タックスヘイブン

　世界一貧しい前大統領が来日したかと思うと、パナマ文書の流出で税金逃れをしていた首相が辞任したりして、さまざまでありますねえ。
　とはいえ、タックスヘイブンについては高校の政治経済の教科書にもちゃんと記述はあるし、私も昨年度、現代社会の授業で簡単ではあるけれど説明しました。つまり、ちゃんと学校で勉強していたら、税金のかからない国があってそこでマネーロンダリングをしたりしているということが報道されたら、「ああ、学校で先生が言うてたな」と思い当たれるはずなのです。
　さて、問題は現代社会という科目がなくなって「公共」なる科目に変わった時、こういう政治家や大企業に都合の悪い項目の扱いがどうなるか、やねえ。教科書検定が「検閲」の域に近づきつつあるような感じなんで、私が一番危惧するのはそういうところなのでありますよ。

外出しただけまし

　今日は月例の医者行き。出かける前に１本でも多く録画した深夜アニメを見る。行きの快速特急の中でうたた寝。帰路は特急は座れそうになかったので準急に乗りまた寝る。降車駅についた時にはっと目を覚まし、毎日乗り降りしている駅で見覚えのある風景やったんで、確認する前にとりあえず降車。判断は正しく、乗り過ごすことなく帰られた。
　帰宅してからはデーゲーム中継を追っかけ再生で見る。ものすごくテンポよく試合が進み、この調子やったら試合終了後午睡できるかと思うたら、同点に追いつかれて延長戦に。
　試合終了後、ＨＤＤレコーダの残量が切迫しているため、眠気をこらえながらアニメをひたすら見る。妻が夕食の支度を始めたのをきっかけについにダウン。食前に少し寝る。
　夕食後も悪魔の機械にあやつられるかのように録画したアニメを見る。医者にかかっていた間以外は寝るかテレビかという一日でありました。
　もつとも、医者に行ってなんだら寝るかテレビかということになっていたはずなんで、外出しただけでもまだましやったかも。うーむ。

重い責任

　今日は入学式と始業式。朝から腰が張り苦しかったけれど、休むわけにはいかん日。私一人担当のお仕事があるので、これは他の人に頼むことがでけんのですね。責任重い仕事を引き受けてしもうたと今さらながらに痛感。というわけで、一日忙しく仕事をし、よたよたと帰宅。それでも野球中継は見るのです。結果はタイガースのサヨナラ勝利。でも、今日はカンテレの放送で、試合途中で切れてしまい、ラジオに切り替え。仕方ないのでＮＨＫのニュースでサヨナラのシーンだけを見るけれど、物足りないなあ。まあ、贅沢は言うてはおれん。どうしても見たければ有料でネットの「虎テレ」を見ればええのです。まあ、明日の深夜のＡＢＣ「虎バン」ではしっかりと見せてくれるやろうから、それまでちょっと辛抱するか。
　で、パソコンを立ち上げてニュースサイトの巡回を始めたけれど、ここで力尽き、うたた寝。明日は所用で出かけなならんけれど、朝寝はしっかりとするとしよう。
　うーむ、ぼっち教諭は気楽ではあるけれど、仕事を分担する相方は要るなあ。

春の嵐

　朝から雨。日中は風も強く、仕事部屋の窓ガラスを雨粒が叩く音に驚かされることも。「春の嵐」とはこれか。
　授業準備、会議、そして明日の始業式と入学式の会場設営など、一日バタバタしていた。気圧は低い、湿度は高い、気温は下がると体調を乱す要素ばかり。なんとか乗り切って帰宅する頃にはなんとか雨も上がった。明日の入学式はまずまずの天気となるやろう。今日みたいな天気やなくてよかった。
　昨日の深夜アニメは「ジョーカー・ゲーム」の第一話。元の話が面白いということもあるんやろうけれど、作画も演出も力が入っていて、これは毎週楽しみですなあ。でも、出勤前に見るもんやないかね。起き抜けのぼーっとした頭で見るのはもったいないか。
　夜はプロ野球。ジャイアンツは投手がいてへんのか。高卒３年目の平良投手をいきなり一軍初登板で先発にもってきた。打順が一回りしたらもうタイガース打線の餌食に。いやー、好調好調。タイガース打線も「春の嵐」という感じやったなあ。これで昨日の完封負けのショックを完全に払拭できたと思うぞ。東京ドームで勝ち越しというのは気持ちいいな。ジャイアンツは得意のドームランも打てず、完敗。まだシーズン序盤とはいえ、先発投手の頭数ではタイガースがセ・リーグでは頭一つ抜けている。シーズンは長いからずっとこの調子でいくわけにはいかんやろうけれど、大きな連敗はなさそうなので、シーズンの最後まで楽しめそうですねえ。

