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稀勢の里の不思議 [大相撲]

 ものかき仕事が一応終了。勤務校では事務作業が一段落。いずれも遅々として進まなんだ時期があっただけに、肩の荷を少しだけ降ろした気分。まあ、ひとつ終われば次の仕事が待ってるんですけどね。仕事なんてそんなもの。
 帰宅して相撲を見る。つくづく稀勢の里というのは不思議な力士やと思うなあ。期待したらあっけなく負ける。期待しなくなったらどんと存在感のある勝ち星をあげる。よし、これからと期待したらあっさり負ける。誰よりも横綱に近い大関であるには違いないけれど、横綱にはなれないでいる大関。
 やっぱり精神的なものが関係しているのかね。そこらあたりはわからんけれど、緊張したらチックみたいにまばたきをしたりしているから、緊張すると思うように体が動かんタイプなのかもなあ。私がそうやから、そう思うだけなんかなあ。
 となると、これまでの稽古に加え、カウンセラーに話を聞いてもろうたりして少しでもリラックスできるようなルーティンを確立してほしいものです。
 とにかく白鵬が一番警戒していることはまず間違いない。今日の相撲の立ち合いなんか、かなり厳しい張り手をかましていたもんな。普通の立ち合いをしていたんでは油断したら一気に持っていかれるからね。
 今場所も優勝争いを面白くしてくれた、ただ、その中心にいてへんというところが不思議でありますね。

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またも追贈か [時事ネタ]

 今日のスポーツ紙、すべて高倉健さんの訃報がそろって一面を飾る。すごいなあ。で、またもや逝去後の「国民栄誉賞」の話が持ち上がっております。
 生きているうちになんでやっとかんと、またもいらつくのであります。しんぞう総理も人気取りをしておきたいなら、今のうちにあげといた方がええ人はようけいてるぞ。俳優なら吉永小百合さんやとか、映画監督の山田洋次さんやとか、横綱白鵬は優勝記録を抜いてからか。台湾人の王貞治さんが受賞第一号なんやから、モンゴル人の白鵬関が受賞しても問題あるまいよ。そのうちテニスプレイヤーの錦織圭さんも受賞するやろう。まさかグランドスラム達成とかせんとやらんというのやないやろうな。
 漫画家やと誰かなあ。今のうちにあげておきたいのはちばてつやさんかなあ。もっとも、漫画家の場合、長谷川町子さんは受賞して手塚治虫さんは受賞してへんという不可思議な賞ですからね。あとはアニメーション監督の宮崎駿さんにもあげてええんやないか。ご本人が断るかもしれんけれど。
 もうとにかく国民を楽しませてくれた人にはじゃんじゃんあげなさいよ、と思うね。どうせ受賞基準なんかないんやからね。時の内閣のきまぐれで与えられる賞なんやから。

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高倉健の死 [追悼]

 俳優高倉健さんの訃報に接する。享年83。死因は悪性リンパ腫。
 新聞の見出しにも「最後の大物映画スター」とあったけれど、ほんまにそうやと思う。私生活は映画関係者にも知らされてなんだというしね。往年の大スターでもテレビのバラエティに出たり、ワイドショーで話題になったりするご時世で、あくまで映画のスクリーンにこだわったというところが、スターのスターたる所以であろうと思う。
 実は私は熱心な高倉健ファンというわけではない。若き日の任侠映画もほとんど見てへんし、晩年に出演して好評やった「鉄道員(ぽっぽや)」なども見てへん。そのくせ「ミスターベースボール」なんてどちらかという珍妙な映画はわざわざ映画館で見たりしてるんやからねえ。これも健さん目当てやなく、アメリカ人が日本のプロ野球をどんなふうに見ているかというような興味から見に行ったものであるしなあ。
 そんな映画でも、高倉健はスターやった。ドラゴンズの監督としてわがままな元大リーガーを心酔させる役どころがぴったりとはまっていた。健さんが役に合わせるんやなくて、役が健さんにはまっていく感じがしたなあ。それがスターというもの。映画版の「あ・うん」も実によかった。
 これでまた「昭和」の顔がひとつ消えた。
 果たして「平成」のスクリーンからこんな存在感のある役者は生まれるんやろうか。
 謹んで哀悼の意を表します。

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論文のヒント [教育]

 私の勤務校では3年生になると「課題研究」を行う。テーマを決めて「論文」を書き、「プレゼン」を行うのです。これがなかなか難しい。進学校の生徒やと問題意識が高かったり、文章力があったりしてそれなりに手ごたえがあるんやろうけれど、うちの生徒はそこまで達していない生徒が多いのですね。
 で、2年生が、来年度に向けて「論文」のテーマを考えるために、くわしい教員に聞きにくる。私のところにも毎日何人か来るのです。主に漫画やアニメ(漫研顧問ですからね)やら、芸能関係やら(なにわ芸能研究なる授業の担当ですからね)についてです。専門である「倫理」についてのテーマなんて聞きにきません。というか、そういうものをテーマにしようなんて生徒がいません。
 生徒とそうやって接するのは楽しいのでありますが、なんというか、事務作業や教材研究がなかなか進まんのが難点ですねえ。それでも、生徒たちは来年度に向けて真剣になってるからね。ないがしろにはもちろんでけへんよ。いろいろとヒントを出す。
 ただ、ついついしゃべりすぎて「論文」の骨子を私が作ったみたいになってしまわんように気をつけなあかん。これがなかなか難しい。なんとかきっかけになるような言葉だけを選んで伝えるようにしているのですけどね。
 ええ「論文」を書いてもらえたらええなあ。

