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オペラ座の怪人 [読書全般]

 往路の車中でガストン・ルルー「オペラ座の怪人」(角川文庫)を読了。実は映画も舞台も見たことがないのでどんな話か知らずに読んだのでした。いささかアンフェアではあるもののちゃんとしたミステリやったんですね。
 読了後、「鬼平犯科帳」に着手。こちらは第23巻。全巻読了まであと2冊。続けて読まずにちょびちょびと読んでいるんやけれど、それでもここまで来たか。これがまた読みやすいので、帰路の車中で残り3分の2くらいまで読み進めてしまう。
 仕事は、明日が全校集会という名の終業式。私の持ち授業は、冬休み前の分は本日で終了。午後は会議で、それが終わると気がゆるんだかむやみに眠い。なんとかもちこたえたけれど、帰宅したらぐったり。心身ともに不調なんで、授業ひとつとってもかなり無理をしてテンションをあげているから、終わったあとのリバウンドがきつかったりするのです。
 とにかく明日一日もうひと踏ん張りですね。
 というわけで、こんな散漫な日記になってしまいました。勘忍して下さいね。

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キタサン [新聞]

 今週のスポーツ紙の一面はたいてい競馬。有馬記念直前やから、これはまあ仕方ない。私は競馬はやらんので(ギャンブルそのものに近寄らんようにしているのですが)、読まずにすっとばしてますが。
 でも、嫌でも大見出しは目に入る。
 本命はキタサンブラックという馬。これまで数多くの重賞レースを勝ってきた名馬です。当然、一面で一番大きくとりあげられる。
 これがなんとなく嫌なんですよね。見出しには名前を略して「キタサン」と書いてある。毎日のように「キタサン」の四文字が目に入る。気安く人の名を呼ぶなよ、てな感じです。
 いや、キタサンブラックの名の由来くらいわかってますって。馬主が歌手の北島三郎さんで、そこから「北」と「三」をとって「キタサン」とつけているから、「喜多さん」ではないくらいはね。
 ただ、カタカナなんでドキッとはしませんね。なんとなく目障りなというだけで。前にもこの日記で書いた「米朝首脳会談」なんて見出しにはまだまだドッキリするけれど。米朝師の首と脳が保管されていて、アンドロイド米朝に移植されて会談しているさまが目に浮かびませんか。そんなん私だけか。
 とにかく早いとこ有馬記念が終わってほしいと思うだけです。あと数日の我慢やっ!

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週刊猫日 [読書全般]

 今週の「週刊朝日」の表紙は岩合光昭さん撮るところの猫の写真。先週号はマーク・ハミルとR2-D2にC3-POとスターウォーズで攻めていた。たいていは女優、俳優のポートレイトやねんけれど、時々企画もので話題のアニメが表紙になったりすることがあるけれど、2週続けては珍しい。
 しかも、誌面も猫づくし。連載エッセイのメンバーは一部をのぞいて猫ネタ。猫ネタになっているページにはうっすらと猫の足跡があしらわれている。むろん毎号連載している岩合さんの猫写真もちゃんと掲載されている。
 これだけやない。中とじ付録で岩合さんの撮影した猫カレンダーまでついている。
 どないしたんや「週刊朝日」。まあ、遊び心があるのは悪いことやないけどね。それにしてもこれでは犬派の人の立つ瀬がないやないか。もしかしたら、これは伏線で、新年第一号では戌年にちなんで大々的に犬特集をやるのかも。
 記事の内容はもうひとつインパクトがないのを自覚して、企画で読者を増やそうという魂胆か、それとも編集長が大の猫好きで一度やってみたかったのか。「週刊朝日」らしい遊びといえるかもしれんね。
 たぶん「週刊現代」「週刊ポスト」「週刊新潮」「週刊文春」あたりではちょっとやりそうにない企画ではあるなあ。もし「アサヒ芸能」「週刊実話」「週刊大衆」なんてところがこんな企画をしたりしたら、それはそれですごいことです。
 どうせなら「週刊朝日」の見出しの「朝」の部分に張り紙みたいに「猫」とかぶせるくらいしてもよかったんやないかなあ。そこまでやらんところが「週刊朝日」らしいところであるけれどね。

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セルアニメのメリハリ [テレビアニメ]

