ラジオ体操老人

　今日もまだまだ咳は治まらず。それでも朝早くから家を出るのでありました。
　最寄駅の近くに小さな児童公園がある。毎朝、男性のお年寄りが２人ラジオを鳴らしている。
　ラジオ体操をしに来ているのですね。家では手狭なのかそれとも音がうるさいと家族に言われているのか。
　録音テープやなく、ちゃんとラジオ放送を受信してはります。これが実は私にはありがたかったりする。ラジオ体操の歌が鳴っているくらいに通ると時間的にはちょうどよろしい。コンビニに寄って買物をし、駅の改札を通って目当ての電車に十分間に合う時刻なのです。
　これがもう体操が始まってると急がんならん。「ラジオ体操第一」の前にある首の運動くらいやとまだ少しは余裕はあるけれど、最初の「背伸びの運動」にかかっていたら急がんならん。「手足の運動」になっていると目当ての電車はあきらめて次の電車に乗らんならん。
　今朝は少し早目に出たので、ラジオ体操はまだ始まってなくて天気予報をやっていた。
　私は通り過ぎるだけやからええけれど、公園周辺の民家の方たちはうるさいんやなかろうか。このお年寄りたちが公園でラジオ体操をするようになったのは今年の春からやから、それまで静かな朝を迎えていたのが急に「あーたーらしーいあっさがきたー」という唄声で叩き起こされたりするようになったりしてたら、トラブルのもとになるんやないか。いや、もしかしたら公園の前の長屋に住むお年寄りかもしれん。
　そんな心配はいらんですか。とにかく私は出勤時の時計代わりにさせてもろうているのでありがたいのですけれどね。

祝日はごほうび

　今日は咳止め薬が効いている間は空咳はほとんど出ず。ただし、鼻炎薬はそれほど効いていないんかしらんけれど、痰はそこそこたまりやすい。だましだまし仕事をするという感じか。
　授業のない午後は反動で体を動かすのが億劫なほどだるい。粛々と事務作業に手をつけるも能率悪し。
　６月に一日でも祝日を作ってと前にも書いたと思うけれど、同じことを考える人はいてるもんで、朝日新聞の読者投稿欄では６月に新たに祝日を作るなら「時の記念日」はどうかとか、「増やす必要はない」とかあれこれといろんな世代の人たちが投稿している。
　少なくとも盆休みのへんに「山の日」なんて祝日を作るよりは６月に祝日を作る方が多くの国民に喜ばれると思うね。
　むやみに祝日を増やすの私も反対……やねんけど、今年ほど６月に祝日がないのを恨めしく思うた事はなかったなあ。祝日というのは毎日へろへろになりながら仕事をしている人へのささやかなごほうびみたいな感じがするのです。
　薬のせいかむやみに眠いので、今日はここまでにします。みなさんも夏風邪には気をつけてくださいね。

咳なのに鼻風邪

　朝から咳が止まらない。それでもなんとか出勤の支度をし、電車に乗る。歩いて体が温まったら少しはましになるかと思うたもので。
　あかんかった。電車の中でも息を吸うてはくと必ずのどに引っかかって咳になる。昨日までの咳はのどに引っかかった痰を吐きだすような感じの咳やったけれど、今日のは空咳というのか。
　終着駅に降り立ったら、また咳が立て続けに出る。咳をするたびに体力を消耗するような気がする。もしこのまま教壇に立ったとしても、しゃべろうとするだけで咳になるやろう。これはあかん。
　結局一度は改札を出たものの折り返して帰宅。欠勤の連絡をして、近所のかかりつけの内科に行く。
　診断は鼻風邪。
　確かに今朝は鼻の調子も悪いけれど、先週からずっとのどの痛みと咳に悩まされていて、鼻水やくしゃみの類はなかった。お医者の先生の説明によると、鼻汁がのどにまわって炎症を起こし、それが咳を引き起こしているとのこと。実は一番きつかったのは先週ののどがいたんでいた時期で、空咳になったらもう治りかけ始めたということなんやそうです。でも、この空咳、ほっといたら１０日ほど残るとか。
　鼻炎薬、咳止め、炎症止め、トローチなどを処方してもらい、帰宅。そこからはひたすら寝る。テレビを友としなかったので、土日よりも寝たんやないかなあ。
　薬が効いたかひたすら寝たのがよかったのか、夜になると少しは元気が出てきた。明日はなんとか仕事に復帰できそう。肺炎やとかそういう難儀な病気やないみたいなんでまずは一安心。
　それにしても咳の原因が鼻風邪とはなあ。どうりでのどに効く売薬を呑んでも痛みがひかなんだわけですわ。そやけど鼻もつまってへんのに常備している鼻炎薬を呑んだりはせんからねえ。

