逆転勝利の快感

　うーむ、昨日の朝の地下鉄停止でリズムが狂うたんがなんや知らん今日も尾を引いている感じ。がんばって仕事をしているつもりなんやけれど、全然能率が上がらん。まあ、こういう日もある。とにかくすべきことを目の前からコツコツしていくしかないね。
　帰宅して相撲の録画を見る。１敗でトップに並んでいた魁聖が碧山との巨漢対決に敗れたんで、やれやれ結局白鵬の独走になるんかと思うていたら、なんとななんと豪栄道豪太郎が土俵際捨て身の首投げで白鵬に逆転勝ち。これで３敗の稀勢の里らにもまたチャンスがめぐってきた。やはり白鵬は豪栄道に苦手意識があるんかな。
　いつもは器用さが命取りになる豪太郎が、今日ばかりはそれで救われた。
　その後追っかけ再生でタイガースの試合を見る。こちらは新人の横山が好投するも１点差で負けていた。これがなんとジャイアンツのリリーフ陣が四球を出したりして自滅し、逆転勝ち。
　いやいやいや、逆転勝ちというのは見ていても気持ちええもんですね。逆転勝ちした当人ならなおさらでありましょう。
　よーし、私も明日は豪栄道とタイガースにあやかって逆転勝ちといきましょう。誰と勝負しているとかいうのはないんやけれど、今日はかどらなんだ分を逆転挽回といこうぞよ。

朝から地下鉄停止

　通勤時間がのびたおかげで、早朝に家を出んならんようになった。で、今朝の早く家を出たわけやけれど、最寄りの地下鉄の駅の改札口に下りていったら、自動改札機の前に人だかりがしている。何かいなと思うたら、人身事故のために地下鉄がストップしていて復旧がいつになるかわからんとのこと。
　いささか焦りまして、地上に上がり地下鉄の代替で乗ろうとバス停の方に歩いていくと、パスがもう既に走り去ろうとしている。バス停は地下鉄の駅から少しばかり離れていて、走って追いつくようなことはまず無理。ゆっくり歩いてバス停の時刻表を見たら、１５分ほど待たねばならん。遅刻やむなしとバスを待つ。地下鉄からの乗り換え組が多数バス停にやってきた。
　で、バスは予定到着時刻よりも５分ほど遅れてやってきて、しかもすし詰め状態。みんな地下鉄乗り換え組なんやろうなあ。
　なんとか遅くなったけれど、乗り換えの路線の駅まで到着。ホームまでいくと、生き先表示の電光掲示板に、運航停止していた路線が「ただ今運転再開」との表示が。
　なんとか遅くなったけれど乗り換え電車に乗り、勤務先行きのバスに乗った……つもりが、降りたいバス停の手前で逆方向にハンドルを切った。いつも乗る時間やないから、乗るバスを間違えてしもうたんやなあ、これ。途中で降りて逆方向のバスに乗り換えて……。
　遅刻に関しては、事故ということで定時勤務扱いにしていただけたけれど、出勤した時点でもうへろへろ。
　ええいええい、朝の３０分は１時間にも相当するのじゃ。そんなときに人身事故って、なんやねんな。詳細はわからんけれど、寝ぼけてホームに落ちたんか？　それとも自発的に飛び降りでもしたか？　なんにしても迷惑な話。
　今日ほど遠隔地に転勤になったのがこたえたことはなかったなあ。ただ、一度こういうことを経験したので、次に同様のことが起きた場合、どう対処すべきかわかった。地下鉄のかわりにバスには乗り替えん方がよい。復旧するまで待つ方がまし。遅刻しても授業に支障がない時は、出勤時間に遅れることがわかっていてもちゃんと乗るバスを見極めること。
　いやはや、これで夜にタイガースがまたまた惨敗したら落ちこむところやったけれど、藤浪くんのプロ入り初完封ですっきりした。やれやれ。