 愛すれどTigers「2017年を振り返って」を更新しました。

 土日と続けて外出したせいか、疲れが残っている感じで1日を過ごす。行きの電車も帰りの電車も眠気で読書が進まず。月曜日では珍しいことやね。ガストン・ルルー「オペラ座の怪人」(角川文庫)は眠気をもよおすような退屈な小説やないから、疲れが取れてへんのやろう。まあ、昨日は「たちよみの会」のあと、漬物を買いにいったりとけっこう歩いたからなあ。
 こういう日に限って授業はなし。奨学金関係の書類配布のため、封筒に渡す生徒の名前を書いて書類を入れたり、生徒の持ってきた証明書類を郵送したりと、事務作業が中心。まあ、手を動かしていると眠気もどこかに行ってしまうしね。
 帰宅して、BS11でアニメ「名探偵ホームズ」の再放送を見る。今週から宮崎駿の手を離れた回になる。リアルタイムで見た時には一気に絵や動きが下手くそになったという記憶があるんやけれど、今日見たら、一定のレベルを保持している。ちゃんと動いているし、コミカルなシーンも宮崎演出をよく受け継いでいるやないですか。本放送の時はこの回限りで見るのをやめたんやけれど、いやいやあなどれん。セルの時代のアニメの方が、動きにメリハリがあったのと、制作本数が今よりもうんと少なかったんでアニメーターもちゃんと書ける人たちが多かったんやないか、と妻と話す。というか、宮崎演出の回が突出してやり過ぎなくらい動かしていたということですね。これはまあ「ルパン三世」の時もそうやったわけやけれど。ちゃんと見直してみるもんですなあ。

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「おんな城主 直虎」終了 [テレビ全般]

 今日は「たちよみの会」例会。午前中はひたすらテレビを友とし、眠たいところをこらえて出かける。幸い河原町行きの特急には途中から座れたのでうたた寝して少し楽になった。
 とはいえ、本日の参加者は私一人。しかもレジの向かい側の座席しかあいてなくて、長っ尻をしていると、席が空くのを待ってレジの前で並んでいる人と目が合い居心地が悪く、ひたすら読書。田中啓文「俳諧でぼろ儲け」(集英社文庫)を読了。「浮世奉行」シリーズ第2巻。主人公の雀丸のキャラクターが今一つかたまってへんので、「鍋奉行」シリーズほどに遊べてへん。いつもよう調べて書いてはるので感心しているんやけれど、今回は江戸時代には使われてなんだやろう「おとん、おかん」や、「ゴキブリ」などの言葉が出てきたりしてちょっと引っかかった。「お父ちゃん、お母ちゃん」「油虫」でええと思うんやけれど。現代の読者になじみのある言葉をあえて使うてはるのかな。まあ、話に影響はないからええんやけれど。
 丸善に寄って文庫や新書の新刊を購入。麩屋町の「大藤」で千枚漬けとすぐきの詰め合わせをお歳暮に送り、夕食を取って帰宅。
 帰宅後、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の最終回を見る。井伊直政が一人前になり、主人公の直虎(おとわ)が井伊谷の井戸の前で一人息を引き取る……のはええけれど、子役に戻って先に亡くなった男たちに「もう行こう」と「あちら」に連れていかれるという演出はこれまでの大河ドラマにないなかなか面白い趣向。
 物語の終盤は主人公は直政に移り、直虎はそのフォロー役に徹するというのも興味深い展開やった。ほとんど事績の知られてへん主人公をどう料理するか見ものやったけれど、主人公をめぐる男性たちも魅力的に描かれ、今川家の描き方もこれまでの類型的なものやなくて1年間面白く見られた。
 あの「真田丸」のあとで、ちょこちょこと「真田丸」を意識したところもあり、そこらあたりも楽しめた。面白い年の次は退屈になることが多い大河ドラマやけれど、今年は2年連続でできがよかった。
 さて、来年は「西郷どん」ですか。幕末は難しいんですよねえ。まあ、主人公が西郷隆盛やから、「花燃ゆ」みたいな中途半端な感じにはならんと思うけれど。

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黄信号 [日常生活]

