里心再び

　今日は仕事が終わってから梅田へ。前任校の教科の歓送迎会。とにかく楽しかった。
　一昨日ふっ切ったつもりやったけれど、再び里心に火がつきかけてしもうたやないか。
　というわけで、まだ酔いがさめません。
　今日のナイター中継は明日の朝に見よう。もっとも、二次会の店でテレビをつけていて、試合が決まった瞬間に大きな拍手が巻き起こったんで、結果はおおむねわかっているんやけどね。
　今日はここまで。失礼いたします。

二本立て映画を見る順番

　今朝のスポーツ紙に「自分のペースで仕事ができない」というようなことが書いてあった。なんのこっちゃいな。昼からは予定は何も入ってへんから荷物整理に専念できるはずやし……と思うていたら、当たるもんですなあ。来年度の授業計画に関する企画書の案を作ってくれと上司に言われましたがな。外付ＨＤを引っ張り出してきて過去の遺産を掘り出したり、それらをもとに新たな授業企画を考えたりして午後はつぶれた。きちっとした形になってへんから、明日も一日この仕事でつぶれそう。
　０学占術おそるべし。
　冷房で体がかっちかちになって帰宅。
　夜はタイガースの試合がなかったので、録画してあった番組を見たりして過ごす。
　妻と映画の話になる。アメリカのホラー映画と虫の話とかあれこれと。
　で、二本立ての映画を見る順番の話題になる。最近はシネコンなんかが増えたから二本立てというような状況は少なくなってきたと思うけれど、私の若い頃は二本立てというのはよくあった。また、二番館や三番館で複数の映画を二本立てや三本立てで上映するということも多かった。
　この場合、二本あるうちどの映画を見るかというのはかなり大切で、映画館を出る時の気分がかなり違うたりした。
　例えば「となりのトトロ」と「火垂るの墓」の二本立ては、結婚前に妻と見に行ったんやけれど、これは「火垂るの墓」が先で「となりのトトロ」が後というめぐりあわせになってラッキーやった例。「火垂るの墓」で落ちこんだ後、「トトロ」で楽しい気分になれた。
　大学受験が終わるまで見るのを我慢した「レイダース　失われた聖櫃」は、二番館でハリーハウゼンの「タイタンの戦い」と二本立てで見た。こちらは「レイダース」が先で「タイタン」が後やった。「レイダース」の面白さは無類で、その後にストーリーが幾分退屈な「タイタン」を見てしもうたもんやから、私の中では「タイタンの戦い」という映画のランクはかなり下がってしもうたのですね。ハリーハウゼンは好きなんやけれど、「レイダース」のあとに見たら古色蒼然という感じになってしまう。
　今時はレンタルＤＶＤを家で見たりすることも多いやろうから、こういう経験をすることはかなり少なくなっているんやないかなあ。

里心

　今日は大阪府立人権教育研の研修会。会場は前任校。昼休み、社会科の職員室で昼食をとっていると、なんだか落ち着く。ここに自分の居場所が確かにあったんやなあ。
　私が使うていた書棚は使用者が決まってへんのか、空のまま。ここに並べられてすぐに手に取ることのできたものの多くが、現任校ではまだボール箱の中……。
　食後、大職員室へあいさつに行く。気心の知れた元同僚たちと話をする。中には、昨年まで私のしていた仕事を引き継いだ方もいて、質問攻めに。まだし残していたことがあるんやと実感しつつも、それを言うてもせんないこと。
　午後からの研修を終えると、廊下で漫研の部長にばったりと会う。近況を聞き、文化祭には顔を出す約束をする。
　図書室により、昨年度末に私が渡した購入図書のメモ通りに新着図書が並べられているのを見て嬉しくなる。
　というわけで、すっかり里心がついてしもうた一日でありました。
　明日の朝にはちゃんと気持ちを切り替えて現任校での仕事をちゃんとしなければ。前任校にし残したことや心残りはあっても、居場所はもうないんやから。私が使うていたデスクは、別の方の席になっていたしね。
　いろいろな意味で気分転換になった研修会でありました。

