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おそ松さん [テレビアニメ]

 月曜深夜アニメのお楽しみは「おそ松さん」ですね。赤塚不二夫「おそ松くん」の六つ子が大人になって全員ニートという設定で、赤塚ワールドをよりナンセンスにした展開で楽しませてくれる。監督は長年「銀魂」を担当していた藤田陽一監督。
 ギャグアニメというのは非常に難しいとみえて、笑わせたいんやろうけれど、間が悪かったりただドタバタしているだけでおかしくもなんともないものがけっこう多いんんやけれど、藤田監督の他やとワタナベシンイチ監督、水島努監督、高松信司監督あたりならばまず信頼していいと思う。というか、それ以外の監督は確実に笑わせてくれると限らんという感じなのですね。
 藤田監督はギャグのたたみかけと繰り返しがうまい。「おそ松さん」でもそれは十分生かされていて、特に、原作「おそ松くん」では六つ子は特にそれぞれの個性を出さないところが笑いを生む要素になっていたんやけれど、「おそ松さん」の場合は「同じ顔をしているけれどそれぞれかなり個性的」なので笑いが生まれるという構成になっているのがポイントか。
 第一話は「こんなん放送してええんか」とというくらいパロディ的要素を詰め込んでいた。やはりやり過ぎやったらしく、DVDには収録でけんかったそうな。まさに幻の回でありますね。
 当初1クールの放送予定が2クール目の放送も決定したとのことで、まこと慶賀の至り。こういう質の高いギャグアニメはそうそう出てこんだけに、今後も楽しみであります。

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世間話と選挙ポスター [時事ネタ]

 職場の近くの公園に、灰皿のあるベンチがある。昼の休憩時に、一服つけに行く場所であります。
 ご近所に住んでいるらしい年配の男性とちょくちょく会う。最近では世間話のひとつもするようになった。
 あまり政治の話はしたくないんやけれど、例えば今回の大阪府知事・市長ダブル選挙の話題を振られたりもする。「先生は維新を支持してはるんですかねえ」なんて聞かれたりする。どう答えたもんやろうか。「維新の知事になってから、あまりええ思いはしてませんのでね」くらいにとどめておく。
 あちらはおかまいなく話しかけてくる。
「私はどうでもようなって、棄権しようかと思うてたんですけどな。友だちはみんな『ハシモトさんにはがっかりした。今度は自民の候補に入れる』言いますんで、私もそうしようかな」。
 これまた返答に困る。露骨に「維新あきまへんなあわはははは」とも言えず。別にあちらは探りを入れているわけやないとは思うんやけど。
 世間話で「宗教と政治の話はするな」とよう言われるけれど、ほんまにそうですなあ。
 ところで、街角にゼロサム市長の横顔のアップを写したでかいポスターがちょくちょく貼られている。候補者やないけど、あれは反則やないかねえ。違法やないけど、市長候補のポスターよりも効果はありそうな気がする。ただ、現市長のポスターをあまり目立たせると、支持者がうっかり彼の名前を書いて投票してしまうんやないか。無効票のほとんどが現市長の名前、なんてこともありそう。あのポスター、作戦的にはどうなんでしょうねえ。

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劣等感と世間知らず? [テレビアニメ]

 大相撲小言場所「平成二十七年九州場所展望~休場明けの横綱~」を更新しました。

 今日も完全休養日。午前中は例によって昨晩録画した深夜アニメやら日曜朝の定番「戦隊」「ライダー」「プリキュア」などを見る。
 今クールに限らず、ライトノベル原作のアニメには「劣等生のレッテルを貼られているが、実は相当な実力の持ち主が本当の力を発揮する」というパターンのものが多く、ちょっと食傷気味であります。それやったら見なんだらええと思うけれど、どういう着地点があるのかを確かめたいという気持ちもあり、見続けているんやけれど。
 あとライトノベル原作で多いのは「養成学校の学生たちが動員されて強敵と戦う」というもの。なぜかこの手のものでは、卒業してプロもしくは正規の軍人になった先輩たちというのが出てこんのですね。学生でも最上級生はかなり強かったり単独で敵を倒すだけの力を持ったものがいてるんやから、卒業生はさぞかし強かろうと思うんやけれど。
 ここらあたりを見ていると、原作者像というのが推測されてくる。まず「劣等生が実は強い」という点からは、原作者の持つ強烈なコンプレックスを感じる。次いで「卒業生がほとんど出てこない」という点からは、原作者が社会の仕組みをあまりわかってないんやないかという感じがする。端的にいえば「世間知らず」。そういう言葉で切り捨てたくはないんやけれど。
 むろん私の推測(私の妻の意見もはいってます)やからほんまは違うのかもしれんけれど。で、こういうパターンのものが何作もアニメ化されているということは、読み手もそんな感じで、自分の願望を作品に託しているのか。これもまた推測の域を出ないんやけれどね。
 むろんライトノベル原作のアニメがそんなのばかりやない。ただ、そういう傾向のものが毎クール必ずひとつはあるということで、根強い読者層があるということなんでしょうねえ。

