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続・袂を分かった [新聞]

 朝から昨夜録画した深夜アニメや、朝に放送された「仮面ライダービルド」「宇宙戦隊キュウレンジャー」などを見てから、昼前に外出。今日は「たちよみの会」例会。
 いつも例会前に四条河原町北東角の「ブックファースト」に寄り、「本の雑誌」などを買うてから「フランソア喫茶室」に行くんやけれど、なんと「1月31日をもって閉店します」とのこと。来月からは「本の雑誌」を例会当日に買うことができなくなるのですね。
 私の通勤範囲の書店では「本の雑誌」を置いている書店はないしなあ。Amazonか定期購読か。「本の雑誌」はなるべく本屋で買いたいんやけれど。とにかく困ったことだ。「ブックファースト」のようなチェーンで、京都の中央部にある店でも経営を維持でけんというのは深刻であるなあ。
 例会には古参会員Y氏が久しぶりに顔を出してくれた。
「ブログに書いてた『袂を分かった』は、間違いやないで」
 そ、そうやったのか。それやったらすぐにコメントをつけてよ。
「誰かが指摘すると思うたけど、誰もコメントしないし、喜多くんも指摘されたら恥ずかしいやろうと。そのうち面倒くさくなってね」
 放置されたままの方が恥ずかしいんですけれど。
 というわけで、読売新聞の論説委員の方には失礼をばしました。調べるひと手間を省いたことで、こっちが間違うているのに、一方的に論説委員や校正担当の方がミスしたことにしてしまいました。
 みなさん、しょうもないトピックを立ててすみません。ここに謹んで訂正いたします。
 あの、間違うてたら、それはすんなり受け入れますんで、気がついたらすぐにコメントをいただけるとありがたいのです。
 ああ恥ずかしい。
 今年は新年会はせず、「ぼてぢゅう」でお好み焼きを食べて散会。帰宅して録画した相撲を見る。放送のゲストは劇画家のさいとう・たかをさん。今の相撲取りは太り過ぎやと怒ってはった。怪我が多いのはそのせいや、と。私もそう思う。御嶽海が敗れ、勝ちっ放しは鶴竜だけに。でも、まだまだわからんよ。

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「BEETLESS」と「博多豚骨ラーメンズ」 [テレビアニメ]

 朝からテレビを友とする。金曜深夜と土曜深夜はとにかくアニメの本数が多い。SFありハードアクションありメルヘンタッチありとバラエティに富んでいるので楽しいのは楽しいんやけれど、たて続けに見るとやっぱり疲れるね。「BEETLESS」は長谷敏司さん原作のSF。アンドロイドに人格があるかというテーマを非常にわかりやすく物語に消化している。同じようなテーマでも、SFっぽいけれど詰めの甘いものがままあるけれど、これは違います。SFファンは必見。「博多豚骨ラーメンズ」は木崎ちあきさん原作の、博多に潜む殺し屋、殺し屋の殺し屋、復讐屋などが入り乱れるハードアクション。博多って、人口の3%が殺し屋らしいです。ほんまですか。
 金曜深夜放送分では、特に上記2本がお気に入り。今クールは平日深夜もなかなか見ごたえのあるものが多く、仕事のストレスをいやしてもろうております。
 午後から午睡。夕刻、録画した相撲を見る。鶴竜と御嶽海が6連勝。鶴竜はどこまで突っ走れるか。高安は3連敗で脱落。兄弟子の稀勢の里が休んだ分がんばろうと気負いこんでいるのかな。
 風邪のひき始めか、鼻の奥、のどの奥が痛む。熱はまだ出てへんけれど、口内炎ができたり、腹具合が悪かったり。ストレスや疲れで弱ってるからなあ。インフルエンザやないのが幸いです。

 明日、1月21日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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虚空の旅人 [読書全般]