ヒトラー 最期の１２日間

　早朝まで雨。午後からは日がさしてきた。しばらくは地面の水分が蒸発する関係やろうか蒸し暑い。日が落ちる頃にはそれなりに涼しくなってきた。
　授業で生徒といっしょに「ヒトラー　最期の１２日間」を見る。ソ連軍に囲まれ、万事休したナチスドイツの面々がどのように動いたかを丹念に描いていて、生徒たちにはちょっと重かったかなあ。そやけど、戦争に負けるというのはこういうことなんやで、とか、自分で考えずに盲目的に為政者に忠誠を誓うというのはこういうことなんやで、というメッセージは伝わったんやないかと思う。
　でもやっぱり降伏が決まると次々と自決するＳＳたちの姿や、市街戦で弾に当たって目をあけたままことりとも動かない兵士やとか、自分の子供にねむり薬を飲ませ、寝ている間に毒を飲ませて殺し、そして自分たちも自決するゲッペルス夫妻の姿やとか、かなりきついシーンが次々と出てくる。ドイツ人が歴史を美化せず、真正面に向き合って作った映画なんやなあ。いろいろと思うところあり。
　そんな映画を見てへろへろになって帰ってきて、相撲のあとタイガースの試合を追っかけ再生で見たら、いやまあなんかもうそのなんです、試合に負けるというのはこういうことなんやというメッセージをタイガースナインがファンに送っているんやないかというような。うーきつい一日でありました。

憑きものが落ちた顔

　愛すれどTigers「連勝で最下位脱出も打線低調」を更新しました。

　祭りは終わった。いや、彼の言葉を借りると「いくさ」か。昨晩の彼の記者会見の表情を見ていると、こんなにさわやかな笑顔のできる男やったのかと驚かされてしまう。
　大阪府知事になってから彼が見せていた笑顔は、いずれも作りものやったということか。自分を大きく見せようと必死になっていたのか。
　よく「憑きものが落ちた」というけれど、昨晩の彼の表情はまさにそんな感じやったように思う。
　弱い自分を強く見せるための虚像を作り続けてきた７年間。私はその言動を新聞や雑誌、書籍などを中心に追い掛けてきた。私は「アンチ橋下」という名のファンになってしもうていたらしい。
　前回の参議院選で議席を伸ばせず、石原慎太郎に呑みこまれてしもうた時点で、彼について書くことを封じた。彼はもう終わったと思うたから。
　そんな彼の最後の大勝負が今回の「特別区設置住民投票」やったんやろう。何を急いでいたのか。自分の賞味期限切れを恐れたか。いや、虚勢を張り続けることの限界に来ていることを自覚していたんやないやろうか。そやから早く決着をつけたかった。
　昨晩の記者会見で彼の姿を見ていて気がついた。白髪がかなり目立つのだ。相当のストレスが彼を押しつぶそうとしていたんやないか。
　政治から身を引くというのは、いつもの思いつきではないんやろう。あの憑きものが落ちたような笑顔に嘘はないように感じた。府知事選からずっとウォッチングしてきたから、それがわかる。彼が虚勢を張っている時の笑顔は、目が笑うてなんだ。そやけど、今回の笑顔は心の底から嬉しそうやった。
　橋下徹君、お疲れさんでした。もう二度と虚勢を張らんならんようなことはしないでほしい。そして、まわりの人間はもう彼をかつぎ出すのはやめてあげよう。彼の虚勢の威を借りるんやなく、自分の力で「維新」なるものをやりとげる気概を見せてほしい。
　でも、たぶんそれは難しいことやろうなあ。