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いとしのムーコ [テレビアニメ]

 土曜の朝の楽しみは、アニメ「いとしのムーコ」。ガラス職人の「こまつさん」が飼う雌犬の「ムーコ」が主役。ムーコの視点で、郊外の工房で暮らす「こまつさん」の日々が描かれるというもの。原作はみずしな孝之さんの漫画。
 妻が犬好きで、実家にいた頃はずっと犬を飼うていたのですね。そやから犬の生態や動きがちゃんと描かれているかどうかということについてはなかなか厳しい。その妻が楽しみにしているんやから、犬が犬らしく描かれていることは間違いない。
 私の楽しみ方は、犬を飼う生活の新鮮さ。私の実家では小鳥を飼うていたので、犬はいてへんかったからね。親戚には犬を飼うている家がいたけれれど、お正月に遊びに行っても、犬そのものに慣れてへんから触ったりはでけなんだ。
 結婚前に妻の実家に行ったときに、犬の「はなこ」にえらく気にいられたらしく、前足で飛びついてこられてびっくりした。でも、かわいかったので頭をなでたりもして、抵抗はなくなったかな。
 ともかく、「いとしのムーコ」を見ていると、いきものを飼うてみたくなる。マンションはペット禁止なんで、残念ながら犬猫は飼うことがでけん。小鳥を飼うにしても、昼間の世話は妻にお願いせんならんから、それはちょっと申し訳ない。
 実際に何か飼うのは定年退職後のお楽しみくらいにしておいて、今はアニメで生き生きと動くムーコを見ておくにとどめることにしよう。

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「白蛇伝」と「わんわん忠臣蔵」 [映画]

 今日は妻の誕生日。久しぶりに実家に帰らず我が家にいてる。諸般の事情でいろいろと疲れているようなので、疲れをとってもらいたい。帰宅途上に駅前のケーキ屋でケーキを買う。私の誕生日に妻が買うてきてくれた「利休」というケーキを、今度は私が買う。ますます“利休好み”らしい色合いの器になっている。
 今年の贈り物はDVDが二枚。往年の東映動画の長編漫画映画「白蛇伝」と「わんわん忠臣蔵」。両方とも幼い時から夏休みに「こども映画劇場」として何度も見ている懐かしい作品で、特に妻が気にいっているものを選んだ。
 「白蛇伝」なんか、絵に品があって、妻は巳年の年賀状にこの映画の画像を選んだくらい。日本初の長編総天然色漫画映画で、動きなどすばらしい。もっとも、今のデジタル技術を駆使して作られたアニメに慣れている若者には、動きの質の違いに戸惑うんやないかなあ。私らは手書きの動画を見て育っているから、古い東映動画の長編の方がなじみがあって好きなんやけれどね。
 「わんわん忠臣蔵」は音楽も楽しくていいね。キャラクターの動きもコミカルで非常に楽しいし、最後の遊園地のジェットコースターで虎と戦う場面なんか迫力がある。ようまああれだけのものを手描きで作っていたもんやなあと思う。
 HDDレコーダの残容量に余裕がある時に、二人で楽しく見たいものです。

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おもろくて効果的なチラシ [時事ネタ]