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「砂の器」の面白さ [読書全般]

 今日は「たちよみの会」の例会。常連のMさんが郷里に帰ったので、もしかしたら今日は他には誰も来ないんと違うかと思いつつ家を出る。予想は大当たり。喫茶店で黙々と読書。まあ、ここのところ集中して本を読むなんてでけてへんかったから、それはそれでええんやけれどね。ドイル「バスカヴィル家の犬」を角川文庫版新訳で再読。松本清張「砂の器」も一気に読了。実は「砂の器」は映画で大昔に見ただけで原作をちゃんと読むのは初めて。
 偉く印象が違うなあ。被害者の身元もわからなんだ殺人事件から始まる連続殺人事件を、とにかく足で稼ぐ老練な刑事がわずかな手掛かりに食らいついてついに犯人を逮捕する、という話。
 うーむ、社会派ミステリなんて言われてたんか、これ。そうやないよね。昭和30年代に、まだまだ残っていた地域コミュニティとそこから切り離されたい都市住人の若い芸術家たちの相克とも読めるし、古い文化を破壊するという世間の評価を受けた若者たちが、実は世間の目を気にする俗人であった、というような話とも読めるし、ひとつの事件に賭ける叩き上げの刑事の執念を描いた小説とも読めるし。
 それでも、特に上巻は殺人ひとつだけでぐいぐいと読み手を引きつける力強さが感じられ、面白かった。トリックで勝負するミステリ作家やないので、謎解きなどの部分に不満はあるけれど、「なぜただただ善良なだけの老人が殺害されなければならなかったか」という殺人動機をとことん掘り下げるという点を楽しむミステリでありましょう。
 まあ個人的にはトリッキィなミステリの方が好きなので、ここから清張作品を次々読みたいということにはならんけれど。松本清張は歴史短編集の方が私には面白く読めたなあ。
 帰宅して相撲を見る。栃ノ心が豊ノ島のうまさにしてやられた。昨日あれだけほめたのがいかんかったかなあ。

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栃ノ心に期待 [大相撲]

 今日は完全休養日。午前中はテレビを見て過ごし、午後から午睡。夕刻に相撲のテレビ観戦といつものパターン。
 相撲は昨日白鵬が負け、鶴竜が勝ちっ放し。これはまあハンディキャップ程度のものかもしれんけれど、白鵬独走というパターンでない方が場所が盛り上がる。日馬富士が休場明けで今場所の出場も危ぶまれていたにしてはまずまず。大関陣は稀勢の里が1敗で鶴竜を追う展開。
 それよりも私が注目しているのは、実は再入幕の栃ノ心。先場所は十両で全勝優勝、先々場所も十両優勝しているし、その前は幕下優勝している。今場所も脳震盪で仰向けに倒れて敗れた一番がもったいなかったが、それ以外は非常に内容のいい相撲で勝ち進んでいる。もし平幕優勝ということになると、怪我から復帰して幕下から十両、そして最高優勝と連続優勝することになる。
 今の栃ノ心やったら、幕内上位と当たっても問題なく勝てるやろう。それくらい内容がよろしい。横綱大関に当たったとしても、かなりええところまでいけるんやないかと思う。怪我から復帰してからというもの、相撲が変わった。以前は下半身が軽かったし、自分の形になかなかなられへんかったけれど、今の栃ノ心は下半身を使う相撲ができている。無理に投げに行くこともなく、相手をつかまえるとまわしを引きつけて寄る相撲が中心で、しかも力強い。逸ノ城よりもずっと安定感がある。何より、先々場所はその逸ノ城に本割と優勝決定戦で連勝している。あの怪物が、栃ノ心には力負けしているのですね。
 というわけで、もしかしたらもしかするぞと期待しているのであります。「今場所は栃ノ心優勝だ」などと「予言」するつもりはないけれど、可能性はあるとだけ書いておこう。
 さあ、場所が終わった時にどうなっているか。楽しみ楽しみ。

 明日11月16日(日)は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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まさかトリプル選挙? [時事ネタ]