大阪市存続

　今日は「たちよみの会」例会。住民投票をすませてから、京都へ。今月の参加者は私だけでありました。三条の「ジュンク堂」に寄って、文庫新書を何冊か買う。
　帰宅して相撲を見る。プロ野球は地上波での放送はなく、ＢＳのスポーツチャンネルはケーブルテレビの会社の関係で入らず、で、携帯のタイガースのサイトのテキスト実況で試合経過を確認した。あとはスポーツニュースで映像を見ることに。とはいえボロ負けですからねえ。
　夜、住民投票の速報を見る。大阪市解体は接戦の末、反対で決着。ゼロサム市長は任期いっぱいで政界引退を表明。僅差でも負けたらすべて終わりなのですね。ゼロサム市長の面目躍如であります。で、彼の記者会見を聞いていると、どうも賛成票が圧倒的多数になるという自信があったように見受けられる。私のような一般市民でも僅差でどちらになるか全く読まれなんだというのに、圧勝を確信していたとしたら、もうすでに客観的にものを見られんようになっていたのかもしれん。
　ああ、これでゼロサム市長についてぼやくこともなくなるのであるなあ。少しほっとしているのであります。
　ただ、より危険な人がまだいてる。こちらは一国の総理だけに、ほっとはしていられんのであります。

大きな音量でがなる街宣

　今日は完全休養日。朝はゆっくり起き、午睡もしっかり。あとはアニメに野球に大相撲とテレビ三昧。
　外では街宣カーが必死で叫んでいる。
　うるさいなあ。あんなにぎゃーぎゃー言うてたら、迷うている人は逆に反感をもつんやないか。それだけ必死であることはわかるけれど。でかい音量でしゃべってるんやから、がならんでもよろしいやないか。
　まあ、自民党なんか地元の議員が必死に「反対」を叫んでも、内閣官房長官が「賛成」とか言い、維新のチラシに賛成者として総理や長官の写真を入れられているんやからな。それやのに自民のチラシには総理の写真が入っている。総理は賛成なんか反対なんか。実ははっきりどっちとも言うてへんのでした。そんなことよりも平和のために戦争できるという法案を提出することに一所懸命やからねえ。
　さあ、明日は住民投票や。ほんまに貴重な一票なんで、間違いなく投票したいね。

　わっ、ブログを更新しようとサイトを開いたら、バナー広告にゼロサム市長の顔が！　どんだけ最後まで金をまき散らしてるんや。よほど大きな利権がからんでいるんやないかと疑われても仕方ないですぞ。

　明日５月１７日（日）は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

肩の皮の下には

　蒸し暑く、体調管理がいささか難しい。朝から体が重い。
　午前中、ほんまにすぐにでも帰って横になりたいという感じになる。そやけど、試験直前の授業で、試験範囲の関係で自習にするわけにはいかん。
　なんとか授業は気持ちで乗り切ったけれど、午後から腹をこわしてしまう。
　職場にいる間は必死にこらえて参考資料をひたすら読む。定時にさっと退出。こんなことやったら時間休をとって早目にあがるんやった。
　帰宅してからも体が重い。妻が肩を叩いてくれる。皮の下に何か入っているみたいにパンパンやったそうな。肩こりにきくストレッチを教えてもらい、何度か肩甲骨を動かすと、たちまち汗が噴き出る。血行が良くなったんやね。ストレッチのあとにまた叩いてもらうと、皮の下の何かは消えていたらしい。
　ちょっとむりしすぎたのかな。

　５月１７日（日）は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

神宮球場は蚊が多い？

　今日から定期考査一週間前。転任校で最初の考査なんで、どういう問題を作るべきか悩んでいる。あまり難しすぎるものを作ってもやる気をそぐし、問題のレベルをどこにもっていったらいいものか。周囲の同僚にききながら、問題の好想を練っているところであります。他にもあれこれとやらねばならぬことが出てきている。まあ、それだけ新しい職場で自分のポジションができつつあるということでしょうね。
　帰宅して、録画した相撲を見、追っかけ再生で野球中継を見る。昨年までなら、この期間は極力早く帰って、野球中継が始まる前に相撲を見始めるようにしていたんやけれど、この４月からは通勤時間がかかるためそういうわけにもいかんのがきついですねえ。
　ところで、神宮球場からの中継を見ていて思うたんやけれど、打者がバッターボックスに立っているところをとると、必ずある広告が目に入るようになっている。そして、ついそちらに目がいってしまう。
「キンカン」
　昔ながらのかゆみ止めの薬ですね。そこまでして神宮球場で宣伝せんならんのか。もしかしたら神宮球場というのは観客席に蚊がよう出るんか。私の注意不足からかこれまで「キンカン」の看板は球場で見たことがないので、ちょっと新鮮ではありましたぞ。
　老舗ガンバっとるねえ。対抗して「正露丸」「改源」なども広告を球場に出したり、はせんでしょうねえ。