禁句とは知らず

　いやね、昨日タイガースの高山のヒーローインタビューを聞いて、なんか嫌な予感がしたんだ。
「明日も必ず勝ちます！」
　ああそれ禁句やねん、と腹の底で思うたのです。ただ、口には出さなんだ。言霊が宿り、いやな予感が本物になるのが怖かったから。
　なんで禁句かというと、新庄以来、こう言うた翌日はたいてい負けてるイメージが強かったのです。
　かつて新庄は敬遠球を打ってサヨナラ勝ちした時のインタビューで、甲子園の観客に対して拳を突き上げ「明日も勝つ！」と宣言した。で、翌日はボロ負け。新庄はもう一度「明日も勝ちます」と言うたけれど、その時も負け。今成も「明日も勝ちます！」とやって翌日負け。
　そして高山くんの昨日の宣言……。
　ジンクスは生きていた。タイガースは完封負け。高山くんは新人やし関東の子やし、これが禁句とは知らなんだんやろうなあ。

一人部屋での仕事

　今日は暖かい一日。私はこの春から一人部屋でお仕事。やらねばならないことはスケジュールがきちっと決まっているので、いわば締め切りに合わせて自分でプランを立てて誰からも仕事中に話しかけられたりすることなく自分のペースで仕事をすることができる。３月までは職員室の入り口のまん前の席でひたすらパソコンとにらめっこをし、やっと集中して仕事に入りこめたかと思うと、ほかの緊急の仕事にかりだされたり、別件で話しかけられたりとなかなかペースをつかめなんだ。
　同僚からは「こもってんと、職員室にちょくちょく降りといで」なんて言うてくれたりするんやけれど、前任者もそうちょくちょく職員室に顔を見せに来ていたわけやないし、特に用事がないと（印刷をする、コピーを取るなど）職員室に行くこともない。
　ただ、情報過疎地になってしまうので、そうならんようにだけ気をつけねばならん。
　一人部屋ゆえしんと静かなのはちょっと寂しいので、小音量でＣＤなど鳴らしたりしている。ＢＧＭくらいは許してもらえるでしょう。
　帰宅して、タイガースの試合を見る。東京ドームで今季最初のジャイアンツ戦。思い切った走塁で相手をかきまわす。博打みたいな走塁もあるけれど、勝敗に金を賭ける博打なんかよりよっぽど見てて気持ちよいのであります。野球賭博選手を３人も出した相手チームは、博打は懲りたのか無為無策。タイガースの選手がかき回してくるのに戸惑い、ミスを連発。ああ、気持ちよかった。

移動時間の割合

　愛すれどTigers「藤川、復帰初勝利」を更新しました。

　今日は朝からしっかりした雨。満開の桜は大丈夫かいなと思いながら出勤。でも、帰宅途上、自宅近くの桜並木は雨にも負けず風にも負けず咲き誇っていたのでありました。これなら入学式の日にもまだ間に合うているかな。桜の早い年では、入学式の日にはもう葉桜なんて時もあったしなあ。
　今年度はあびこにある教育センターに行かねばならん用が一気に増えることになる予定なんやけれど、新年度開始２日目にして早くも今日はあびこ行き。大阪府北部の勤務校から大阪市南端に近いあびこまで１時間半はかかる。午後からの説明会や研修では昼食は行く途中のどこかで取らんならんこともある。今日はあびこについてからファーストフードですます。乗り継ぎがあまりよくなかったんで、とにかく腹に何か詰めこまんならんという感じやったのです。
　ただ、あびこから自宅までの電車の乗り継ぎは普段の通勤よりも便利なんで、あびこ行きの日はいつもよりも早くなる。勤務校からセンターに行く方がしんどいくらいです。今日も普段より３０分は早く帰宅できた。
　それにしても仕事に行っている時間のうち、通勤も含めて移動時間の割合が非常に高いというのはなんとかならんものかね。電車内でつい寝て寝過ごしてしまうなんてことがないように気をつけてはいるんですけどね。

