していたからで、まあ一度は聴いてみてもええかとも思うていたけれど、自分の好きな曲を好きな演奏家が演奏したCDを聴くだけでやっとという状況やったからですね。
 で、その佐村河内氏が作曲したとされていた曲は他人の代作やったということで騒がれている。裏切られたとかなんとか。
 つまり全聾の作曲家が作曲したから有り難がっていただけですか。
 音楽の楽しみ方としてはなんか違うなあという気がしてならんなあ。作曲家が誰であっても、名曲は名曲。例えば文部省唱歌は長年誰が作曲したか公表されてなんだ。それでも多くの人がそれらを聴き、また口にしてきた。ええ曲やったからでしょう。
 裏切られたのなんのというて非難するということは、曲そのものに感動したんやなくてそれを作った作曲家の物語にとらわれていただけということになる。
 まあ、著作権の問題とかいろいろあるからCDや楽譜の出荷停止というのは仕方ない。作曲家に与えた表彰を取り消すのも仕方ないやろう。
 そやけど、曲そのものを聴いて感動を覚えたんやったら、裏切られたも何もないはず。例えばベートーヴェンの交響曲を聴く時にいちいち耳が聞こえない状態で作られた曲かどうかを気にしながら聴きますか。ワーグナーの曲を聴く時にいちいちこの男は弟子の妻を寝とったひどい男が作曲したとか思いながら聴きますか。
 さらにいえば、どんな名曲も演奏家によっては凡庸な曲としか感じられなんだり、そんなたいした曲やないと思うていた曲が演奏家次第でものすごく面白く感じられたりもする。大事なのは西田幾多郎の言葉を借りると、その曲を聴いた時の純粋経験であって、佐村河内氏が作曲しようが新垣隆という人が作曲しようが、その曲そのもの持つ力や演奏の素晴らしさの前ではどうでもええことなんやないかなあ。
 がぜん佐村河内氏がイメージを作り新垣氏が仕立て上げた一連の作品を聴きたくなってきた。どんな人によって作られた曲かということの方が大切であるような凡庸な曲なのか、誰が作ったにしても純粋に感動できる曲なのか。非常に気になるやないですか。

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録画予約パズルの組み替え [テレビアニメ]

 深夜アニメを録画したのを見ていると、来週は放送時間をずらすというテロップが必ず入っている。ソチ冬季五輪の放送が入るから、やむを得ないことであります。
 とはいえ、深夜アニメの場合、見たい番組は一局だけやなく複数の放送局にまたがっている。いつもパズルのようにダブル録画機能を活用しているんやけれど、放送枠は決まってるから、2月ともなるとそのパズルの形がうまく決まってくる。この形が崩されると、録画の組み合わせ方も変わってくる。
 本格的に大会が始まらんとなんとも言われんのやけれど、各放送局が放送権を分け合うているため、競技次第で放送時間のずれも変わってくる。これが厄介なのですねえ。今週はうまくいっても来週はどうかわからんというような感じか。
 まあ半月だけのこととはいえ、せっかくうまくパズルの駒がはまっているのにいろいろと悩みながら録画予約を入れんならんのはちょっと厄介やなあ。
 いやまあそんなにたくさん録画してる方がおかしいというたらそれまでなんですけどね。

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ニンニク臭 [日常生活]

 ニンニク臭かったのであります。
 職場の教科専用の職員室なんか、ニンニクを食うた人の呼気で充満していたのであります。
 職場の若い同僚のそばを通ると、臭いがむちゃむちゃきつかったのであります。それでも、あまり臭い臭いというと失礼かなと思い、しばらくは我慢しておったのであります。ところが、「今日は保護者に会って話をすることになってまして」なんて言うから、こらいかんと思うたのですね。
「その前に歯みがきかなんかしといたほうがええで」
 彼は「昨日の夜7時に大盛りラーメンを食べただけですけど、そんなに臭いますか」と驚いていた。自分ではわからんものなんですねえ。客商売ではニンニク臭いのは厳禁と、これは学生時代に百貨店でバイトしていた時に注意されたので、今に至るまで私は遵守しております。妻もかつて客商売をしていたことがあったので、ニンニクを夕食で使いたいときには「明日授業はある?」と確認してくれる。
 結局彼はタブレットの涼味菓子をばりぼりばりと食べ続け、保護者と会う時刻に近くなるとほとんど臭いは気にならない程度に薄まったのであります。
 彼が保護者に会う予定があってよかった。そうやなかったら、一日ニンニク臭に悩まされていたかもしれんからねえ。私もキムチやギョーザを食べる時には気をつけんとあかんねえと改めて思うたのでありました。

