小三治人間国宝に

　３連休のうち２日間は外出したので、本日は完全休養日。録画した番組がかなりディスクの容量を圧迫しているので、午前中はひたすら見る。午後からたっぷり午睡し、録画しておいた相撲と野球の中継を楽しむ。完全休養といいつつ、テレビに追っかけまわされたような感じの一日でありました。
　ちょっと前の話題になるけれど、柳家小三治師匠が人間国宝に認定された。落語家では、先代の柳家小さん師匠、桂米朝師匠に次いで３人目。私の好きな落語家さんだけに、非常に嬉しい。
　むろん落語のうまさ面白さに対しての評価なんやろうけれど、あの名物のマクラに対してはどう評価されたのかなあ、なんて。一度だけ生で高座を聞きに行ったけれど、あのマクラだけは誰にも真似でけんし、継承する人もいてへんから、マクラは無形文化財のうちに入るかどうか微妙であります。談志師匠がご存命ならどちらが認定されたかなんてことまで考えたりもした。
　さて、お江戸には小三治あり。ほたら何かい、上方落語で次に人間国宝に認定されるのは誰やろねえ。いろいろと落語家さんたちの顔を思い浮かべてみるんやけれど、春團治師匠くらいかなあ。ただし、健康面に不安があるので、認定するなら早くしてあげてほしいなあ。
　こういう時に「枝雀師匠存命なれば」と、つい思うてしまうのですよ。「長生きも芸のうち」とはよう言うたもんやなあ。

地方アイドル祭り？

　愛すれどTigers「藤浪、プロ入り初完投勝利」を更新しました。

　今日は「たちよみの会」例会。ちょうどＳＦ大会と日程がかぶってしもうたけれど、参加者のみなさんは常連のＭさんＹ氏だったので、特に日程がかぶっても問題なし。直木賞選考の話などをわいわいと。
　今年から復活した祇園祭の「後祭り」は２４日。それでも四条河原町界隈は浴衣姿のカップルや女性たちがちらほらと。木屋町を通ると、元小学校の運動場で女性アイドルがあちこちから集まってミニライヴみたいなことをしている。アニメでやってた「ウェイクアップガールズ」みたいな地方アイドルなのかなあ。覗いてみたいところやったけれど、入場料が３３００円也。そこまでしてみたいとも思わず、横目に殺して三条のジュンク堂まで歩く。
　なんだかんだとけっこうな人出やったけれど、幸い帰りの電車で座ることができ、やれやれ。２日続けての外出で疲れが残っているけれど、明日は「海の日」でお休み。午睡は明日たっぷりいたしましょう。帰路はジュンク堂で買うた福本豊さんの阪急ブレーブス本を読む。あれこれと懐かしくなってくる。ここらあたり、当事者の証言を今のうちにたくさん残しておいてもらわんと。

藤浪と大谷の若さ

　今日は京都の医者行き。けっこう混んでいて、往復ほとんど座れず。読みかけの「三国志」はかなり読み進められて７巻目に突入。しかし、眠い。帰路、梅田まで出て阪神百貨店でお中元を贈ったり、整髪したり。
　夜はプロ野球オールスターをテレビ観戦。甲子園で行われるんやから、朝日放送のアナウンサーと解説者が出てくるものと思うていたら、テレビ朝日のアナウンサーと古田、工藤という昨日と同じ解説者。放送権をとったのがテレビ朝日やからこうなったんやろうけれど、例えば清水次郎アナウンサーと矢野、下柳なんて顔ぶれでやったら、ふだんはこの面々の解説を聞くことのでけへん他の地方のプロ野球ファンも楽しめたんやないかなあ。
　テレビ朝日のアナウンサーも清水という人やったけれど、甲子園でオールスターの実況ができるのが楽しみやったんやろうか、えらいはしゃぎよう。聞くに堪えんというほどではなかったけれど、アナウンサーがはしゃいでいては何にもならんでしょう。
　全セの先発藤浪は大谷との対決ということを意識し過ぎたかほとんど速球勝負。それでペーニャにどでかいホームランを打たれてしもうた。ここらあたりまだ若いなあ。全パの先発大谷も球速162kmを計測したけれど、鳥谷にうまく合わせられるなどして失点した。１回だけ投げる予定やったということですべて全力投球をしたんやろう。期待された奪三振ショーなんてのは見られなんだ。
　やはり公式戦で対決するのを待たんならんということですね。