 今日は月例の京都の医者行き。本来なら来週行くローテーションやねんけれど、来週の土曜は天皇誕生日でお医者さんがお休み。というわけで、1週繰り上げで今日となった次第。問診の結果、少し黄信号のよう。4週後まで様子を見ることになった。自覚症状はあったけれど、ちゃんと専門家に診てもらわんとあかんからね。
 桂駅のブックファーストにより、田中啓文さんと田中芳樹さんの新刊を買う。啓文さんのシリーズは「横町奉行」の第2巻。こちらは帰路、すぐに読み始める。芳樹さんの新刊は「アルスラーン戦記」の最終巻。実は前の15巻は未読。まあ、なんとか予告通り完結したので安心して読めるな。それにしても何年かかっているのやら。
 帰宅してすぐに午睡。昨日までの疲れも含めてかなり疲れがたまっていたので、爆睡。ふと目が覚めたらもう夕刻。
 ニュースで、沖縄の幼稚園に米軍ヘリの部品が落下してきた事件で「自作自演だろう」と非難する電話やメールがきているとか。こういうことでしか鬱憤を晴らされん不幸な人たちやけれど、許したらあかんな。なんか嫌な気分になる。

 明日、12月17日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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たまには肉体労働も [日常生活]

 今朝はお山の学校の周辺には積雪なし。風もそれほど強くなく、比較的過ごしやすい。午前中は成績処理業務や、府教委への報告書類作成などをして過ごす。午後からは社会科準備室のロッカーに入れていた本やDVDなどを仕事部屋へ移動させる。現任校の準備室は職員室から離れていて、単なる物置部屋みたいなものなので、そこに物を置いていてもいざという時にすぐ取り出せんのですね。それと、前任校の持ち授業やった「なにわ芸能研究」や「なにわ学」などの資料が多く、現任校ではほとんど使う場面がなさそうなものばかり。前任校がいかに特殊やったかという証左でもあるわけやけれど。
 とりあえず全部仕事部屋に移しておいて、ちびちびと自宅に持ち帰ることにしている。使わんもんを職場に置いていても意味ないしね。次に転勤する時にはこの前みたいに大量の荷物を運送屋に運んでもらうなんてことがないようにもしたいし。
 準備室は別棟の3階。仕事部屋は2階。資料の本やDVDを抱えて渡り廊下と階段を往復すること数回。けっこう汗をかき、移動が終わって仕事部屋でやれやれと椅子に座った時には体はほかほか。ストーブを切った部屋でもしばらくは寒さは感じませんでした。
 でもね、汗は冷えてくるのね。冷え切る前に退勤時間が来たんで、そのまますっと帰宅。ちょっとばかり体を動かしたので、疲れて眠い。今日の疲れは快眠につながりそう。明日はアラームで叩き起こされることはないので、気持ちよく寝るぞう。

 12月17日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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「死ね」というあいさつ [教育]

 この授業はこの時間が年内最後になります。
 てな言葉を毎日のように繰り返す時期になったのですね。
 お山の学校の周辺は、朝のうち、うっすらと雪化粧。今年の冬は厳冬やそうな。
 体をちぢこめつつ、帰宅。
 夜は先日録画したアニメ「劇場版 ガールズ&パンツァー」を見る。テレビ放送版以上に戦者の戦いに迫力があるうえに、映画好きなら思わずにやりとするであろう場面がちりばめられていて、とても楽しく見られた。CMでは劇場版の新作の公開も紹介されていたので、いずれまたテレビ放送されるのを楽しみに待ちたい。
 日記を書こうとパソコンを立ち上げ、新聞のサイトを巡回。産経新聞のサイトで、「大津中2いじめ自殺事件」の裁判について書かれていたので、読む。人権教育担当という仕事をしているので、こういう記事についてはある程度情報を入れておかねば。
 加害者の生徒の弁論が稚拙。「『死ね』はあいさつ程度の認識」とか、鉢を食べさせようとしていたという行為は「リアクションやエンターテインメントを求めていた」とか。自分がされたらどう思うかという視点が全くないのですね。加害者の認識も「いじめではない」とのこと。
 いじめに関しては法律が改定されて「加害者にいじめの意識がなくても、被害者が苦痛を感じたらそれはいじめである」と定義づけられた。事件の段階ではこういう定義ではなかったので、適用されるかどうかはわからんけれど、「死ね」なんてあいさつは常識的に言うてもあらへんし、蜂を食わせようとしてそのリアクションを楽しむというのも非常識な行為。こんな弁論で「いじめではなかった」と裁判官に認められることはまずなかろうと思う。
 被害者が自殺したのは自分のせいではないと言いたいのやろうけれど、これでは反省の色がないとして罪がさらに重くなるということも考えられる。加害者側の弁護士はどうしてこんな弁論を許しているのかな。
 いじめの指導は難しい。私も前後関係をくわしく知っているわけではないから軽々に物は言われんけれど、この弁論の記事で見る限り、事件後に加害者へのケアはなされなんだんやなかろうか。それは、被害者の遺族だけでなく、加害者にとっても不幸なことと言わなならんなあ。