　５月１７日（日）は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

手書きチラシの迫力

　先日の日記で「大阪市は住民投票で盛り上がっているのか」ときかれたことを書いたけれど、盛り上がってはいるらしい。というのも、帰宅して郵便受けをのぞいたら、Ａ３判のコピーで明らかに個人が作った手書きチラシが投入されていたのですね。「ダマされるな」と繰り返して書いてある。「大阪市解体」に対する反対意見らしい。
　電波さんかと思うて読みはじめたら、これがなかなかしっかりとした内容で、解体賛成派の出している「メリット」の矛盾点をきっちりおさえ、かつ現市長に交代してから低下した住民サービスについて具体例をあげている。住民サービスが低下しているのは二重行政が原因やなく、市長の施策であるということがはっきりとわかる。
　これまで維新、自民、共産などが配布してきたチラシも読んできたけれど、それらよりもわかりやすく、説得力がある。手書きの文字も、ある意味切迫したものを感じさせて効果的であるようにも感じたけれど、逆に読みにくいとすぐにほかす人もいてるかもしれへんな。
　惜しむらくは、無署名であること。こういうことは個人であればやはり自分が何者であるかということをはっきりさせてほしかった。そやないと、ただの怪文書扱いになってしまう。
　このチラシ、維新の議員さんや市長や知事からしたら取るに足らんものかもしれん。そやけれど、私は維新のチラシに書かれている他会派の反対意見をすべて「デマ」と書きたててメリットばかりでデメリットを一切示さへんインチキくさいチラシよりも、どーんと気持ちが伝わってきましたぞ。
　こういう「いてもたってもいられない一市民」が身銭を切って訴えるというようなことから、やはり「住民投票」は最後の盛り上がりを見せているということなんやろうね。

　５月１７日（日）は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

まるでお見合い？

　台風が接近し、時折かなり強い雨。早々に退出する。
　帰宅して録画しておいた相撲を見ていたら、幕下の取組で思わず笑うてしもうた。いや、笑うのは失礼なんでありますけれどね。
　その取組とは「安彦－正代」戦。テレビ画面に縦書きで大きく左に「安彦」、右に「正代」とテロップが出た。
　これ、あなたどう読みますか。「やすひこ－まさよ」と読みたくなりませんか。
　正解は「あびこ－しょうだい」なのです。どちらも本名。学生相撲出身力士同士の対戦。おそらく十両昇進の際はどちらも立派なしこ名をつけることやろうから、こんなまるでお見合いみたいな名前の組み合わせになるのは両力士が幕下にいてる間だけ。幕下以下は一場所に７番しか相撲をとらんから、またこの顔合わせが来場所もあるかはわからん。もしかしたらどちらかが先に関取になってしこ名をつけるかもしれん。
　つまり、「やすひこ－まさよ」さんのお見合い対決（失礼！）はそうそう見られるわけではないのです。まあ、あとはしこ名やけれど「剛士」という力士がいてるから（「つよし」やなく「ごうし」と読みます）、この力士と「正代」が取り組んだら「つよし－まさよ」戦が実現することになるかもしれんけれどね。
　いやあ、長いこと相撲を見てきてはいるけれど、こういうしこ名の組み合わせだけで話のタネになってしまう相撲なんてのはなかなかお目にかかれません。かっこいい組み合わせでは「白虎－朱雀」戦というのはあるけれどね。

　５月１７日（日）は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。