腐らせる教材

　今日はいつもよりもゆっくり目に家を出て、出勤途上にある中学校を訪問。勤務校の宣伝というか、説明をする。前任校でもやっていたんやけれど、たいていは在校生の出身校に行って現況を説明したりするところから話を始めるんやけれど、今日行った中学校には在校生はいてへん。実は去年一人そこから受験したんやけれど、落ちてるんですね。それでもめげずに受けさせてね、という感じの話になる。いろいろと新しい経験をするものですね。
　昼前に勤務校に到着。中学校訪問をしただけで、今日の仕事は終了したような感覚になる。午後からは汗だくになりながら荷物整理。間借りしている部屋から、教科の共有の部屋にあらかた移動させてしまう。すぐに使うものや持ち帰りたいものは、自分用に割り当てられたロッカーに入れるけれど、ＤＶＤやＣＤですぐに満杯に。ま、ちょびちょびと自宅に持ち帰って、職場に置く私物は極力減らしていくことにしよう。
　特に落語や漫才のＤＶＤは、前任校ではフルに使うていたけれど、現任校では使うことはほとんどないやろう。残念やけれど、仕方ない。
　荷物の整理をしていて思う。私の持ちこんだ教材は、前任校向けにカスタマイズされたものがほとんどであるなあと。一番痛いのは倫理の授業で使う教材。現任校では倫理は開講してへんのですね。自分の専門科目の教材をほとんど使われんというのは辛いことであります。私の転勤で前任校では倫理を開講しながらも専門の教員がいてへんと困っているというのに。思想、哲学、宗教関係の参考資料など、持ち帰らず職場においておくつもりやけれど、腐らせるのはもったいないなあ。
　プールからあがったあとみたいにどろーんと疲れて帰宅。ほんまによう汗をかきました。

４カ月遅れの荷ほどき

　愛すれどTigers「江越、２試合連発と初猛打賞」を更新しました。

　今日は午前中は転勤時に大量に運んできた箱の整理をやっと行う。最低限必要なものは始業式までに出しておいたんやけれど、授業が始まるとまったく箱を仮置きさせてもろうている部屋に近づくこともでけん状態。あの参考書もいる、この教材もいる。デモは駒仲なんでなかなか探す時間も取られへんという状況の中、なんとかやりくりしてきた。
　今日の整理で出しておきたかったものをすぐに手にとれるところに移動させられた。すぐに必要にならないというようなものに関してはまだ箱に入れておき、私の管理下における場所に保管。まだ箱はけっこう仮置きさせてもろうている場所に残っているけれど、今月末までにすべて移動できるめどは立った。まだまだ出しておきたいものが出てきてないというのもあるけれど、一両日中にその状態も解消できるでしょう。これでなんとか夏休み明けには新たに教材研究をする見通しが立った。
　相撲も終わったし、野球の試合もなかったし、帰宅してから録画してあったアニメも何本か見ることができて、やれやれであります。
　それにしても作業中はほんまに暑かった。汗はぼとぼとかくし、体力は食うし。水分補給をこまめにして熱中症には気をつけていたけれどね。今夜はぐっすり寝られるかな。

ちびっこ解説

　大相撲小言場所「名古屋場所をふりかえって～白鵬35度目の優勝、旭天鵬引退～」を更新しました。

　この３日間、サンテレビのプロ野球中継では夏休み恒例の「ちびっこ解説」でファンクラブKIDS会員の子どもたちを放送席に呼んでいる。
　この子どもたちがまたしっかりしているのね。選考段階でいろいろと質問したりしているんやろうけれど、昔の「ちびっこ解説」の子たちとは比べものにならんくらいはきはきと話をする。
　一昨日は小学５年生、昨日は３年生、そして今日は２年生とだんだん幼くなるのに、言うことはしっかりしてるんやなあ。好きな選手も、一昨日の鳥谷はわかるけれど、昨日の子は狩野、今日の子は大和と福留ですぞ。なんという渋い趣味！　藤浪は子ども受けが悪いのかなあ。
　サンテレビの「ちびっこ解説」は私が子どもの頃からやっている息の長いもので、そろそろ親子二代で放送席に座ったなんて子がいてもおかしくない。一度でいいからそういうパターンも見てみたいものであります。

花火見学

　朝、ゆっくりと起きてきてゆったり過ごすことの幸福をかみしめる。
　録画したアニメなどをひたすら見て、昼食前にまた寝る。昼過ぎに起きてきて、昼食を取りつつ、食後も続けて録画したアニメをたっぷりと見る。夕刻は相撲。稀勢の里は白鵬の前に勝ち勝ちになって動けず、１敗の白鵬を２敗の鶴竜が追う展開に。さあ、鶴竜が本割、優勝決定戦と連勝するというようなドラマティックな展開になるのか。
　夜はナイター中継を見る。ベランダの外から天神祭の花火の音が聞こえてくる。
　花火好きの妻は夕食後すぐにベランダに出て花火見物。私も最後のやけくそ打ちのところは逃さず見に出る。今年のやけくそ打ちは花火も大きく数も多く、景気がよろしかったですなあ。
　ところで、昨日仕事帰りに寄ったコンビニのレジのところに虫よけスプレーが置いてあって、手書きのポップで「花火見学に！」とつけてあった。
　いやいや、花火は見学するもんやないでしょう。花火師のところへ行って作っているのを見学するんやったらともかく、ねえ。たぶんバイトの子が書いたんやと思うけれど、店長も気にならなんだのかなあ。