 昨日は朝晩肌寒くなったなどと書いんやけれど、今日は日中も汗ばむほどぬくかった。こんなに極端に気温が変動すると、ホメオスタシスなるものが乱れて、体がびっくりし、動きも鈍くなったりスイマーに襲われてしもうたりするのでありましょう。午後から非常に体がだるくなった。一応上着を脱いだりして体温調節はしてるんやけれどね。ホメオスタシスなるものはなかなか手ごわいのであります。
 今日から大阪府知事選挙が公示された。駅前やらバス停前でビラ配りのおっちゃんが待ち構えている。「反維新」の団体のものがほとんど。一応いただいて読むけれど、ゼロサム市長ウォッチングを続けてきた私には、特に目新しいことは書いてへん。彼らの悪政をいろいろと書いているけれど、読みようによってはツッコミどころ満載でありまして、これでは浮動票は動かんぞ。それよりも、時系列順に彼の語録を書き並べた方が効果的なんと違うかね。次々と言うことが変わる。思いつきとおぼしき適当な発言が続くかと思うと、品性下劣な罵倒語が続々と飛び出してくる。
 特に主張せんでも、それを読んだだけでうんざりすることは必定。しかも市長の発言をそのまま掲載しているだけなんで、敵もツッコミ辛い。ご本人は今回の選挙では候補者やないけれど、彼に対するダメージは即府知事候補や市長候補に影響する。
 要はもっと効果的でおもろいチラシやないと敵にダメージを与えられまへんで、ということでありますね。

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ルーティンと心の乱れ [日常生活]

 朝晩かなり肌寒くなってまいりました。私は自宅ではフリースを羽織って防寒しております。さすがに床暖房はまだ一度しか入れてませんけどね。朝、出がけにマンションの植栽をいつも観察しているんやけれど、桜の葉などかなり紅葉している。落ち葉もちらほらと目に入るようになった。
 最寄駅前に高校があるんやけれど(これくらい近い学校に勤務してみたいものです)、そこでは技師さんが毎朝6時半すぎには出てきていて、でっかい送風機で落ち葉を散らしている。この機械はけっこう大きな音がするんで、生徒がいてる時間帯には授業妨害になるから動かさんのやという話を聞いたことがある。それでも早朝からお仕事、頭が下がります。こういう姿を見ると、早朝から出勤やとぼやいてはいられん。いつも技師さんのたち働く姿を見ては気合を入れ直しているのであります。
 駅前には有料の自転車置き場があり、そこでは定年をとっくに過ぎたと思われる高齢の係員さんたちが止められている自転車の整理をしている。あれも、動かすコツなどあるんやろう。鍵のかかった自転車を実に器用に並べ直している。ずっと立ちっ放しやし、お歳を考えると結構しんどい仕事やろうにね。疲れたとかぼやいていられん。自転車整理員さんの立ち働く姿を見ては気合を入れ直すのです。
 それもまた、ルーティンになりつつある。細かなルーティンを積み重ねて平常心で仕事に臨んでいるのですよ。ただ、先々週からいささか心乱れており、今日はコンビニで同中や職場で飲む緑茶のペットボトルを1本よけいに買うてしまい、店を出てから「なんか今日は重いな」と見なおして「あららら、買い過ぎたわい」と気付いた次第。まあ、よぶんな1本は職員室の冷蔵庫に入れておいたので、明朝は買わんといたらええだけのことなんですけどね。心の乱れ、そんなところで明らかになってしまうのですねえ。

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文化の日文政の日 [日常生活]

 またやってしまいました。
 昨日の日記で紹介したブラッドベリの本のタイトルは正しくは「ハロウィーンがやってきた」でした。また、晶文社は自前の文庫を出してませんので、文庫化そのものもされていません。昨日の書き方では晶文社で文庫化されていると誤解を招いてしまいますので、ここに訂正いたします。ご指摘くださった高井信さん、ありがとうございます。
 ちなみに、高井さんから「恐怖のハロウィーン」以外にもハロウィーン・アンソロジーを教えていただいたので、紹介いたします。徳間文庫からはもう一冊「戦慄のハロウィーン」が、文春文庫からはハロウィーンのアンソロジーではなく「13の恐怖とエロスの物語」というアンソロジーのシリーズで「筋肉男のハロウィーン」というタイトルのものが出ています。「筋肉男のハロウィーン」って、どんなんやろう。ちょっとそそられるタイトルですね。