 ぐっと冷え込む金曜日。夜になるとたまらず暖房を入れる。昨日の晩は暖房なしでもしのげたけれど、今日はあかん。床暖房を入れると尻がぬくい。人間やせ我慢はいけません。
 ところで、各種報道によると衆議院解散やそうで。妻に「なんで解散すんの?」ときかれた。よう答えられんかった。今選挙をする必要があるんか。増税の是非を問うとかなんとかいうらしいけれど、それやったら重要法案を国会に出す前には必ず選挙をせんならんことになる。あれも秘密これも秘密法とか、参戦権の閣議決定とか、さ。
 しかもややこしいことに、ゼロサム市長とにせたかじん知事も首長職を辞して国政に鞍替えするとかいううわさも流れている。
 あらららら。そしたらうちなんか衆議院と市長と知事のトリプル選挙になるやんか。ベニヤ板の手配が大変です。だいたい市長選挙はこの前やったばっかりやぞ。また税金を無駄遣いするんかいな。その金を文楽協会にまわしなはれ、と言いたい。その金をワッハ上方展示室の再開にまわしなはれ、と言いたい。青少年センターの再建にまわしなはれ、と言いたい。児童文学館の再開館にまわしなはれ、と言いたい。私らの給料にまわしてえな、と言うと非難されるのかな。でも、そう言いたい。
 それに、維新さんから次の市長と知事の候補、誰を立てるのよ。まさかそのまんま東? やめてよ。
 生徒から質問されても答えられんような解散、ということは、つまり解散せんでもええということやろうねえ。まさか選挙のために消費税増税したわけでもなかろうに。

 11月16日(日)は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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赤いズゴック [日常生活]

 職員室で仕事をしていて、一段落ついたところで移動のために立ち上がる。
 さる同僚の机上に赤いものがチラリとみえた。
 ズゴック?
 そう、「機動戦士ガンダム」(いわゆる「ファーストガンダム」であります)に登場するモビルスーツのガンプラが、飾ってあったのであります。40代の女性の同僚、であります。
 思わずそちらに歩み寄り、「赤ズゴック……ガンダムファンなのかなあ」とつぶやくと、近くの席の同僚が、その方が熱烈なガンダムファンであることを教えてくれはった。
 その方は今年度転勤してきはったばかり。ぼちぼち本性を見せ始めてもええと、そういう合図ですかね。今は忙しいのでその方とガンダム談議する余裕はあらへんけれど、ちょっと落ち着いたらネタをふってみよう。ズゴックなんて比較的マイナーなモビルスーツのガンプラを飾るとは、そうとうお好きと見た。
 私はガンプラを作ったりする趣味はないんやけれど、もし飾るとしたらグフかなあ。
 ようし、来年度は漫研顧問もしていただこうぞ!
 忙中閑有り、という話題でありました。そう、忙しい時ほどそういう楽しみがないとねえ。

 11月16日(日)は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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最大級の忘れ物 [日常生活]

 今日も粛々と書類作成にいそしむ。懇談週間で午後から授業がないので、自然と事務作業をする時間が増えるということになる。
 で、集中力が切れて急いで帰宅。
 夕食はなにやらごちそう。ワインがどうとか妻が言うている。ものかき関連のお仕事をせねばならんのでやめておくと言うたけれど、なんでワイン?
 食後、妻がケーキの皿を出してきた時に気がついた。
 今日は結婚記念日やった! しかも20回目の!!
 なんたること。これまで私は一度たりとも結婚記念日を忘れたことがなく、必ず朝に「今日はケーキを買うて帰りますね」と言うていたのに。
 そう、先週の妻の誕生日の時には、次は結婚記念日やなあと思うていた。その時はちゃんと覚えていたのです。それがあなた、肝心なところで忘れるとは、ねえ。
 なんだかほんまにすべての面においてへたっているなあと痛感した次第であります。

 11月16日(日)は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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実況アナの猛勉強 [プロ野球]

 今日の夜、米大リーグ選抜チーム対阪神・巨人連合チームの試合を見ていて、実況アナががんばって勉強しているなあと思いつつ、ところどころ肝心なことが抜けているのが気になった。
 例えば、80年前の日本チームに名人内野手苅田久徳さんがいたということを言うのはええけれど、その苅田さんがそのまま東京巨人軍に引き続き入団したような口ぶり。苅田さんはリーグ戦開始時は東京セネタースに移ったはずであります。あ、東京セネタースというチーム自体忘れられているか。
 沢村栄治さんや水原茂さん、三原脩さんの名をあげるならば、ヴィクトル・スタルヒンさんの名もあげてほしかったなあと思うし、この日のために復刻された当時と同じデザインのユニフォームを着た選手で唯一タイガースに在籍した選手もいるということにも触れてもよかったんではないのか。ジミー堀尾文人選手というても、まあほとんどの人は知らん名かもしれんけどさ(これは「週刊ベースボール」に書いてあったことで、私もジミー堀尾が日本チームにいたなんて知らなんだんやけどね)。
 まあ、プロ野球の実況アナウンサーがマニアックな知識を持っている必要はないし、この日のために一所懸命知識を仕入れ、それを実況中に披露できるように覚えたということ自体は偉いなあと思うけど、そやけどなんか付け焼き刃的な感じは残ってしもうたなあ。
 まあ、実況を聞いているファンがすべてマニアックな知識を持っているわけやないし、そんなことを気にする私の方がおかしいといえばそれまでやけどさ。

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