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感じのよい魔王 [テレビ全般]

 昨日の墓参りの疲れからか、今日は一日中なんだか眠い。盆休みで緊張感が取れて、4月からの疲れがどっと出てるのかもしれんなあ。なんにしてもすかっとしない。
 というわけで、今日は全日だらだらと家にひきこもる。たまっていた大河ドラマ「軍師官兵衛」をまとめて見たりする。やっと高松城水攻めのところまで見た。明日は山場の本能寺の変に向かっていくところを見ることにしよう。
 ところで、このドラマでは信長が殺される理由を私怨ではなく、信長に天下をとらせるのは危険だと周囲が思うという流れに乗って光秀が本能寺の変を起こすという感じになっているんやけれど、そうなると、信長役の江口洋介はちょっとミスキャストっぽい。従来の、改革に突き進む好感のもてる信長やと、合うんやろうけれど、江口信長には「狂気」といえるものが感じられんのね。いくら残酷なことを命じていても、怖くない。感じのよい魔王というところか。「功名が辻」の館ひろしがやった信長は非常に人間離れしていて、これぞ魔王信長という感じで、今回の信長にぴったり。江口信長は別な戦国ものでやったらもっと生きてきたと思う。
 光秀役の春風亭小朝は、信長に恐れを感じて追いつめられる小心なところがよく出ていて、こちらはなかなかええキャスティングでありますね。
 ドラマの命はキャスティング。江口洋介はようがんばって演じているんやけれど、今回に限っては意表を突いて佐藤浩一あたりを信長にもってきたら「こいつに天下をとらせたくない」と視聴者も思うような演技を見せてくれたのでは。
 と、今ごろ書いてもネタが古くなってますなあ。やはりテレビドラマはリアルタイムで見んとあかんね。

 8月17日(日)は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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