　明日７月２０日（日）は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

全パ対カープ

　本日で授業終了。仕事は終了したりはしませんが、一応明日から夏休み。少しはほっとする。
　夜はテレビでプロ野球オールスターゲームを観戦。ファン投票で広島東洋カープの選手が大量に選出された関係で、打席に立つのはカープの選手ばっかり。打点で２位につけているゴメス、奪三振トップのメッセンジャー、セーブトップの呉昇桓、ホールドトップの福原あたり、成績重視なら選ばれて当然というようなタイガースの選手が出てこず、堂林や一岡あたりが出てくると、うーんなんだかなあな気分にはなるけれど、これはファン投票の期間中タイガースがちょうど低調になり、カープがまだ好調やったからでありまして、今選び直したらまた違った結果になったんやないかなあ。
　藤浪が監督推薦で出場するのは嬉しくもあり首をかしげたくもなり。ファンサービスとしては藤浪の選出は当然かもしれんけれど、同じだけ勝っている岩田の方が今年に関しては出場するのにふさわしいのと違うかなあ。藤浪には選ばれなんだ悔しさをばねにしてもう一つ上に進んでほしいというようにも思う。
　試合はカープのエルドレッドが大活躍してＭＶＰに選ばれた。ここのところ三振数増大で昨年までのエルドレッドに戻りつつあっただけに、これで気をよくして後半戦打ちまくられたりしたら嫌やなあ。エルドレッドがホームランを打った後、マートンが出てきて地味にセンター前ヒットを打っておりました。明日の甲子園ではマートン大暴れという場面を見たいぞ。
　というわけで、全パ対カープという趣のある第一戦でありました。明日の第二戦は藤浪とファイターズの大谷が先発対決。オールスターという勝敗を気にしないでいいシチュエーションで藤浪がどれだけ大谷以上のものを出してくれるか、楽しみであります。

　７月２０日（日）は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

稽古不足か遠藤

　大相撲名古屋場所、人気力士遠藤の相撲があまりよろしくない。よろしくないどころやない。なんとか１勝した相撲も、精一杯相撲をとってなんとか勝てたという感じですわ。
　相撲ぶりを見ていれば一目瞭然。稽古不足の一語に尽きる。あの下半身の粘り強さが全く見られん。負けた相撲はいずれも根こそぎ持っていかれている。相手の圧力に、先場所までなら持ちこたえていたものが、今場所は全く残す腰がない。
　ちょっとぽっちゃりしたんやないか。先場所までならしっかりとした筋肉がつまっていた感じの太り方やったのに、今場所は柔らかそうに見える。
　出身地の石川県の後援者とのお付き合いなどもあるのやろう。そこは師匠がうまくコントロールして、伸び盛りの弟子が相撲に専念できる環境を作ってやらなならんと思うんやけれど。
　これからの大相撲を担う大器やから、こんなところでもたついてもらいたくはないのですよ。遠藤はまだ入門して日が浅いから、タニマチとの付き合い方など、加減でけんのかもしれんけれど、そういうのも師匠の追手風親方がちゃんと指導せんならんところやないかな。
　親方には、角界の宝を預かっているという自覚を持って、この大器を育ててもらいたいのです。

　７月２０日（日）は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

名古屋からの来訪者

　本日夕刻に来客。学校向けの芸術鑑賞会をあっせんする事務所の方。来年度は古典芸能の鑑賞会ということで、東京の会社と大阪の会社にどんなプログラムが組めるか依頼をしているんやけれど、今日来訪したのは名古屋の会社の人。関西方面に販路を開くために出張してきているとのこと。
　これまで依頼した会社は、過去にも見積もりを出してもろうたり、宣伝用のパンフを送ってもろうたりしている。こういう言い方をするのもなんやけれど、定番のプログラムで、あとは緊急時の対応や見積もりの金額が決め手となるということになる。
　で、今日の会社の方は、そういう定番とはまた違う珍しいプログラムを用意してくれて、大いに興味をそそられた。問題は、関西方面ではまだあまり仕事をしてはらへんので何か演者に故障があった時にどう対応できるのかが不明なことと、私以外の担当者が興味を持ってくれるかというところ。
　それにしても、私ももう何年も鑑賞会の担当をしているけれど、学校向けのプログラムを組む会社はかなり多いのですね。一件契約が取れたら、まずよほどのことがない限りドタキャンはないし、観客の入りが悪くて赤字になるということもないし、非常に手堅い商売相手なんやろうなあ。
　こちらは生徒たちから徴収したお金を使うわけやから、生徒たちが満足してくれるものにしたい。出してくれた案をよく吟味して決定までもっていくのは非常に大変なのですよ。この事務所にと特約店を決められるのなら楽でええんやけれど、教育委員会の監査が入って、複数の会社の入札から一つだけ選んでいないと痛くもない腹を探られることになる。古典芸能や演劇などにそれなりに見識を持ってへんといかんしなあ。傍からはどう見られているかわからんけれど、結構しんどい仕事なのでありますよ。