 来週の木曜から3年生が学年末試験なので、授業はラスト1週間を切った。私の場合、3分の2は3年生の授業なんで、あと数日で一気に1週間の持ちゴマが終わる。昨日と今日で3クラスの総合学習が終了。2年間毎週1度は顔を合わせていた生徒のうち、半数近くと「お別れ」になったわけですね。
 というわけで、明日はお休みということもあって、今日の持ち授業が終わったところでなんだか肩の荷が下りてほっとしてしまい、午後は学年末試験の問題づくりをしてしもうた事もあり、退出時にはもうぐったり。
 それでも帰りの車中で、上橋菜穂子「虚空の旅人」(新潮文庫)を読了。今さらここに私の感想を書くまでもない人気シリーズなんでありますが、著者のあとがきを読むと、本書を書いたことがきっかけで「守り人」は長編大河シリーズになったんやそうです。ちょっと驚いた。ここまでの3巻で、もうすでに大河シリーズになるであろうというような展開の仕方をしていたもので。上橋さんとしては連作シリーズくらいのつもりで書いてはったようですけれど、世界観ががっちりとできあがり、登場人物の造形もしっかりしていたので、単なる連作やなく骨太の長編シリーズになる要素は最初からあったということなんやないか。というよりも、上橋さんの胎内にはもうこの国々や人々の世界が形成され、知らぬ間に動きだしていたということなんやと思う。
 まだまだ先は長い。次巻から本格的に大河長編になっていくので、ドラマのシーンと重ね合わせるようにしながらぼちぼちと読み続けていきます。
 さ、次は池波正太郎です。去年からまだ続いているなあ。こういうのを「マイブーム」というのかしらん。

 1月21日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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土俵外の騒動の余波 [大相撲]

 ひさしぶりに「どすこい日記」といきましょう。
 まず白鵬。今日から休場。両足の指の負傷が原因とのこと。立ち合いの張り手とかちあげを封印し、思うように勝てなくなったので焦って稽古して悪化させたんか、場所前の騒動はさすがの白鵬でも精神的な打撃を与えていたんか。というわけで、初場所の主役と目されていた白鵬の不在で、がぜん優勝争いが面白くなってきた。
 稀勢の里は5日目にして4敗。進退のかかる場所といわれてきただけに、かなり厳しい状態になった。大関時代、なかなか横綱に昇進でけへんのはメンタル面に課題があるといわれてきたけれど、今の稀勢の里はあの頃よりも悪い。あのころはメンタルに課題があっても、肉体的には特に問題はなかった。「心技体」のうち、2つも具合が悪いわけで、中盤戦からの巻き返しがなるかどうか。
 現状、鶴竜が5連勝しているけれど、久々の出場で千秋楽までスタミナがもつかどうか。とりあえず勝ち越しは狙えるところまできた。引退は免れそうな雰囲気やね。
 それにしても、やっぱり場所前の騒動はかなりこたえているなあ。なんか、見ていてもいつもの場所のように純粋に楽しまれへんのです。

 1月21日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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記録は風化しない [1月17日の記憶]

 また今年も阪神淡路大震災の日がめぐってきた。
 今年に入り、慰霊碑に「馬鹿」など書かれた落書きが発見されたという。
 毎年のように書くけれど、記憶というものは年々風化していくものやから、こういう落書きをする輩が現れても何の不思議もない。おそらく震災の記憶どころか、震災そのものを体験してへんもしくは幼すぎて記憶してへんというような者の仕業やろう。そして記憶の伝達に失敗したため、あの日に失われた多くの命や、親しいものを失うた遺族のことなど「他人事」でしかないんやなかろうか。
 各新聞の社説でも、以前とはトーンが変わってきている。
 以前は「この震災の記憶を風化させるな」という主張が多かったんやけれど、東日本大震災以降は「教訓を生かせ」が大勢を占めているように思う。そのかわり、「東日本大震災の記憶を風化させないように」という論調がかつての阪神淡路大震災のポジションに立っているような感じや。
 これもまた当然といえるやろうね。記憶に新しい方が風化の度合いは少ないし、だいたい論説委員なんて東京の人が中心やろうから、阪神淡路大震災なんて正真正銘の「他人事」なんやろうからね。
 ただ、数年前に読んだ、関東大震災の時に書かれた、震災の様子を描いた小説などに触れると、当時の状況が目の前に現れてくる。年老いて「記憶」を「物語」で強化して風化や忘却から防ぐ「語り部」の言葉が若い世代の心に響かなくなったとしても、まだ記憶が生々しいうちに書かれた物語や記事や映像がいずれ心を揺さぶるんやないかと思う。その時に刻まれたきれいごとやない記録は、記憶のように風化したりはしないと思う。
 そんなことを考えながら、23年目の1月17日のまだ夜の明けぬ朝、雨の強く降る中、駅に向かうて歩いていたのでありました。