必死のパッチの４ヶ月

　本日、夏季休業前の最終授業日。前任校と同様、現任校も前後期制なんで、ぎりぎりまで授業はあるのです。なんとか最終日まで、授業を休まずにやれた（出張が入ってやむなく自習にした日が一度だけあったけれど、これはやむなし）。ほんまに、一度は本格的にぶっ倒れるかというようなところまでいきかけただけに、やれやれであります。ほんま、必死のパッチの長い長い４ヶ月でしたなあ。
　来週は出張や研修などが連日続くけれど、時間を作って大量に運びこんだ荷物の整理をしようと考えている。必要な時に「あれは箱の中、これも箱の中」と歯噛みしつつも日々忙しくなかなか整理の時間が取られなんだので、すべてとはいかんまでも、最低限必要なものは出して整理しておきたい。
　帰宅して録画した相撲を見る。昨日書いた稀勢の里、みごとに鶴竜を下す。明日は白鵬戦。白鵬は立ち合い変化してでも勝ちにいくと見た。どこまで落ち着いて対応できるかを見たい。
　それからタイガースの試合。「ウル虎の夏2015」と銘打って、黄色の特別ユニフォームを着用。でもこれ、ファンクラブ入会時の特典レプリカユニフォームとほとんど同じデザインなんですよねえ。選手たちまでファンクラブに入ったみたい。
　甲子園のスタンドは入場時に配布されたレプリカユニフォームを着た観客でいっぱい。妻曰く「トウモロコシみたいなスタンド」。なるほど！

吉田対刈屋

　朝から豪雨。地べたで雨がはねかえり、ズボンの裾もぐっしょり。気圧が低い湿度が高いで職場についた時点でグロッキー状態。それでも高座に上がったら……やなくて教壇に立ったらしゃんとするんやから、気力というものがまだあると見てええやろう。
　とはいえ、やはり生徒たちも何かぐったりしているし集中力はないし、何度も私語を注意し、こっちを向かせるのに一苦労。まあ普通やったらとうに夏休みに入ってるんやからね。集中するのが難しいのは仕方のないところか。冷房はきいているけれど、外よりましという程度にしか感じられなんだりする。
　定時に退出。帰る頃には雨はあがり、自宅の最寄り駅についた頃には日がさしてきた。明日からは連日好天とのこと。明日は天神祭の宵宮。明後日はぶじ花火のやけくそ打ちを見られそうですね。
　帰宅して相撲を見る。十両の土俵は吉田アナウンサー、中入り後の土俵は刈屋アナウンサーの実況。絶妙の語彙を駆使して相撲の妙味を味わうことのできる吉田実況と、正確な描写で相撲初心者にも動きがわかるような語り口の刈屋実況。ＮＨＫのベテラン相撲アナでも最も対照的な二人の実況で相撲を楽しめるなんて、贅沢なことやないですか。
　私は前にも書いたように吉田アナ派。「もんどりうって倒れました」なんてとっさに、しかも自然に嫌みなく口にできるところがすごいなあ。「言葉の業師」と呼んでおこう。
　両横綱が１敗を堅持。このまま千秋楽まですんなりといくのか。私は稀勢の里戦が鍵になると見ている。稀勢の里は優勝争いから脱落しているだけに、下手に緊張して体が動かなくなるという悪癖も出んやろう。明日と明後日が楽しみでありますね。

藤村甲子園

　この４月から着任した勤務校は、いろいろな事情もあって今週末までが授業。これまでは先週末が終業日やっただけに、今週はなんか長く感じる。短縮授業で午前中までしか授業はないのにね。まあ、午後から会議やとかいろいろあるけれど。
　まるで梅雨が戻ったような雨。週間天気予報では今週は毎日晴れマークやったのにね。予報というのはかくも難しいものなのか。
　そんな日でも試合開始までこぎつけてしまう甲子園球場はすごい球場であります。グラウンド管理をしている阪神演芸さんがすごいのか。
　グラウンド整備をしている阪神演芸の方たちの姿を見ながら、この中に藤村甲子園はいてるんかなあなんて昔は思うたもんやけれどね。もし藤村甲子園が実在していたとしても、定年退職というような年齢やろうなあ。嘱託として、グランドキーパーの神様みたいになっているかもね。
　あ、藤村甲子園というのは水島新司さんの漫画「男どアホウ甲子園」の主人公で、剛速球投手としてタイガースに入団したけれど、肩を壊して引退し、グランドキーパーに転向しているという設定なのです。こういう説明をしないとわからん人も多くなっていることでしょう。ああ寂しい。