ＤＶＤが先かテレビが先か

　今日は日曜日。朝の「戦隊」「ライダー」「プリキュア」のセットに加え、「機動戦士ガンダムＵＣ」まで始まった。もっともこれ、ずいぶん以前にＤＶＤで出たものを分割再編集して放送するもので、そのＤＶＤは前に深夜枠でテレビ放送されているのですね。で、それは録画していて、まとまった時間を作ってから見ようと温存してあったのです。毎週３０分ずつ見るか、この際やから以前録画したのを見て、テレビ放送版は見ないでおくか。
　悩むことはない。まとまった時間をとってなんてことをしていたら、いつまでたっても見ないで置いておく公算が大。現時点でまだ見てへんのやからね。それやったら、毎週放送されるものをちょびちょび見る方が確実ですわ。というわけで、昨晩深夜録画した「ジョジョ」の新シリーズも含めて、日曜の朝は延々アニメ特撮タイム。
　しかもＫＢＳ京都では「総天然色版ウルトラＱ」も放送開始。こちらはＤＶＤボックスは高いので手を出してなんだので、テレビ放送は大歓迎。色のついた「ウルトラＱ」は特撮の手作り感がより鮮明にわかり、最新の「仮面ライダーゴースト」のＣＧ使いまくりの特撮との比較ができて非常に面白い。たとえぎこちなくとも、カット割りや撮影の工夫、そしてていねいに作られたセットなど、「ウルトラＱ」のほうがやっぱり見ごたえがある。第１話の「ゴメスを倒せ」は、ストーリーが単純すぎてアレですが、問題意識の高いエピソードが多々あり、今後が楽しみ。１０数年ぶりに見る「ウルトラＱ」。しかも白黒フィルムから色を起こしてていねいにカラー化するという、手作りの特撮と最新の技術が融合した「総天然色版」。日曜の午前の一番の楽しみになりそう。
　それにしても、ＤＶＤで先に出たものが後でテレビ放送されるという、これはこれで時代を感じさせることでありますね。

「昭和元禄落語心中」の謎

　昨日の深夜録画したアニメ「昭和元禄落語心中」を見る。今週で最終回。人の影の部分を、「落語家」を題材にしていて、その人間描写などは週を追うごとに引きこまれるものがあった。
　ただ、何点か気になるところがあったのも事実。例えば、落語が衰退してしまい「寄席もたった一軒しか残ってない」なんて主人公が言うているけれど、東京の寄席は上野、浅草、新宿と今でも三軒はある。
　落語界の重鎮がよく出てはきたけれど、席亭が出てくる場面はほとんどなかった。東京では確か寄席の席亭が非常に大きな力を持っているはず。
　なんで落語が衰退したかという理由について言及されてへんのも気になる。上方落語が四天王によって再建されている間、東京では文楽、円生、志ん生、小さんら重鎮を中心に寄席はどっしりと残り、志ん朝、談志、柳朝などなど数多くの落語家たちがテレビに出演して顔を売り、大阪のように漫才に押されて落語が添え物みたいになっていたようなことはなかったはず。
　つまり、この「昭和元禄落語心中」という話は、現実の落語界を題材にとってはいるけれど、必ずしも事実に忠実に物語が進んでいるんやないという感じなのですね。
　しかもアニメは物語の途中で終わっている。
　こうなったら原作を全部読みたくなってきたなあ。まだ完結はしてへんみたいやけれど、せめて現在刊行されている分は読み切ってみたいものです。

降雨と地震と運行停止とサヨナラ負け

　一日降ったりやんだり。こういう天気の日が一番きつい。おまけに昼前には地震で揺さぶられる。地震の前に携帯がいきなり鳴りだしびっくりした。緊急メールが来たのでした。幸い揺り戻しもなく通常業務に戻れたけれど。新たな部屋に移り、環境整備などをしつつ急な来客にも対応。やっと１日の仕事が終わり、帰路に着くと、バスの運転手が駅に着く直前に「現在阪急電車は人身事故のため運行を停止しています」としらせる。じたばた焦ってもよくないことを何度かの経験で学んだんで、運行再開まで改札前でひたすら待つ。このあてどなく待つ時間というのは長く感じられるのですね。先が見えんのが辛いのやろうね。
　というわけで、へとへとで帰宅。タイガースは最終回、逆転サヨナラ負けを食らうし、よけいに疲れがもうどどっと。
　パソコンの前で居眠りしてしまい、日記更新もちょっと遅れた。
　いやもう寝ますよ寝ます。明日はゆっくり寝るぞう。