 1月21日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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袂を分かった [新聞]

 今日の読売新聞の社説「民進・希望会派 分裂前に『先祖返り』するのか」にざっと目を通していたら、途中の文でひっかかった。以下引用。
立民党は、民進党の要請を一蹴した。理念・政策が異なるとして希望の党と袂を分かったばかりであり、当然だろう
 “袂を分かる”というのはどういうことですかいな。と一瞬思い、ああ、“袂を分かつ”の書き間違いかとすぐに気がついた。
 別に上げ足を取りたいわけやないんですけれど、大新聞の論説委員たる方やからこそ“袂を分かたった”とちゃんと書いてほしかったなあ。校正係の方も見逃してしまうてるのか。
 ということは、私の認識違いなのかな。“袂を分かつ”の過去形は“袂を分かった”というのが正しいのかしらん。
 いやいや、“分かった”の現在形は“分かる”ですよね。そやから私の認識は間違うてへんはず。
 私かて打ち間違いや変換ミスを見逃したりすることはちょいちょいあるので、人のことは言われんのですが、全国紙の、しかも社説でこういうミスが見逃されてしまうというのは非常に珍しいことであるなあと思うたまでです。


 1月21日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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ムーミン谷はフィンランド? [教育]

 センター入試「地理B」で、「ニルスのふしぎな旅」、「小さなバイキング ビッケ」、「ムーミン」のそれぞれの舞台は北欧のどこの国かなどという珍問が出て話題になってますねえ。私は社会科とはいえ地理は門外漢なんで、教科書でこれらの作品について言及されているかどうかは知らんのやけれど、いくらなんでも教科書で教えへんもんを出題するかねえ。
 それに、今の高校生が「ムーミン」はともかく「ニルス」や「ビッケ」を見ているかどうか。出題者は私と同年輩と見た。私らの子ども自分に「ムーミン」と「ビッケ」は放送されていて、「ニルス」は高校時代かな。「ムーミン」は「たのしいムーミン一家」のタイトルで原作に近いタッチでリメイクされているけれど、他は再放送がなかったら見てへんやろう。
 まあ「ニルス」ははっきりとスウェーデンの地名が出てくるんで、舞台はスウェーデンでええやろう。「ビッケ」はバイキングでたいてい船に乗ってあっちこっち行ってるから、どこの国が舞台と特定できるかどうか。ましてや「ムーミン」の場合、完全に架空の生き物たちが架空の土地に暮らしているわけやから、作者のヤンソンがフィンランド人というだけで、舞台は明らかにフィンランドやなかろう。モデルになった谷はあるかもしれんけれど。
 地図に載ってへん「ムーミン谷」がどの国にあるかなんて、大学入試の問題としては不適当やと思うけれどね。そのうちに「指輪物語」の「中つ国」がどこにあるかとか、「ガリバー旅行記」の「リリパット」がどこにあるかなんて問題が出るかもしれん。もちろん両方とも作者は英国人やから、舞台は英国というのが正解です。ほんまか。
 この調子でいくと、入試改革とかで導入されるという「思考力を見る問題」というやつは、もっととんでもないものになりそうやなあ。

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小兵の妙技 [大相撲]