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若い世代と恵方巻き [季節ネタ]

 今日は節分。我が家では例年通り、鰯と福豆を食す。意地でも太巻きのまるかぶりなんかしませんよ。理由は毎年書いているので、ずっと読んでくれてはる方にはわかりますよね。
 要は恵方を向いて海苔巻きを黙って食うなんていう船場ローカルの風習は私の実家でも妻の実家でもやってなんだというだけのこと。寿司屋や海苔屋が売り上げをのばすのに発見した「風習」にみすみす乗るのが嫌なんですな。
 ところで、職場の若い同僚に「恵方巻きなんてここ20年くらいの間に広まったもんなんやで」なんて教えると、びっくりしたりするのですね。20代前半の人やと、物心ついた時には商業ベースとはいえ「恵方巻き」という「風習」は当たり前のものになっていたりするのですな。とくとくと蘊蓄をたれる嫌な親爺にはなりたくないし、「恵方巻き」が自分たちの「風習」として刷り込まれてしもうているのをやめさせようとも思わんけれど、ちょっとはそういうことを知っておいてもらうのは悪いことやないという老婆心であります。
 というわけで、通勤の帰路に週刊誌の立ち読みのために寄ったコンビニで、馬鹿高い値段で売ってる太巻きなんぞには目もくれず、北の湖理事長と九重親方の権力争いについて書かれた、たいして面白くもない記事を読んでいたのでありました。「週刊ポスト」ももっと突っ込んだ取材をしていただきたいものでありますなあ。

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うきうきキャンプイン [プロ野球]

 今日は完全休養日。午前中、録画した番組をたっぷり見てから、午後はしっかり午睡。
 夕刻起きてきて、まだ見ていない番組を見て、少し読書。午睡して疲れが取れたかというと……やはりまだ眠い。今日はなるべく早めに寝ることにしよう。
 朝、まずスポーツ紙を開く。むろんプロ野球キャンプ初日のレポートを読むためであります。毎年、この紙面が楽しみで楽しみで。昨日まではジャージ姿の選手たちがユニフォームに身を包み、はつらつと動いている。その写真を見るだけでわくわくしてくる。日刊スポーツの一面は藤浪投手。番記者もええことしか書かんから、読むこちらも「むふふふふ、今年こそ優勝やね。ジャイアンツなんか歯牙にもかけんと独走やね」などと悦にいっていられる。
 ここからシーズンに入るまでが一番楽しい時かもしれんなあ。シーズンに入ると一喜一憂はらはらドキドキ心臓ばくばく冷や汗三斗の日々になるのでありますからね。
 とにかくオフは終わった。和田監督も掛布DCも平田二軍監督も若手をびしびし鍛えてはつらつとしたチームを作ってちょうだいよ。

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ゼロサムの本領 [時事ネタ]

 今日は月例になっている京都の医院行き。暖かいけれど風が当たると少し寒い。昼食をとるために駅前のファーストフード店に入ると、けっこう暖房が効いている。空調の温度調整は冬のままなんですな。そのせいで食後、なんや汗だくになってしもうた。外に出ると、拭いても拭いてもわき出る汗が冷えて体感温度がぐっと下がる。
 そのせいか、下腹の調子がよろしくなくなってしもうた。
 御不浄に行って元気をすべて放出してしまい、帰宅して午睡。体が弱っていたせいで爆睡。
 夕刊、そしてテレビニュース、ネットのニュースサイトでゼロサム市長が辞職して再選挙するとか言うているのを知る。ゼロサムの本領発揮やね。都構想の区割り案の絞り込みを慎重にと議会で突き返されただけで、全否定されたことにして、それなら強引にでも住民投票でも何でもすればええのに、「再度民意を問う」とか言うて市長辞職やて。以前はその極端なやり方が拍手喝采を浴びたけれど、さて今回はどうかな。
 府知事も辞職してダブル選挙にするのかと思うていたら、それはしないそうな。そやけど自分が市長選挙で落選したら府知事にも辞職させるんやて。民意がどうとか言う割には大阪の政治を私物化しているなあ。
 というわけで、ご本人は市長に再選されるつもりでいてるみたいやけれど、選挙ばかりはどういう結果になるかわからんからな。
 ところで、今回選挙をして再選されたとしても、2期目に入るんやなくて1期目の続きになるので、来年また市長選は行われるらしい。市の財政負担を減らすために文化予算をばさばさ切っておいて、選挙にかかる費用はお構いなしか。とことん身勝手なお方どすなあ。

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