 12月17日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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ロサンゼルス・エンゼルス [プロ野球]

 私は阪神タイガースのファンでありますが、米国メジャーリーグのことについてはそれほど知識があるわけやない。
 このたびファイターズの二刀流大谷翔平選手の入団が決まったエンゼルスなんですけれど、新聞を読んでいたら「ロサンゼルス・エンゼルス」と書かれていた。私の子どものころは確か「カリフォルニア・エンゼルス」でありました。で、そうすりこまれていたから、ブルーウェーブの長谷川滋利投手が移籍した時に「アナハイム・エンゼルス」になっていて驚いた記憶がある。この時は確かウォルト・ディズニープロダクションズがオーナーで、ディズニー本社がアナハイムにあるのでその都市名を冠したということやった。
 で、今回はロサンゼルスですか。ディズニーが手放したので、本拠地のある都市名を冠したのかな。
 わからん時はとりあえずウィキペディア。ほほう、最初は「ロサンゼルス・エンゼルス」で、ドジャースタジアムに間借りしてたのね。で、本拠地球場ができてアナハイムに移転した時に州名を冠して「カリフォルニア」になり、ディズニーが経営に参画して地域密着型のチームにするため「アナハイム」に。ディズニーのあとのオーナーが広範囲にファンを集めたいと考えて「ロサンゼルス」に戻した、と。ただし、アナハイム市民の抗議もあって、正式名称は「ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム」なんやそうです。ややこしいなあ。
 日本のプロ野球ではオーナー企業が変わると、広告塔という意味もあるためチーム名がその企業のものになる(例・南海ホークス→福岡ダイエーホークス→福岡ソフトバンクホークス)。これに対して企業名を外して本拠地の都市名だけにしたらよいという意見もある。横浜ベイスターズはオーナー企業がマルハからTBSにかわっても都市名を冠していたのでチーム名はそのままやった。米国流で、ファンには好評やったと聞く。ただし、TBSからDeNAにオーナー企業がかわった時に、横浜DeNAベイスターズにかわってしもうたので、純粋に都市名のみを冠したチームはなくなってしもうたわけですね(カープの正式名称は広島東洋カープで、ちゃんと企業名が入っています)。
 でも、米国でもオーナー企業が変わると本拠地を動いてなくてもチーム名は変わるんやねえ。いやあ、大谷君のおかげでひとつ勉強になった。でも、実社会では何の役にも立たん知識ではあるけれどなあ。

 12月17日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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ある実習教員の死 [追悼]

 前任校でお世話になった実習教員さんが亡くなったと管理職から知らされる。享年61。
 この方は長年図書室で実務をしたはった方で、以前は毎年図書委員の生徒を連れて本の仕入れに取り次ぎの大阪屋のセンターまでいっしょに行ったりしていた。私も図書室担当を何年もしていたので、接する機会も多く、ちょっと疲れると図書準備室に行って世間話をしたり、次に入れる本について話をしたり、図書委員の指導について打ち合わせをしたりしたものです。
 私が転勤する直前、入院をしはったりというようなことがあったけれど、転勤後、再任用で学校に残ったということを知り、研修が前任校であった時にあいさつをしに行ったりもした。ただ、今年の夏に前任校に研修に行った時には図書室に姿が見えなんだので、残念に思うていた。その時は「今日は出勤日とは違うんかな」くらいにしか思うてなんだけれど、もしかしたらその時点でもう具合が悪かったのかもしれん。
 芸術鑑賞会の会場を予約する時も、本来私が行くべきところを授業の関係で難しいとなったら、「うちから近いから僕がいきますわ」と快く代理をつとめてくれはった。
 彼と話をしながら、毎年段階的に高校生必読の書籍を購入する計画を立てたりしていたけれど、突然の転勤で頓挫したのが残念で、転勤する直前に購入希望リストを託したら、次に研修で前任校を訪れた時に図書室に見に行ったらちゃんと購入してくれてはったのが嬉しかった。
 お通夜に参列したくはあったけれど、現任校から帰宅して、それから喪服の準備をしたりしていたら間に合わんことがわかったので断念し、昼ごろ電話で弔電を申し込んだ。
 次に前任校に研修に行ったりした時に図書室をのぞいても、そこにはもう私の知らない人しかいてへんということになるんやなあ。そう、前任校での楽しみの一つは図書室にもあったんや。
 謹んで哀悼の意を表します。

 12月17日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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