 いつもの日曜日と同じく、午前中はテレビを友とし、午睡したあと、大相撲初場所初日の録画で見て、夜は大河ドラマ「西郷どん」を見る。ニュースでは豪雪でセンター試験が延期になったところがあったとか。前にも書いたけれど、センター試験の日程を12月にはでけんのかなあ。毎年同じようなことが繰り返されているのに、何の反省もなく、共通一次時代から30年以上も日程を変えてへんというのは問題があると思うよ。
 過ちてこれを改めざるを過ちという、ですね。
 大相撲の初日、幕下では小さな炎鵬が大きな常幸竜の足を取って背中にまわり、がっちりとつかまえて送り出しで勝つ。そしてやはり小さな照強が巨漢朝弁慶の足首を取ってすくい上げてひっくり返す。決まり手は「小褄取り」。めったに出ない珍手です。これが相撲の醍醐味なんですよねえ。
 こういう相撲は地上波でもリプレイして紹介してほしいなあ。BSで幕下の相撲を見ているファンだけのものにしておくのはもったいない。まあ、民放のワイドショーでは絶対とりあげんネタですけれど。
 稀勢の里が貴景勝と熱戦の末敗れる。明らかに腰高。放送席から残念そうな「ああ」というような声が聞こえてくる。解説の北の富士さんですね、この声。どれだけ北の富士さんが稀勢の里に肩入れしているかようわかります。私は今場所、稀勢の里が活躍したら民放のワイドショーの雑音もかなりトーンが低くなると思うてるんやけれど、もしかしたら北の富士さんも、いや、その他の相撲ファンも同じように考えているんかな。
 明日からは稀勢の里にほんまに踏ん張ってほしいものです。

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雲霧仁左衛門 [読書全般]

 大相撲小言場所「平成三十年初場所展望~土俵外の雑音をかき消す場所に~」 を更新しました。

 今日は月例の京都の医者行き。寒いのに、阪急の快速特急「京とれいん」には海外からの観光客とおぼしき人々が多数乗っておりました。はて、紅葉の季節でもなし花見の季節でもなし。国内の観光客は見ごろを待ってやってくるけれど、海外の人たちには関係ないのかな。休暇のとれる時期が今やということ、なのかも。
 車中で池波正太郎「雲霧仁左衛門」(新潮文庫)を読了。かなり分厚くしかも上下2冊というのに、一気に読んでしもうた。おそらく作者の一番油の乗っている時期に書かれたものやないかと思う。盗賊改メと盗賊一味の息詰まる攻防に加え、他の盗賊一味とのかかわりや、狙われた店の内のもめごとなどを少しだけからませている。ただ、読ませどころはやはり雲霧一味と盗賊改メの戦いやね。派手な捕物ではなく、尻尾をつかまれまいとする雲霧一味と、盗みを防ごうと探索する役人たちの駆け引きが、
「手に汗を握らせる」
 のである。
 鬼平のシリーズとしての面白さとはまた違う、単発ならではの、いわば一発勝負の面白さというものがある。高校時代に仲代達矢と先々代松本幸四郎の主演で映画化されているものを京都一乗寺の「京一会館」で見たことがあるけれど、なんかその時の印象とだいぶ違う。解説では映画版をぼろくそにけなしているけれどね。もういちど映画版を確認したくなった。35年以上前に見たきりなんで、記憶もおぼろげであることやしね。
 中井貴一のドラマ版で見た妻は面白いというていた。そちらも時間があれば見てみたいところではあるけれど。
 帰宅して午睡。寒い日の外出はやっぱり疲れるね。

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カヌー選手の醜態 [時事ネタ]

 カヌーの選手が若手選手のドリンクに禁止薬物を混入させて失格させようとした事件には驚かされた。五輪大会にどうしても出場しなければならん切羽詰まった事情があったんやろうかなあ。
 部外者が高いところから偉そうに断罪するのはたやすいけれど、私はその選手がなんでそこまでして五輪大会に出ようとしたのか、ほんまのところが知りたい。報道によると、その選手は若手選手に対して他にもあれこれと妨害工作をし続けていたらしい。かなりしつこいのですね、それも。
 自分の力では相手には勝たれへんから、だけやない何かがあるような気がしてならんのですよ。ばれたらかなりきつい処分を食らうことはわかり切ってるしね。もしかしたら、彼は単なる実行犯に過ぎず、黒幕がいて指示を出していたのでは……なんていうのは妄想が過ぎますか。
 そやけど、ただ単に五輪大会に出たいという理由だけでは、これらの行為は説明し切れんような気がするのですよ。何が彼をそこまで追い詰めたか。各メディアはそこまで切りこんでほしいなあ。カヌー競技には関心がないし、どういう処分が下されるかとかそういうあたりも私にとっては別段どうでもええことなんやけれど、五輪大会を目指すほどのトップアスリートとはどういう心情でいるものか。そこのところには大いに興味があるのでねえ。

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