　７月２０日（日）は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

夏祭りの実感

　夏祭りの季節なんやなあ。ちょうど帰宅する頃、勤務校の最寄り駅のところを子ども神輿がわっしょいわっしょいと通過していった。駅の近くにある古い神社の神輿なんやろう。自宅の最寄り駅の近辺にも神社の幟が立っている。大川沿いには「７月２５日は天神祭のため右折禁止です」という看板がそこらじゅうに出ている。
　実は授業も今週いっぱいで一応終了。夏休みに入ったら、どこらへんで休みが取れるか、まだ予定が立ってへんのですけどね。盆休みのところだけはまあ休めるけれどさ。
　今週で授業が終わりというのに、そのための教材作りに追われている。そやから「もうじき夏休み」という気分にならんのやろうね。それやのに、芸術鑑賞関係で明日は来客。来年度に関わることなんで、むげにも断れんのやけれど、来客が来るまでにやらねばならん仕事もあるのです。
　来週から夏休みかあ。祭りかあ。なんか実感がわかんのでありますね。ほんまに。

ロリン・マゼールの死

　愛すれどTigers「関本が代打逆転満塁ホームラン」を更新しました。

　クラシック音楽の指揮者ロリン・マゼールの訃報に接する。死因は肺炎。享年８４。
　私はマゼール氏の生の演奏を聴いたことがない。実はそこが心残りなのですね。というのも、マエストロ・マゼールは録音と実演がかなり違うたらしいのです。音楽雑誌などを読むと、かなり面白い演奏をしたらしい。
　実はその片鱗は若い頃の録音に残されていて、デッカに残したウィーン・フィルとのシベリウスやチャイコフスキーの交響曲全集やとか、「春の祭典」の録音は実にユニークで型破りな演奏なのですね。
　ところが、クリーブランド響の音楽監督になってＣＢＳに残した録音を聴くと、前任者のジョージ・セルのイメージを壊してはいけないと思うたのか、極力精緻で密度の高い演奏を残そうとしている。悪くはないんやけれど、若い頃のものと比べると面白くない。この時分の録音ではガーシュウィンの「ポギーとベス」の全曲録音が貴重やね。ミュージカルやなくオペラとして、ガーシュウィンが望んだと思われる形での演奏を残している。これは一時期ほんまによく聴いた。
　クリーブランドを離れたあとはウィーンフィルと組んで、ユニークな録音をたくさん残している。特にＲＣＡに残したラヴェル「ボレロ」は大傑作。こんな「ボレロ」はそれまで聴いたことはなかったし、今後もないやろう。とにかく音がうねるうねる。ラヴェルがベルリオーズになったみたいな不思議な演奏でありました。もっとも、これをひっさげてウィーンフィルと楽旅に出たら、スペインやフランスで大ブーイングが起きたなんて記事を雑誌で読んでいかにもそうやろうなあと思うた。
　神童としてデビューし、巨匠らしくない巨匠として自分のやりたい音楽を、ブーイングを浴びながら演奏し続けたマゼール氏の演奏を一度生で聴いておきたかったなあ。
　謹んで哀悼の意を表します。

仮眠が午睡に

　朝はいつもよりゆっくり起きて、「戦隊」「ライダー」「プリキュア」などなどを見る。また、昨日出勤のために見られなんだ「団地ともお」なども。昼食後、無性に眠くなり、寝床へ。軽く１時間ほどの仮眠のつもりがしっかりと午睡。とにかく疲れていたのですね。
　追っかけ再生でプロ野球中継を見始めるけれど、放送終了時間が来てしもうたので、不本意ながら結果がわかってしまうけれど放送の最後だけリアルタイムで見る。試合終了の瞬間とヒーローインタビューの冒頭まで放送されて切れる。インタビューの続きをラジオで聞いてしまい、再び録画した野球中継に。やはり結果がわかってしもうてから見るのはちょっと興がそがれるなあ。
　野球のあとは大相撲名古屋場死初日を見る。たまっている録画した番組はあまり見られず。まあたっぷり午睡したから仕方ない。
　そのかわり、こうやって日記を書いていても寝てしもうたりはしません。眠いのは眠いけどね。
　明日は休日出勤の代休。やはりだらだらと寝てしまうんやろうなあ。

一枚読んでふうふう

　大相撲小言場所「平成二十六年名古屋場所展望～白鵬の挑戦～」を更新しました。

　今日は午後から中学生向けの学校説明会があったため、出勤。午前中は授業こそなかったけれど、週明けの授業の準備に時間を費やす。「小論文」という授業で、生徒たちの書いた下書きを添削する作業を延々とする。
　今週は台風が来たり急に蒸し暑くなったりして、疲労度がこれまでよりも高かった。その上に普段休みというリズムのできている土曜日に仕事をしたら、そら体も悲鳴をあげますわ。下書きの原稿用紙に添削の朱を一枚入れ終わるたびにふうふう言うてます。
　午後からの説明会の役割もなんとか果たし、帰宅したらもうほんまのほんまに搾りかす。ブログを書こう、明日から始まる相撲の見どころを書こうとパソコンを立ち上げたら、いつのまにか寝てました。
　ええい、寝間にいって寝な、夏風邪をひいてしまうぞ。
　というわけで、お休みなさい。