国民投票の怖さ

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　今日も変わらずのどは痛い咳は出る。まあ１日２日休んだくらいで回復するとは思うてなんだけれど。夜は一瞬くらっとめまい。危ないなあ。明朝は様子を見てまたくらっとくるようなら大事を取るのも必要かな。
　というわけで、無理をせず粛々と仕事をこなす。
　やっとこさ英国の国民投票について新聞の解説を読んだりする。
　住民投票の怖さは、大阪市民である私は昨年つくづく思い知らされている。一度ぶっ壊したら元には戻らんということに無自覚な人々がムードに流されて投票するという怖さ。幸い大阪の場合はなんとか破壊を免れた。結果が出てから冷静になったか、市民から再度住民投票を求める声は上がらなんだ。
　英国はどうも違うらしい。ＥＵ離脱に一票を投じた人までが「まさか離脱派が勝つとは思わなんだ」と再投票を求めたりしているらしい。
　結果が出てから自分たちがしでかしたことの大きさに気づいたということか。よもや自分の一票によって世界の株価まで大きく変動するなんて思うてなんだのやろうね。当事者というのはそういうものです。
　今でも維新さんは「大阪都構想」を党是に掲げているけれど、果たしてあの時のようにムードに流されて大阪市解体への賛成票を投じる人がどれだけいてるのか。これはもう一度やってみんとわからんけれど、私は正直もう一度あんな住民投票はしてほしくないというのが本音。議論を十分に尽くさんといきなり白黒つけるなんて、ほんまに怖いことやと思うたからね。
　しんぞう総理は憲法の改悪をもくろんでいるみたいやけれど、もしもくろみ通り国民投票になったとしても、祭りのような盛り上げ方だけはしてほしくないなあ。

カープの勢い

　今日も一日養生。朝からテレビも見たし、昼からは野球中継をテレビ観戦もした。テレビを見ている以外は布団にもぐりこんでただひたすら寝る。それでも嫌な感じの咳とのどの痛みはひかず。先週、一番苦しかった時よりはましになったか。
　それにしてもカープは強い。交流戦で当たったホークスやマリーンズより強い。勢いがある。負けていても、おそらく選手はいつでもひっくりかえせるという自信があるんやないか。
　現時点ではカープの優勝の可能性はかなり高い。私も長いことプロ野球を観戦してきたけれど、優勝するチームがもつ独特のムードがある。ただ、優勝するためには２位以下と１０ゲームくらい離れるくらいの独走やないとあかんと思う。
　このチームは守りに入るともろい。一昨年はあとひとつ勝てば２位というところで負けて３位に。クライマックスシリーズではタイガースに守り負けした。昨年もあとひとつ勝てば３位に入れるところを逃して４位。接戦になって守り合いになった時、今の強さが出せるかどうか。
　今年はカープにとって大きなチャンスやと思う。黒田、新井の両ベテランが健在なうちに一度優勝しておかんとあかんのやないか。２００８年、独走しながらジャイアンツに逆転優勝を許したタイガースが、それ以降いいところまで行っても優勝でけんようになった。あの年すんなり優勝していれば、以降のタイガースは今とは違うチームになっていたと思う。今年のカープはそういう年に当たっているように思うのですね。

発熱なし

　夏風邪でのどが痛い。昨日よりも声はガラガラ。咳も嫌な感じ。ただ、発熱はなし。とにかく寝て過ごす。もっとも朝は少しばかりテレビを友とする。
　少し寝て昼食を取って少し寝て野球を見てラジオに切り替えて試合終了まで聞いてまた寝る。夕食後は少しテレビを友とし、パソコンに向かう。
　そんな一日でした。
　世間はイギリスのＥＵ離脱で騒がしい。社会科の教員としてはテレビの特集や新聞の解説などでいろいろと知識を仕入れ情報を仕込み、授業に生かせるようにしたいところやねんけれど、そこまでの気力はなし。先週はほんまに気力で乗り切ってその気力を使い果たしたという感じやからなあ。
　明日もこんな感じになるのかな。
　せっかく来ていただいたのにこんなんですみません。茶の一杯でも自分で飲んどいてください。

笑福亭鶴笑講演会

　先週の「たちよみの会」例会で喫茶店の冷房がきつすぎたか、毎日乗ってる通勤電車の冷房がきつすぎたか、もともと体力が弱っていたせいか、今週は月曜日から喉が痛く、風邪薬でずっと抑えてきた。
　ぼっち教諭のお仕事は、他に振る人がいてへんので、休みにくいんやけれど、特に今週は奨学金関係のお仕事と、今日開催した「人権講演会」の準備で一日たりとも休めん状況やったのですね。
　で、本日、笑福亭鶴笑師匠を講師に迎えて「国境なき芸能団」の紛争地での活動やら紛争地での子どもたちの様子、そして「笑い」で世界平和に貢献しようということなどを、本芸のパペット落語とともにお話してもろうた。
　生徒たちの反応は上々で、鶴笑師匠も「みんな熱心に聞いてくれてよかった」と笑顔で帰ってくれはった。
　大仕事が終わり、肩の荷が下りたといいたいところやけれど、奨学金関係の仕事がまだまだ残っているので、ホールから勤務校へ戻る。ところが、ちょうどその時間帯だけ大雨。傘をさしても服がびしょびしょ。
　仕事部屋でローペースでお仕事をし、ようやっと帰宅したらもうあかん。ああしんどい。
　土日は養生して風邪だけでもなんとかなおしたいものです。きつかったあ。