 今日は文化の日。あまり文化的なことはしてません。ちょっと本を読んだくらい。今、吉村昭をまとめて何冊か読んでおりまして、「大黒屋光大夫(上・下)」「冬の鷹」と読み終わり、今度は「間宮林蔵」と進んでおります。ちょうど授業で寛政から幕末にいたるところをやっているので、そこらあたりの時代に興味がいっているのです。
 で、文化の日。一部では「明治の日」にすべしという動きもあると朝日新聞の一面に書いてあったけれど、別に「文化の日」でええやないですか。文化を大切にしようという主旨の祝日があるというのは、よその国に誇れることやないかと思うのですけれどねえ。
 もっとも、「明治の日」的にいうと、「文化の日」は江戸時代、十一代将軍徳川家斉のもと爛熟した庶民文化が花開いた「文化文政時代」にあてはまらんこともない。つまり、「文化の日」には写楽や歌麿や広重や北斎をしのび、膝栗毛や八犬伝を読み直すとよいのです。
 なんだか書いているうちにむちゃくちゃになってきた。とにかく、「明治の日」を作るなら「大正の日」も「慶応の日」も「安政の日」も「天保の日」も「寛政の日」も「享保の日」も「元禄の日」も「慶長の日」もあってもええやないかという声があがったりしたらややこしいことになるので、「文化の日」でけっこうやないですかと、言いたいのはそれだけなんですけれどね。

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ハロウィーンがやって来た [SF]

 昨日の日記で「地獄のハロウィーン」という書名を書いたところ、高井信さんから誤りをご指摘いただきました。正しくは「恐怖のハロウィーン」でした。若い読者の皆様を混乱させてしまうことになり、申し訳ありません。ここに訂正いたします。高井さん、ありがとうございました。こういうことはうろ覚えでなくちゃんと確認して書かねばなりません。今後はよく注意いたします。
 ハロウィーンを舞台にした小説というと、ブラッドベリに「ハロウィーンがやって来た」というのもあったなあ。これはちゃんとタイトルを確認したので間違いない。晶文社の「文学のおくりもの」のシリーズに入っていて、翻訳権独占のため、他社で文庫化されてへん。そのためにブラッドベリの作品としては知名度が低いけれど、ハロウィーンとはそもそも何ぞやということは、この本で知ったのでありました。同じ「文学のおくりもの」のブラッドベリ作品には「たんぽぽのお酒」という傑作がありまして、こちらも版権の関係からやろう他社での文庫にはなってへん。
 どちらもブラッドベリの他の作品と並ぶ逸品なので、間違い訂正ついでに推薦する次第。
 ハロウィーンって、ほんまはものすごく怖いんやぞう。仮装パーティーの日かなんかと思いこんでる人に言いたい。これは間違いなくほんまです。

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ハロウィーン雑感 [季節ネタ]

 ハロウィーンなんてもののことを知ったのはいつやったかなあ。
 子どもの頃に「ミスタードーナツ」のテレビCMで「おばーけーはおーまけ」とかいうコマソンとともに、ドーナツのおまけにけったいな顔を彫ったかぼちゃのマスコットがついてくるのを見て、なんじゃいなと思うた記憶がある。それでもハロウィーンなる行事については関心がなかった。ホラーSFのアンソロジー「地獄のハロウィーン」(徳間文庫)を読んだりして、少しずつ知っていったのかな。映画「ET」で、ハロウィーンの仮装にまぎれてETを外に連れ出すシーンがあったと思うたが、記憶違いやったらごめん。
 アメリカではハロウィーンのいたずらを仕掛けた日本人留学生が撃ち殺されたりする事件があったりして、なんやら物騒な行事であるわいなあと思うた事もあったなあ。だいたい、仮装して人のうちに押しかけ、「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」と脅すような野蛮な行事が、宗教的にも関係のない日本で定着するもんかと思うていたけれど、なにしろコマーシャリズムで動くこの国のことやからね、そこに稼ぎ時とイベントを仕掛ける連中がいたら、あっという間に広がる。海苔巻きのまるかぶりがコンビニの商業ベースに乗って全国に定着したのは記憶に新しいところ。
 で、ニュースを見ていたら渋谷で仮装した若者たちが集まって大騒ぎし、一日あけたらゴミだらけ、なんやそうです。
 私もクリスマスにケーキを食べたりするんで、大きいことは言えんけれど、せめてあと始末くらいはちゃんとしようや。コスプレ文化がオタクだけのものやなくなったということなんですかね、これ。ようわからんが、せめてハロウィーンという行事の意味くらいは知ってから騒いではどうか。けっこう恐ろしい意味があるんですぜ。スマホで検索したらすぐにわかると思うんやけれど、そういうことにスマホは使わんのですねえ。

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