支持政党なし

　今回の参議院選挙の大阪府選挙区の候補者の顔触れを見て、「泡沫さんはいてへんかな」と探していたら、けったいな党名の候補がいてることに気がついた。その党の名は「支持政党なし」。
　うーむ、こらいったいなんじゃいな。
　で、ネット検索して調べてみた（この党を応援するつもりではないのでリンクははりません）。なんと「政策一切なし」を売り物にしている。この党のサイトにアクセスし、法案についてひとつずつ賛成か反対かを「投票」すると、その結果をもとに本会議でこの党の議員が賛成票か反対票を投じる、ということらしい。この党の議員はサイトにアクセスした人の代理人でしかない、ということなんやそうです。
　議員というのは有権者の代表やという建前からいえば、こういう形もありかなあとは思うけれど、特定の人たちばかりがサイトにアクセスする可能性は考えてへんみたいやなあ。例えば極左団体もしくは極右団体の人たちばかりがこの党のサイトにアクセスして偏向した「投票」ばかり行ったら、「支持政党なし」の議員はその団体に乗っ取られたような形になってしまうんやないか。
　それにしてもおもろいことを考える人もいてるもんやなあ。なんでも「支持政党なし」という党名は、既存の政党に対する批判票として比例区の投票用紙にそう書く人がけっこう多くて、当然それは無効票となるわけやけれど、最下位当選者の得票数を上回る場合もあるらしい。その無効票をすくいとろうということなんやて。
　私の基準ではこれは泡沫さんやないですね。私の好きな泡沫さんは、自分の信念を（たとえそれが傍から見たらけったいなもんやったとしても）表に出し、落選しようがしまいが関係なく独自の選挙戦をする人たちですからね。
　宇宙の侵略者から地球を守ることを公約する人の方が、サイトにアクセスした人のロボットになる人よりもずっとよろしい。
　そういう泡沫さんは、今回大阪府の選挙区にはいてへんみたい。全くもって残念なことです。

１８歳選挙

　まあねえ、１８歳から選挙権が行使できるようになって最初の国政選挙やから、テレビのニュースで１８歳の人たちにインタビューするのは当然といえば当然やろうとは思うけれど、２０歳から選挙権を行使することができていたこれまでかて、成人して初めての選挙というような人はようけいてはったと思うのやね。で、これまでのニュース番組で、そういうような人たちにわざわざインタビューしてたかというと、必ずしもそうやなかった。
　１８歳が２０歳でも初めて選挙に行くという時の気持ちは変わらんと思うのですよ。ましてや今回の場合、１８歳になる人たちに向けて高校でわざわざ時間を割いて総務省と文科省の発行した冊子を配布して「主権者教育」なるものまでしてる。これまで２０歳になる時にそんなことはわざわざしてなんだ。それは「現代社会」という科目で政治や経済の基本をちゃんと学んでいるからね。わざわざ「主権者教育」なんてする必要はなかったわけです。
　確かに選挙年齢の引き下げは大きな変革ではあるけれど、私から見たら騒ぎ過ぎのように思うなあ。政治に対する関心の強い者はこれまででも１８歳くらいにはもう自分が投票するならだれとか考えていたやろうし、そうでないものは３０歳を過ぎても４０歳になっても投票にはいかなんだと思うわけですね。
　というわけで、参議院選挙が公示された。「××選挙」と命名するのがマスメディアはお好きやけれど、今回は「１８歳選挙」というたらええんと違うかと、「主権者教育」のためにあれこれ知恵を出して授業をしたものとしてはそう思うのでありますが、如何。

革命政党

　愛すれどTigers「福留サヨナラ打でホークスに一矢」を更新しました。

　日本共産党は革命政党なんやそうです。少なくともしんぞう総理はそう言う。でも、私から見たらがちがちの保守政党ですがな。憲法には一切手をつけんと、現状を変えないよう主張している、それのどこが革命政党なのか。
　逆に憲法を変えて基本的人権よりも国家を優先するというものに変えてしまおうとしているしんぞう総理と仲間たちの方がよほど革命的やないですかねえ。いや、革命やないな。どうも明治憲法の時代に戻したくてうずうずしているらしいから、復古政党、なのかな。
　七十代以上の人たちはともかく、現役世代の人の中で、共産党が暴力革命で国家を転覆させようとしているなんて信じてる人はどれくらいいるのかしらん。
　私は共産党の支持者やないです。これだけははっきりしておく。私は泡沫さんたちの支持者です。勝ち目のない選挙に出馬し、供託金を没収されながらも健気に立候補する彼らの姿にこそ、民主主義というものの理念を感じるのですよ。
　そやからというて、今さら共産党をテロ組織のようにレッテルを張ろうとするのには反対したい。しんぞう総理はきっと今の共産党の勢いが恐ろしいんやないやろうか。そんな気がするのですね。